ビリオネア・プログラム 汝、解と黄金を求めよ
読みたい読んだ
読みたい
読んだ

ビリオネア・プログラム 汝、解と黄金を求めよ

これは、資本によって支配された学園の話――
黒鍵 繭 (著者) / 白蜜柑 (イラスト)
シリーズ:ビリオネア・プログラム(MF文庫J)

この作品をストアで探す(宣伝)

  • BookWalkerで購入する
  • Amazonで購入する
  • ebookjapanで購入する
  • コミックシーモアで購入する
  • BookLiveで購入する
  • Rakuten koboで購入する

あらすじ紹介

全てに『金』が介在する高校――長者原学園。そこは国家経済特別指定学園として積極的に個人資産を増やすことが推奨され、在学中に積み上げた資産は卒業時にほぼ自分のものになるという、破格の『稼げる学園』だった。
その入学セレクションを受けにアメリカからやってきた獅隈志道は、とある理由から金が嫌いな少年。「金じゃ手に入らないモノが欲しい」という彼は、金で釣ろうとする院瀬見琉花子の誘いを断って、生真面目な少女・芹沢在歌とセレクション通過に向けて共同戦線を張ることに。だが彼らの前に、琉花子が立ち塞がり……?
果たして誰が《ビリオネア》に届き得るのか?

パートナーのおすすめレビュー(宣伝)

  • 『稼げる学園』でお金が大嫌いな主人公がとった予想外の攻略法とは…!?

    つむぎ
    つむぎ
    資本家の育成のために設立された、私立長者原学園。その入学セレクションは5日間の試験で手持ちの資産を増やし、上位3名に入るという高校受験としては厳しすぎるものだったんです!

    超優秀でルックス抜群の獅隈志道さんも受験生のひとり。しかし志道さんはなによりもお金が大嫌い。学園に来た理由もお金持ちの女の子と仲良くなって、養ってくれるパートナーを見つけるためだとか。試験そっちのけで女の子に声をかけまくるなんて、ある意味大物ですね!

    そんな彼が見初めたのが、優等生の芹沢在歌さんでした。清廉潔白をモットーとする彼女は、当然彼の態度が気に食わないようで…。そこで志道さんは「初日の資産額で上回ったらパートナーになってくれ」と勝負を挑むんですよ!

    試験に用意された資産を稼ぐ方法は、学園内に配置された問題を解くことです。効率よく解くにはチームを組んで問題を探し、資産を分配するのが定石。ところが、志道さんがとった攻略法は予想外で、驚かされてしまうんです!

    そして、彼らの前に立ちはだかるライバルたちの動向も気になるところ。謎の多い試験の中で誰が勝利の法則を読み切れるのか、ひりつく駆け引きの緊張感がたまらない一冊ですね!
  • 正しくありたい在歌ちゃんと、手段は選ばない琉花子ちゃん。お互いの信念がぶつかりあうよ

    綾乃
    綾乃
    資産を増やすためにはどんな手段も認められる入学試験。他の受験生がチームを組み、時には搦め手で突破しようとする中、在歌ちゃんはどんな時でも正しくあろうとし、正攻法で試験に挑むの。最初は志道くんの協力すら拒む彼女だけど、そこには強い信念があったんだ。それは、不正や他人を犠牲にすることを認めず、正しい方法で総理大臣になること。立派な目標と気高さは尊敬できるけど、真っ直ぐすぎる性格につけこまれて、罠に嵌められないかハラハラしちゃったよ~!

    一方、セレクションのライバルになる琉花子ちゃんは正反対。大企業の令嬢である彼女は、お金さえあれば全てが思い通りになると思っている拝金主義者なの! そのうえ、思い通りにならない人間を屈服させるのを至上の喜びとしているから、当然のように試験のルールを悪用して他の受験生を陥れようとしてくるんだ。でも陰険な手口や容赦のない暴言の一方で、志道くんにだけ、時折さびしそうな素の感情を見せたりするんだよね。

    試験の中で二人は、お互いの信念をぶつけあうの。それを見守る志道くんにも、実は隠された一面があるようで…。終盤からたたみかけてくるどんでん返しに、最後まで目が離せない物語だよ!

みんなのデータ

  • 12
    評価する
  • 8
    読みたい

みんなからのレビュー

  • よっち

    積極的に個人資産を増やすことが推奨される国家経済特別指定の長者原学園。その難関入学セレクションに金が嫌いな獅隈志道が挑む学園サバイバル。あらゆる手段を用いて資産額をより積み上げ、上位3名のみに与えられる入学の権利。アメリカからやってきた志道が、金で釣ろうとする院瀬見琉花子の誘いを蹴り、総理大臣の娘で真面目な芹沢在歌と共同戦線を張る展開で、必然的に琉花子と対立する構図の中、どん底からひっくり返してみせる鮮烈なインパクトにはカタルシスがあって、その余韻すらぶち壊す背景も明らかになった今後の展開が楽しみですね。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 碧海いお

    発売前に試し読みをして続きが気になったので読んでみました。ライトノベルにしたら、固い設定のように思えましたが、現代では金融教育の授業をやっているので、こんなものなんかな。登場人物が高校生ですが、酒とたばこが出てきても不思議じゃない世界。学園マネーゲーム。 終わり方からして、続きがありそうですね。よりによって主人公に伏線ですか。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • シノミヤユウ

    続きが気になる!金で買えないモノを求める主人公と、求めるモノを金で掴み取らんとする者達の譲れない駆け引き。一筋縄ではいかず、掴みきれないキャラ達の意図が、マネーゲームでの行動と推移で露わになる瞬間の衝撃が気持ちいい。金を求めて全力で争い合った末の景色、試験の中で掴み取ったモノ。それは雨のように仄温くもほろ苦く、虚しい。だからこそ、己の根本を揺るがされる彼らが、今後如何にして金を動かすのか楽しみです。積み重ねられた金と感情、そして信念を問い直す、シビアでビターな学園マネーゲームものでした。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 真白優樹

    在学中にお金を稼ぐことが可能で稼いだお金は卒業時に自分の物に出来る学園の入学試験で、お金嫌いな少年と総理大臣の娘である少女が出会い始まる物語。―――黄金へ至る解、その道を舗装しているのは正しさ。 お金を稼ぐための騙し合い、奪い合い。正に頭脳バトル的なぶつかり合いが繰り広げられる中でコンビを組んだ二人が戦う物語であり、正解を求め新たなお金の流れを創り出す、一種の爽快感がある物語である。生み出し作りだした先に待っている結果、裏に隠れるのは誰も知らぬ、仮面。果たして次のゲームとは。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 椎名

    学園マネーゲームもの。金じゃ手にはいらないモノが欲しいという主人公が一番に金を動かせてしまう、という設定は皮肉ながら良い。しかしいまいち誰の境遇にも入れ込めず、淡々と読んでしまったのだが、最後の最後にひっくり返してきた設定が表面だけ作ってる感の根本になっているのかもしれないなと思ったり。もうひと盛り上がり欲しかったところ。 続きを読む…

    ネタバレあり
powered by読書メーター

関連情報

MF文庫J『ビリオネア・プログラム』感想大募集

製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2024/07/25
  • 定価
    748円(本体680円+税)
  • ISBN
    9784046837950

感想をシェアしよう

  • ツイートする
  • シェアする
  • 友達に教える
Close
この作品を評価しよう!
Excellent!!!
Very Good!!
Good!
評価入力した作品の著者とイラストレーターは新刊通知の対象として登録するよ。
※データの反映はリアルタイムではなく、1日のうち、アクセスが少ない時間帯に実施しております。
この作品の感想を3つ選択してね!
評価と感想はキミのパートナーが記憶するよ。
たくさん登録をしてね!
※データの反映はリアルタイムではなく、1日のうち、アクセスが少ない時間帯に実施しております。
Close
Close
注意
この作品の「読んだ」を取り消しますか?
あなたの評価と感想が削除され、
本棚からこの作品がなくなります。
はい。取り消します。
キャンセル
注意
この操作を取り消しますか?
はい。取り消します。
キャンセル
エラー
ログインして下さい。
ログイン
キャンセル
成功
本棚の「読みたい」に追加しました。
※データの反映はリアルタイムではなく、1日のうち、アクセスが少ない時間帯に実施しております。
OK