あらすじ紹介
山田ヤクモ。住所:事故物件、食事はすべてお供え物で。幼い頃から最恐の怨霊・キリヱにとり憑かれ、まともな人生が送れていない。彼の取り柄はただ一つ、腕力。すべての怪談を殴り飛ばす爽快バトルストーリー!
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みんなからのレビュー
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よっち
28幼い頃から最恐の怨霊キリヱにとり憑かれ、まともな人生が送れていない山田厄雲が、海外由来の外来呪に対処する日神代寮と名乗る組織と邂逅するバトルストーリー。外せない仮面に呪われ、これまでまともな職にありつけなかった厄雲。これまで組織に属さず活動していた彼が、日本古来の土地神や妖怪、霊を食い荒らす超常的存在に対する個性豊な霊能力者たちと出会う展開で、その中でもマイペースで「殴った方が早い」と強力な外来種をぶっ飛ばす厄雲の存在は異質で、彼に取り憑くちょっとヤキモチ焼きな怨霊キリヱの関係もなかなか面白かったですね。 続きを読む…
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燃え尽きタコ
24全6~7章くらいのノベルゲームの序章みたいなやつ。キャラと世界観の紹介にリソースが割かれていて多少薄め。 だけど最初のスレッド形式や第三話の冒頭など単発の怖い話の出来が非常に良いこと、実質主人公の花降ちゃんが可愛いこと、真主人公の厄雲とキリエさんの関係性に期待が持てる事、外来呪の設定が良くできていること等から続きに非常に期待が持てる。海外の化け物が絶妙な選抜してて良いですね。 加えて個人的に、縫ヰの設定が好みなので今回は軽い紹介レベルだけど続きでメイン張られたら物凄く刺さりそう。 続きを読む…
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のれん
18外国の怪異が日本に持ち込まれるという設定は面白い。日本の神々や都市伝説の怪異を在来種として駆逐し強化する(繁殖)する外来種のモンスター。強い種とそうでない種の違いは曖昧だが、モンスターデザインは独特で今作の文章では足りない怪物感が出ている。 いわゆる『コワすぎ』シリーズを踏襲したバトルとシュールギャグとホラーを組み合わせた作風で、勘違いネタなどのお約束が許容できれば楽しく読めるだろう。 個人的にはキリエを始めとしてキャラの絡みがほとんど決着がついてないので、何かしらドラマを入れてほしいのだが。 続きを読む…
ネタバレあり -
碧海いお
15あらすじを読んだ限り、お仕事モノだと思いきや、主人公・山田厄雲が腕力で次から次へと怨霊を倒すという少年漫画にありそうな内容でした。 登場をするのがガーゴイル、マンドラゴラ、インプだとかファンタジーの世界に出てくるもので怨霊とは?外来呪とは書かれてましたけど、設定が特殊だと感じました。テンポがよくて楽しく読めました。 続きを読む…
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日坂愛衣
14全体的には王道のジャンプ熱血漫画の展開で、事件に遭遇し、怪異を発見し、怪異を解決し、いくつかのキャラクターの日常が加わり、獄門撫子を思い出させるような内容です。百合要素がない以外は、実際に書かれたものもほぼ同じと言えます。主人公は少し骨子兄の設定と虎杖の性格を併せ持った感じですが、この世界観では現時点で五条悟がいないため、彼が表現する戦闘力は現在、正義側で最強です。最も危険な怪異でさえも彼の手で引き裂かれました。全体的に、後半の呪術廻戦のような憤りを感じる物語にはならないだろうと感じています。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2024/08/23
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784046839152
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
怪異に拳で立ち向かう!? 体に怨霊を宿した最強の男が大暴れッス!
外来呪とは、その国特有の神々や妖怪の縄張りを侵し、勢力を滅茶苦茶にする海外の怪異、要はブラックバスみたいな存在ッスね。外来呪にはガーゴイルやインプなど、有名どころから恐ろしい力を持つ邪神なんかもいるんスよ。そいつらの力は総じて人智を超えるほど強大で、異師として駆け出しの花降は窮地に立たされてしまうッス!
だけど、そんな相手を前に厄雲は「殴った方が早い」と言い放ち、外来呪を殴り飛ばしてしまうんスよ! そう、実は厄雲はその身にキリヱと呼ばれる強大な怨霊を宿しており、常に強力な呪いを受け続けているんス。厄雲はその呪いを封殺してしまうほど霊的なものに絶対的な力を持つ最強の人間だったんスよ!
そしてその解決法はだいたい物理! フィジカルはすべてを解決するってやつッスか!? どんなに恐ろしい存在や怪異だったとしても、拳で解決してしまう厄雲の大暴れは、ホラーを吹き飛ばす気持ちいい爽快感があるッスね!
恐ろしさと愛らしさを併せ持つキリヱさんの存在には和みます!
規格外な厄雲さんに対するツッコミもさることながら、悪友みたいな気安さが見ていて楽しい花降さん。年齢を感じさせないミステリアスさの中にどこか子供っぽい魅力のある薬杏さんや、クールな美少女だけど内心で考えていることが面白い霊子さんなど、怪異に負けないような濃さがあるんです。
しかしやはり、登場人物のなかでも異彩を放つのは最強の怨霊・キリヱさんでしょう。彼女は厄雲さんを常に呪い殺そうとする恐ろしい存在ですが、彼は霊的存在に対して絶対無敵。外来呪すら恐怖の声をあげてしまうような彼女が、厄雲さんに呪いが効かないことに拗ねたり、自分以外が彼を呪おうとすると怒ったり、時にはマイペースに会話を楽しもうとするんですよ。
厄雲さんはそんなキリヱさんを宥めたり、機嫌をとって構うんですが、すると満足した様子になるんです。恐ろしさと愛らしさを併せ持つ彼女の存在は、ホラーであることをも忘れ、微笑ましくて和んでしまいますよ!