あらすじ紹介
蝕の予言を巡り争ったルウィック同盟を説き伏せ、見事に天文学者アマレットの奪還を成し遂げたコルとミューリ。
しかしそれは、デュラン選帝侯の威信をかけた計画が白紙に戻ることを意味していた。苦難の中、アマレットがもたらした一縷の希望――かつて古代帝国軍の北への行軍を阻んだとされる月を狩る熊が月を落とした地の伝承だった。
もし教皇庁まで通ずる新道の開削が為せば、侯の権威と命脈を保ち、教皇庁の喉元に刃を突きつけることとなる。
ゴブレアとバーリンドの選帝侯も加わり、南北に分断する要衝の調査に乗り出したコルとミューリ。だが、二人の前に月を狩る熊の伝承者が立ちふさがる――!
みんなからのレビュー
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よっち
34蝕の予言を巡り争ったルウィック同盟を説き伏せ、見事に天文学者アマレット奪還を成し遂げたコルたち。結果としてデュラン選帝侯の威信をかけた計画と衝突する第11弾。難しい状況に追い込まれる中で見出した、侯の権威と命脈を保ち教皇庁の喉元に刃を突きつける新道の開削という一縷の希望。他の選帝侯も加わって要衝の調査に乗り出したコルたちの前に立ちふさがる月を狩る熊の伝承者という構図でしたけど、ここにきて月を狩る熊の真相が明らかになって驚かされましたけど、人ならざるものの力も借りながら活路を開いてみせた結末が印象的でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
イシカミハサミ
13前回立った計画を実現するために行動していく巻。 ちょっと今回登場したキャラクターは チートが過ぎるというか、 これまでにも精霊が人間と共存しようとする姿は描かれてきていたけれど、 その形ができるならもう窮屈な思いなんてそれほどする必要がないんじゃないか、 と思ってしまう。 もちろん正体を隠して生きる、というその1点で生きづらさはあるのかもしれないけれど。 でもそれって、普通の人間でも社会でやってることだよね。 続きを読む…
ネタバレあり -
椎名
9月を狩る熊だけは、存在しないものだけは裏切らないから。生まれてからすぐ側にずっと口うるさく世話を焼いてくれる兄がいたこと、そしてこの旅を経てたくさんの仲間ができたこと、これまでのひとつひとつの積み重ねが物事の解決や理解に至らせているのが気持ちいい。頼むから羊皮紙もアニメ化を……。 続きを読む…
ネタバレあり -
みどり
8やっと、少しだけ前に進めた感じがする。コルもリーリャも成長している。賢狼の娘の面目躍如というところ?果てしない時を生きるのか、人と同じだけの長さしか生きられないのか、今のところまだ謎だけれども、旅は成長を促すよね。月を狩る熊の伝承は、良くも悪くも今回リーリャを大人にしたと思う。 続きを読む…
ネタバレあり -
bluets8
7森の探索に始まり、隠れ里の発見、噂を嗅ぎつけた二人の選帝侯の登場。異端審問官まで現れて、冒険あり政治あり逃亡劇からの大捕物ありと目まぐるしく局面が変わるコル大忙しの回。そんな慌ただしい中で、ミューリやヴァダンや不良王子の助けがありながらも、生きるのに必死な里の民に対しても、老獪な選帝侯や異端審問官に対しても、落ち着いて対処していたコルの様子が印象的。特にこれまでの旅の出会いとコルの人望が逆転の決め手になる対異端審問官の逆転劇は痛快。それと同時に〇〇の化身大集合状態で終わりの気配も? 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/09/05
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784049158021
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