![うちの清楚系委員長がかつて中二病アイドルだったことを俺だけが知っている。](/asset/img/lazy.gif)
あらすじ紹介
『災禍の悪夢』を名乗る、中二病の少女――通称メア。
来栖玲緒の、かつての悪友だ。
彼女の写真を撮ったり、それをSNSに上げてバズらせたり――。
本名も知らない少女との、かけがえのない時間。
それは、彼女が事務所にスカウトされて地元を離れるまで続いた。
やがて、中二病アイドルとして芸能界デビューしたメアだが――。
高校に進学した玲緒は、クラス委員長の十七夜凪が、中二病を卒業したメアだということを知ってしまう。
そして、とある事情で、彼女は一年生にして生徒会長になる必要があった。
だが今の凪は、むしろコミュ障陰キャ属性のキャラになってしまっている。
そんな凪を生徒会長にするため、玲緒のプロデュースが再び始まるが……!?
みんなからのレビュー
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オセロ
35作者買い。いや〜流石の面白さ! かつては中二病キャラとして売り出していたけれど正体を隠して清楚系委員長を務める少女・十七夜凪。そんな凪と偶然にも高校で再会したかつての盟友の来栖玲緒。とある事情で生徒会長を目指すの凪をサポートすることになった玲緒のイジリや絶妙な掛け合いは作者らしさ全開で。その一方で、ライバルの陸奥先輩との駆け引きはなかなかシリアスなものでしたけどラストちょっと説得力にかけたかな。とはいえオチも面白く、満足の一冊でした。続刊はあるのかな? 続きを読む…
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よっち
27かつて中二病の少女メアをサポートして、アイドルとしてデビューさせた来栖玲緒。高校に進学した彼がかつてメアだったクラス委員長の十七夜凪と再会する青春ラブコメ。ふとしたきっかけから芸能界を引退したメアの正体を知ってしまい、芸能界引退の条件である生徒会長当選を目指す凪をプロデュースすることになった玲緒。中二病を卒業してすっかりコミュ障陰キャ属性キャラになっていた凪の激変っぷりには前途多難でしたけど、難敵相手に駆け引きを繰り広げながら、かつてを知るがゆえの葛藤を乗り越えてみせた2人のコンビっぷりが光っていました。 続きを読む…
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真白優樹
13かつて中二病アイドルのプロデュースをしていた少年が、生徒会長を目指す級友の委員長が実はそのアイドルであると知り始まる物語。―――特別を超えた先、そこにあるのは彼等の特別。 あの日も今も振り回される、それは彼だけの特権。二人三脚で目標に向かい進む中、そこで二人の思いが交差する物語であり、真っ直ぐな面白さが出ている物語である。特別じゃなくなっても、今この当たり前は何よりも大切。辿り着いた先、二人はどんな未来へ進んでいくのか。それは分からぬけれど、二人の未来はきっと明るいだろう。 うん、面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり
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rotti619
12クラスの十七夜凪が、実は昔中二病アイドルだったメアだった、というお話。とある事情で来栖玲緒だけがこのことを知っているのだが、凪は過去の自分を盛大に後悔しているのが特徴。この事から、今年生徒会長にならないと行けない事情を抱えているにも関わらず、目立つという事がトラウマのようになっており、それをメア時代同様、玲緒が支えるという構図になっている。三上こた氏というと、主人公とヒロインのテンポのよい掛け合いが持ち味だが、今作も見事なノリツッコミを見せており、最終盤の逆転劇も含め、爽快感のある内容となっていた。 続きを読む…
ネタバレあり
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alleine05
12面白かった。思った以上に楽しめた。意外な大当たり。主人公も、ヒロインも、ライバルとなる先輩も、主要キャラ三人とも魅力的。ヒロインは中二病な過去を抱えていてそれにもだえ苦しむ様子がポンコツ可愛いし(笑)、それでいて芽生えた恋心に思い悩む様子がとても王道の恋物語といった感じ。また主人公も先輩も表面上は人当たりのいい姿を見せながらも譲れぬ思いを抱えてまっすぐに目的に向かって邁進する姿が熱さを感じさせていいね。これ一冊で完結だろうけど満足度の高い作品だった。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2024/07/02
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定価880円(本体800円+税)
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ISBN9784065351819
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
元中二病アイドルを生徒会長にすべくプロデュース! 頭脳戦にもドキドキです
中二病が完治したことでいたたまれなくなり、芸能界引退を考えていたメアさん。引退の条件として事務所が出したのは、政財界に繋がりを持つ生徒会長への当選でした。ですが、極度の人見知りになってしまったメアさんには、選挙活動は苦難の連続。校門での声掛けも、ポスター貼りもままなりません。それどころか、注目を浴びようと空回りしていた黒歴史を思い出し、ダメージを……。メ、メアさんくじけないでください!
ですが彼女を助けるべく、玲緒さんがプロデューサーとして奮闘します! 支持率が9割を超える強力な対立候補を相手に、策を巡らせる玲緒さん。友人の伝手を使って弱小部の支持を取り付け、動向を探らせないよう相手を煙に巻くといった駆け引きは、高校の選挙とは思えないほどの緊張感ですね。
メアさんの強烈なキャラクターと玲緒くんの活躍に、目が離せなくなる一冊です。メアさんのかわいさをスナップした、ゆがー先生のイラストも必見ですよ!
「過去」をめぐってすれ違う二人の想い…!
小さい頃から引っ越しが多かった玲緒くんは、自分を覚えていてくれる友達ができないまま、誰にも言えずに孤独を抱えていたの。そんなときに出会ったのが、メアちゃんだったんだ。「特別になりたい」というメアちゃんの暴走に振り回される日々は、玲緒くんがはじめて手に入れた「特別」で、大事な思い出だったの。
そんな玲緒くんの協力のおかげで、メアちゃんは昔の自分が持っていた自信を少しずつ取り戻していくんだけど…。同時に、玲緒くんは自分を「メア」だったころの自分に戻そうとしてるんじゃないかって、疑い始めちゃうんだ。今の普通の高校生の自分よりも、昔の特別だった自分を玲緒くんは求めてるのかもって…。でも、そんなこと玲緒くんに聞くわけにもいかないし、メアちゃんのもやもやが伝わってきて胸が苦しくなったよ~!
過去のメアちゃんに救われた玲緒くんと、過去の自分に嫉妬してしまうメアちゃん。すれちがう二人の想いにやきもきしながらも、心から応援したくなっちゃうの!