
あらすじ紹介
馬車が銀河を駆けている。馬車を模した宇宙船に乗っているのは、科学者のリドリーと、相棒の内気な用心棒、ワタリ。
環境汚染で住めなくなった地球に代わる安住の星を目指して馬車を走らせるも、二人が訪れるのはいつも風変わりな星ばかり。可愛いうさぎや、ねこや、あざらしのあかちゃんと戯れられる星、自分の望む見た目になれる星に、ほっかほかの温泉が湧く星……あれ、なんだか快適そう? でもそう上手くはいかないのが銀河の厳しいところ。
「次こそ住める星だといいな」二人は今日も、広い宇宙を旅している。
みんなからのレビュー
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kou
50今巻も面白かった。よく毎回、いろんな星を思い付き、それと一緒に住めない理由を考えつけるもんだなぁと驚かされてしまう。最終話は痺れたねぇ。完結と思いきや続きも出そうなので、読むのが楽しみでしかたない。 続きを読む…
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なっぱaaua
45面白かった。いろんな星がある。しかしリドリーとワタリに安住の星はないのだろう。次から次にみつかる星々。邪悪な星から何も起こらない星まで様々。「懐(ふところ)の星」は良い話だったな。幼いリドリーは可哀想だったけど唯一の友だちだったんだね。「待の星」も良かった。アンドロイドメイドも深い心があったんだね。「湯の星」は蕩ける程素敵な温泉でも思った料理が次々に運ばれるのは不思議なストーリー。ラスト「書の星」1巻で描かれた精霊再登場。「小説は性格悪くて穿った見方する奴が書くから面白い」はきっと作者のことだな(笑) 続きを読む…
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よっち
33科学者リドリーと相棒の内気な用心棒ワタリが馬車を模した宇宙船に乗って、環境汚染で住めなくなった地球に代わる安住の星を探して旅を続ける第2弾。病に感染して隔離された老人、子供を生むことを勧める背景、自分の望む見た目になれる星、好条件過ぎる理由、地球人と関わりの深い生き物、愛ゆえに拒否された星、侍女ロボットとの出会い、百合の花園、終わりの星で出会った女、再会した懐かしいもの、ワタリが書いた小説など、正体がなかなかあれな星もわりと多かったですが、様々な形で2人が育んできた絆が垣間見える展開もあって良かったです。 続きを読む…
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わたー
32★★★★★面白かった。前半で犠牲者を手ぐすね引いて待っている系の星を大量投下しておきながら、後半、リドリーとワタリの関係性を見せつけてくる話とか、読者の心に訴えかけてくるような話を持ってくる構成…ずっこいですわ。個人的に好きだったのは「子の星」、「奴の星」、「湯の星」、「白の星」。それにしても、星々を巡っている割には地球人と出会いすぎな気がするが、それだけ人間って種が生き汚いだけなのかもしれないな。 続きを読む…
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ひぬ
22【電子】安住の星を探す二人の少女の旅を綴ったロードノベル。前回みたく印象に残った短編を選んで感想を。「明の星」良かれと思ってやったことが必ずしも正解ではないと実感します。二人にとって与り知らぬ結末だったとはいえ、切ないな。「子の星」普通にホラー。「獣の星」逆も然りだったのが驚きでした。「奴の星」良さげな星だったので最後の展開には笑ってしまいました。確かにこれは「奴」で正しいです。「勲の星」善人ではない人がどうなるかの仕組みが軽くホラー。子供でも容赦しないのをみると彼らを「善人」と呼べないのだと思います… 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2024/07/10
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定価814円(本体740円+税)
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ISBN9784049156980