パートナーのおすすめレビュー（宣伝）

• 騎竜が大好きな令嬢・アルジェリータは暴れん坊の竜ともすぐに仲良くなれちゃうんだ！

  

  宙
  馬の代わりに騎竜を駆る世界。魔力が少ないせいで家を追われたアルジェリータは、一線を退いた竜を預かる「騎竜の里」で、大好きな騎竜たちの世話をしながら過ごしていたんだ。だけど身勝手な両親は彼女を呼び戻して、公爵家の老人に嫁げって…。ところが公爵家に着くと、なんと公爵は亡くなっていたんだよ。そこで息子のマーガスの提案で、騎竜のお世話係として雇われることになるんだ！
  
  マーガスの相棒の竜・ポルカはお姫様気質で、戦場映えする勝ち気な性格。彼以外にはほとんど懐かないんだよ。でも、経験豊富なアルジェリータは「怖くない、怖くない」と警戒を解き、「あなたって美形ね」と褒めて、まるで竜の言葉がわかるようにコミュニケーションをとっていくんだ！ 知識面でも肉付きから食の細さをいぶかしんで、傷があることを突きとめたりするんだよ。普段は髪の毛を引っ張っちゃうくらい暴れる相棒の騎竜を前に「初日からケガもせず餌をやったなんて」って、彼を驚かせるほどの仕事振りなんだ！
  
  ゆっくりと仲を深めた彼女はついに、彼と一緒にポルカ号の背に乗って、遠くにお出かけもするようになるんだよ。二人と一頭の絆が徐々に強まっていくのを、癒されながら読める物語だね！

• 「お世話係」として身を置くことになったはずが…どうやら公爵はそんなつもりではないようですよ☆

  

  エムリス
  マーガスが妻に求める条件の一つが、自分と同じく騎竜を好きなこと。それに合致するアルジェリータは、まさに理想のパートナーだったのです。公爵家の妻として当たり前のものだと、クローゼットにドレスを並べたりはすれど……なんにせよ、騎竜の世話以外でやりたいことがあれば自由に過ごしてほしいと、彼は彼女に何度も進言するのですよ。
  
  ですが、普通の貴族の生活を送ってこなかった彼女にとって、公爵夫人の地位はあくまでお世話係という就職先。彼女の好物の林檎をいっぱい買ってきても、騎竜が好むからと先に与えてしまうなど、なかなか妻として扱う彼の心は伝わらないようですねぇ。
  
  それでも騎竜の里の出来事や彼の昔のこと、好きな騎竜についての会話に花を咲かせていくうちに……おやおや、ずいぶん打ち解けたようですね♪ 最初は世間話すら緊張しておぼつかなかったというのに、すっかり信頼しあっているのが微笑ましいのですよ！
  
  自己肯定感が低めだった彼女は好きなものに囲まれて、ゆっくりと心を癒されていくのです。そしてただのお世話係から、立派な公爵夫人になろうと胸を張っていこうとする心の有り様は実に美しいのです！