あらすじ紹介
「あれは、皇后が、わたしたちに、いや大陸に遺してくれた遺産かもしれない」カリスウェンは、ティーエに静かに語りかけた。晴れやかな表情とともに。曇天の中、しめやかに行われる皇后の大喪儀。人々の、皇后を想うこころが、ひとつにまとまり鮮やかな光の柱となり、天へかけ昇っていく。二人は、その暖かな奔流を見つめていた…。大陸を救う―大業を成すための微かな光明をそこに見いだすティーエ。しかし、その先には自らの命も賭さねばならない、道が待ち受けているのだった…。大河ファンタジー第十八弾。政争と混沌の中、ティーエの心が少しずつ成長し、ひとつの形を描きはじめる。
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みんなからのレビュー
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文庫フリーク@灯れ松明の火
27悪役としても貧弱な三侯ラドニオはそっちも貧弱、貧弱、ひんじゃく〜!竹河さんは鉄板で期待する方向には進まない(今更だけど) 『ただ、バルテュスを抱いた。夜が明けるまで、抱いた』『自分は虫ケラだ』こ、これだけ?すでに様式美なのか。つくづく小学校高学年の頃巡り合いたかった。《寵愛者》ドラまで清浄無知な味方になってしまうのだろうか。これだけ酷評しても、なぜ次が気になるのだろう。不思議な物語。 続きを読む…
ネタバレあり -
エンブレムT
26直前に読んだ本が「スパイとはこうあるべし!」な作品だったので、つい引き摺られてこの作品でスパイ活動をしていた人物に対しても「死ぬな、殺すな、とらわれるな!じゃないのかーーー!?」と心で叫ぶ羽目に陥りました(笑)あと、黒き魔術師グラウルがカリスウェンに寄せる思いは、亡き弟を重ねてるんじゃなく愛でしょ愛!!とも叫んでいる。・・・絶版本に対してもアツイ自分にちょっと苦笑する今日この頃です。。。 続きを読む…
ネタバレあり -
朱音
12表紙絵どおりに、といった感じにラクシはますます「女の子」になってしまって物足りない。いいキャラを生み出しつつなんともあっさり消し去ってしまうのは作者の性格ですか?またしても「行間を読んで妄想で補完したまえ、腐女子諸君」とでもいうのでしょうか?(妄想しなくてもいいのですが)信仰というか意志の力ってすごいエネルギーになるよね、ってネタは既出な気がするのでそのあたりも…物語は進まないし…しくしく。 続きを読む…
ネタバレあり -
p.p.
9ようやっと方針が見えてきた。今まで何をまごついていたのやら。皇后陛下の、死バルテュスの死。カリスウェンには大きな負担だろう。またいつぞやのように倒れなければいいのだが。カリスウェンは男じゃないどころか人間ですらなくなるのね。時間がないとかいう割にのんびりしてますよね。こっちも待たされてじりじりしてるから、早く動いてほしいんだけどなあ。誤字多いなあ……。今巻に限ったことじゃないけど。 続きを読む…
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大之介
2バルティス亡くなる。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日1999/10/25
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定価528円(本体480円+税)
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ISBN9784829129203