こちら、終末停滞委員会。
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こちら、終末停滞委員会。

デカい銃をぶっ放してセカイを護る。それが俺らの学園生活だ。
逢縁奇演 (著者) / 荻pote (イラスト)
シリーズ:こちら、終末停滞委員会。(電撃文庫)

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あらすじ紹介

実は俺らの世界は、密かに滅んでる真っ最中らしい。上野の不忍池に潜む異形、エッフェル塔に張りつく巨大カタツムリ、どう見ても美少女な魔王……。
 そんな正体も数すら不明のオカルトチックなナニカ――“終末”によって。

 けど世界の裏では、それに中指立てて闘ってる少年少女がいたんだ。

「あはっ☆ 最強美少女ひかり様の前で神様ごときが頭が高いのだわ!」
「加減してください隊長、パリ市街が吹っ飛びます! 運が良ければ!」

 終末を停止でもなく、根絶もできず、ただ停滞させるだけ。
 それでも彼らは銃を取る。
 なぜって? 彼らにとってはこれが日常茶飯事で、毎日がお祭りで、アオハルそのものだから!

 元マフィアの下働きで『普通』に憧れてた俺だけど。ここなら楽しい学園生活ってのが始まりそうじゃないか?

パートナーのおすすめレビュー(宣伝)

  • それぞれの特性を活かした銃アクションが最高にカッコいい!!

    レオン
    レオン
    「世界が終わりを迎えるのを停滞させる」という目的のもと動く組織『終末停滞委員会』。組織に命を助けられた少年・心葉は彼らに加わり、『終末』との戦いへ身を投じるんだ。

    『終末』は無機物や人間など様々な姿かたちをとるんだ。放置すれば、どれも世界を終わりへと導く危険因子なんだ。そこで組織は『銃痕』という銃を模した武器で対抗するんだよ。たとえば、人類最強のひかりの『銃痕』は空飛ぶギター。それで殴りつければ、建物ごと『終末』を吹き飛ばす威力があるんだ。同じくニャオの『銃痕』は帰還特化で、銃弾と標的を入れ変えるなんて芸当もできちゃうんだよ。個々の特性を活かした銃アクションは、スタイリッシュで最高にカッコいいんだよね!

    一方『終末』の中にも、心優しいものはいる。Lunaもそのひとりさ。彼女は仕えていた『終末』の命令で心葉を殺そうとするんだけど、彼の境遇に胸を打たれ庇護欲が沸くんだ。心葉もまた彼女を大切に思い、委員会から命がけで守ろうとするのさ。様々な事情を抱えた登場人物達が織りなすドラマにも見入ってしまったよ。

    たとえ相手が『終末』でも見捨てない心葉。どんな時でも人を救いたいという強い意思を持つ彼には胸が熱くなったね!
  • 楽しくもハードな毎日の中で「小さな幸せ」を見つけ出す心葉くんに優しい気持ちになるよ

    綾乃
    綾乃
    心葉くんには『囁き屋』という人の心が覗ける能力があるの。でもそのせいで、彼はマフィアの奴隷として利用されてきたつらい過去があるんだ…。

    そして、『終末停滞委員会』にもその能力を買われるんだよ。彼にかかれば言葉が話せない『終末』とも会話ができるの。どんな相手とも意思疎通ができるなんてすごい能力だけど、平穏な生活とはかけ離れちゃうよね…。

    でも協力の見返りに、心葉くんは憧れの学園生活を送る権利を得られるかもしれないの! 文化祭や修学旅行はもちろん、授業を受けることだって心葉くんが望んでいた楽しい青春。さっそく寮では組織仲間のメフちゃんの裸を見ちゃって一大事、なんてドキドキのハプニングも! 彼女の銃撃を受けて、昔のラブコメアニメみたいに飛んでいく心葉くん。こんな時でも「ちょっとラノベっぽい」なんて感動しているものだから、クスッとしちゃった。

    『終末』との闘いの一方で手に入れた、彼が大好きなライトノベルのような日々。仲間の手料理をお腹いっぱい食べられる小さな幸せにも喜ぶ心葉くんを見ていると、わたしまで嬉しくなっちゃった…。刺激的な学園生活も目一杯、楽しんでもらいたいなあって、心から思えるの。

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • よっち

    正体不明のオカルトチックな終末で密かに滅びつつある世界。人の思考を読める少年・言万心葉が、それに抗う終末停滞委員会に加入する終末ファンタジー。崩壊に向かう世界を少しでも停滞させるために様々な「終末」と戦う終末停滞委員会。そこに自身も終末であるLunaとともに加入を許されて、未来への希望を見出しにくい戦いに身を投じていく心葉。個性的でぶっ飛んだ少女たちと絆を深めながら、テンポよく進むストーリーはなかなかカオスでしたけど、普通と青春に憧れる心葉が厳しい展開でも最後まで諦めない熱い展開はなかなか良かったですね。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • オセロ

    周りの反応が良かったことに加えて作者さんの前作が面白かったこともあり読了…なのですが、とにかく情報量が多くてとっ散らかっているうえに、世界を滅ぼす要因とされる終末は分かるような分からないような。主人公に魅了も感じることが出来ず、総じて自分には合わなかったです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 彩灯尋

    自己を犠牲にするほどの希望と勇気に満ちた主人公と、感情クソデカ激重メンヘラメイドの組み合わせなんて好きになるに決まってる…とても良かった。普通と青春に憧れる主人公が世界を終わりに向かわせる絶望のような存在と繰り広げるバトルはとても白熱していてスピーディーで格好良すぎたし、主人公とヒロインの関係性もこの世界観だからこそ抜群の魅力になる。キャラのイラストもデザインもとても好き。どこを見ても"好き"がたくさん詰まっている作品。 続きを読む…

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  • のれん

    『灼眼のシャナ』か『とある』全盛期か、そういう凝った荒唐無稽な崩壊世界観でただ一つある真実が「少年と少女(人外)の愛」という所がとても懐かしい。 セカイ系というには主人公が集団と対立してなくて、ファンタジーというには秩序がない。少年は野心も執着もなく主人公になりたいと思っていて、少女たちは少年の優しさに惚れていく。本当に古き良きラノベって懐かしんだらオッサン確定だが仕方なし(笑)(1/2) 続きを読む…

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  • わたー

    ★★★★☆読み終わってから感想を書く段階に至って、改めて何回か噛みしめてようやく作品への理解が深まっていくような、よく言えば密度が高い、悪く言えばごった煮な作品だった。他人の心が読めることでマフィアに飼われていた主人公。そんな彼が「終末」と呼ばれる世界を終わらせ得る超常の存在と、終末を使って別の終末を停滞させる組織と出会うことから始まる物語。ゼロ年代の学園異能バトルものラノベのような懐かしさを感じさせながら、アクの強い登場人物と外連味のある展開を立て続けにぶつけてきていて、情報量の多さで読者を畳みかけて 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2024/07/10
  • 定価
    770円(本体700円+税)
  • ISBN
    9784049158007

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