あらすじ紹介
武器は前世の記憶と未来の夢――
「シェリエル・ベリアルド、貴様との婚約は今日をもって破棄する」
シェリエルは婚約破棄され破滅する未来を夢で見る、ちょっと変わった赤ちゃん奴隷。
繰り返し夢を見ていたある時、前世が現代日本で生きたプログラマーだったことを思い出す!
二つの人生を知り年齢に見合わぬ知能を手に入れたシェリエルはその後、夢で見た通り『ベリアルド侯爵家』に引き取られることに――。
ベリアルド家は類稀な才能をもつ一方、共感力や罪悪感が欠落しており「悪魔」と呼ばれる一族だった。
彼らはシェリエルに対しても興味がない様子だったが、破滅を回避するためには彼らとの関係改善が必要不可欠。
悩んだシェリエルは未来の夢と前世の記憶を駆使して、少しずつ彼らとの距離を縮めていく。
そうして家族になってきた頃、シェリエルは魔法を使うための洗礼をうけることに。
しかし、その洗礼でシェリエルの持つ異質性が明らかになり――?
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みんなからのレビュー
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よっち
28王太子に婚約破棄され破滅する未来を夢で見る赤ちゃん奴隷シェリエル。前世を思い出した彼女が、「悪魔」と呼ばれる一族・ベリアルド侯爵家に引き取られるファンタジー。類稀な才能をもつ一方、共感力や罪悪感が欠落しており「悪魔」と呼ばれる一族相手に、未来の夢と前世の記憶を駆使して、少しずつ彼らとの距離を縮めていくシェリエル。すっかり妹を溺愛するようになった兄ディディエとの関係や猫だと思っていたノアのことなど、今回は周辺事情を掘り下げていった印象でしたけど、婚約の話を全力で断りに来る彼女には笑ってしまいました(苦笑) 続きを読む…
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ラムレーズン
15前世の記憶を持つシェリエルは赤ちゃんの頃から奴隷だったが、倫理観が欠落したベリアルド侯爵家に買い取られる。実はベリアルド当主の弟の娘だったが、両親兄とも自分が関心を持つこと以外は興味がなくて、生きるために前世の知識を使いながら家族になっていく。コミカルなところもあって面白いんだけど、家族が本当に倫理観がなくてかなりグロテスクな描写も出てくる。結局ユリウスって何なんだろう?何となく、ラノベ版アダムスファミリーという感じ。いやほんと面白いんだけど、ちょっとグロテスクだったかなあ。まあまあかな。 続きを読む…
ネタバレあり -
わたー
14★★★★★つい著者の別作品を検索してしまうぐらい面白かった(なかった。哀しい。)。前世と前々世の記憶を持ち、今世の破滅の未来を夢で見る主人公シェリエル。奴隷である彼女を高額で買い取ったのは、倫理観が欠如し、家族には異様なまでの執着をみせるべリアルド一族だった…と始まる物語。このべリアルド一族がどいつもこいつもクセモノ揃いの濃い面子で大いに楽しませてもらった。この世界の理から外れることが起こっても、「べリアルドだから」の一言で説明がついてしまえる一族、嫌すぎて最高なんじゃが。最初は、家族とは認めないと 続きを読む…
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ちはや
7「ベリアルドだから」免罪符でも印籠のようでもある(笑)サブタイにもあるように、倫理が欠落した天才一族ベリアルド。彼らはどちらかといえば、というか、ただの人から見れば悪魔っぽいよねー。笑顔で怖いことしちゃうし。1巻は序章っぽい。死の未来を見る夢の中での『先生』は後半に出てくる先生でもあるよね?先生の獣化が猫ちゃんだと信じてたのは私もシェリエルと同じくで、ディディエ他に笑われてるんだと思うと、ちょいイラつく(笑)リヒトの父(だと言われてる)のこれからの動きや、レシスト国にいるというシェリエル父母は何してるの? 続きを読む…
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おかめいんこ
3物凄く分厚くてかつ二段組、なのにただの序章⁈何も解決せずに色んなヒントばかり。この後どうなっていくのかもう先が気になって気になって(^◇^;) 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/06/25
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784824008602