あらすじ紹介
騎士の名家に生まれた令嬢ヴィットーリアは、晩餐会で婚約破棄された瞬間、気が付いた。
ようやく父からも、嫌みだらけの第二王子からも解放されたと。
すべてを捨て、ただの「トリア」として騎士になって生きていくことを宣言!
だがそこに、隣国の「死に戻り皇帝」ラウを狙う刺客が現れ、咄嗟に彼を救ったトリア。
「どうかこの私、ラウ・ランメルト・キールストラと結婚して欲しい」
なぜかラウに結婚を申し込まれて……!?
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みんなからのレビュー
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アマノサカホコ
8大阪市図書館。婚約破棄後、求婚されて...淑女として我慢ばかりしてきたヒロインが婚約破棄をきっかけに、なりたかった騎士となり自由に生きる物語。ヒーローがかなりの曲者で本性が少しずつ見えてきて知っていく楽しさとヒロインが強くて魅力的なのでヒーローがだんだんとヒロインに本気になってしまう恋模様を楽しんだ。ヒーローにはやらなければならない事があるのにヒロインに対してだけは感情が入ってしまい葛藤する姿がお気に入り。肉体的には強くても心が弱く超ヘタレヒーローなので心身共に強いヒロインに負けるのは当然★★★★ 続きを読む…
ネタバレあり -
史
3どこがどうというわけではないが、全体的に相性が悪い作品。婚約破棄要素はこの作品には必要なかったのではないかと。そこのテンポが悪くて合わなかったから全体を通してついていけなくなってしまった。なんとも。 続きを読む…
ネタバレあり -
くまくま
3スピード感ありで面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
菊地
2「騎士ヒロイン」と「死に戻り皇帝」の関係性がとても良かった一方で、婚約破棄から始まる導入がやや強引で、そういう意味で一部にバランスの悪さを感じたかな。 個人的に良い点と悪い点の振り幅が大きい作品でしたね。 ただ次巻が出たら読んでみたい気はします。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/06/28
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定価814円(本体740円+税)
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ISBN9784041149102
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
婚約破棄されて身分も捨てたけど…皇帝からプロポーズされちゃった!?
婚約破棄を言い渡されたその足で、晩餐会の会場を後にしようとしたその矢先。隣国の皇帝・ラウの命が狙われる事件が起こるんだ! まさかの襲撃だけど、彼女は見事な立ち回りで敵を一掃! 助けられたラウは命の恩人である彼女にお礼を言うばかりか「君しかいない、結婚して欲しい」って――いきなりのプロポーズ!? でも彼女も「騎士になりたい」と一歩も引かずに、まさかの『騎士兼婚約者』になる事に! 令嬢を捨てた直後に「令嬢騎士」になるなんて、怒涛の人生すぎるよ!
根っからの騎士な彼女はその後、王都に向かう道中でも大活躍! 誘拐されかけた少女を迷わず助け、人身売買の組織とも戦っちゃうんだ! 困ってる人を当たり前に助ける彼女が、みんなに好かれちゃうのも納得だよね。「今の自分が好き」って言い切る彼女の強さには、勇気をもらえるんだ♪
皇帝として恐れられているラウ。トリア嬢と二人きりになると「よわよわ皇帝」に!!
トリア嬢と二人きりの時の彼は、少し身体が触れただけでも顔を真っ赤にして、一人称も「俺」から「僕」に。気が弱くて優柔不断、おどおどした19歳の顔を見せる彼こそが、まさかの真の姿!? 一部の人しか知らない彼のあだ名は「よわよわ皇帝」。美しさの代わりに愛らしさが増してしまうギャップも、なんとも人間らしくて実に微笑ましいのです☆
あくまで仮の婚約者としていたトリア嬢ですが、彼女もまた、気持ちが変わってきているご様子。彼は騎士であろうとする彼女をありのままに受け止め、たとえ泥だらけになっても「汚れは勲章」だと、心から褒めてくれるのですよ。「君に出会えたのが最大の幸運」と、まっすぐ気持ちを伝えられてだんだん絆されてきたトリア嬢も、彼の本当の笑顔をもっと見てみたいと願うようになるのです! 時折、彼への羞恥から隠れて床にうずくまってしまうのはご愛敬ですが☆
婚約者と皇帝でありながら、騎士と主でもあるお二人。守り守られながら、距離を縮めていくその様は、もどかしくも尊いのです!