![かくして少年は迷宮を駆ける 1 強欲の迷宮と借金まみれの新米冒険者](/asset/img/lazy.gif)
あらすじ紹介
迷宮大乱立時代。あらゆる経済が迷宮都市を中心に回り、我もまた栄光を掴まんと人々が迷宮踏破に夢を見る世界。
少年ウルは窮地に立たされていた。
一.借金を残して親が他界
二.妹が借金の担保にされる
三.買い戻したいなら金貨一〇〇〇枚
金もない。地位もない。力もない。
理不尽を超えるための何もかもを求め、全てを打開するため、迷宮で出会った魔法使いシズクと共に少年は迷宮へと足を踏み入れる。
迷宮を踏破し、魔物を倒し、賞金首を刈る。
地道にコツコツ実績を――などと言っている暇はない。
嵐のように迫る試練を乗り越え、凡庸な少年は迷宮を駆ける!
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みんなからのレビュー
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八岐
9★★★★☆ こぉれは大当たりだぁぁ!! うははっ、これは最高、素晴らしい。きたきたきた、がっつりストライクが来た。借金のカタに取られた妹を取り戻す為に望まず冒険者となったウル。夢も野望も持たず、能力も凡人の域を出ず、彼に特別な所など何も無い。ただその意思が鋼であり黄金なのだ。彼の魅力は一言で言い表せないのだけれど、彼の苛烈とすら語られる我に道を示した人が金言とも呼べる規範を彼に焼き付けている。【我によって荒野を拓き、徳によって道を得よ】。ガラも悪くやさぐれた風情のある少年だが、それ以上にイイ男なのだ。 続きを読む…
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alleine05
8まあまあ。無理無茶無謀を何とか通そうとする熱量は勢いが感じられたし、冒険者同士のやりとりはくすりと笑える部分もあったし、ヒロインの頭おかしいっぷりとそれに触発されて腹の据わる場面などはなかなか良かった。ただ、主人公がどこまでいっても凡人設定なのでそのへんがちょっと地味な印象。この主人公凡人設定で今後の困難をどう突破していくのだろう。 続きを読む…
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nas
6流されっぱなしで気に入らねーって話だったけど中盤の啖呵はそれが活きてて良かったかな 続きを読む…
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吉野小次郎
3めちゃめちゃ面白かった。 1巻はレベル1冒険者が一人前へと一気に駆け上がり、旅立つところまで。 主人公のウルと、彼から妹を奪った相手ディズとの関係が割と独特で、カラっとしている。ディズからはむしろ期待されていて、ウルもディズを強く恨んでいるわけではない。彼は、ただ現状への怒りが前へ進む動機になっている。 そういう感じなので、軽すぎないが、重すぎず読みやすい。 Web版も既読。 大筋は変わらないが描写が加筆されていて、新鮮味がある。イラストもgoodなので買う価値あり。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2024/05/24
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784046835499
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
ファンタジーものでは珍しい主人公とヒロインに、感動と勇気をもらえるッス!
妹を取り戻す条件として提示されたのは金貨1000枚。その金額は、上級職が一生かかっても稼げるかどうかわからないほどの大金なんスよ! 当然、最下級であるウルが働いて返せるわけもなく…。ただ一つ可能性があるとすれば、迷宮にいる魔物を倒し賞金を稼ぐのみッス! 迷宮は無能力のウルにとっては命がけの危険な場所。しかし、妹のために挑む選択をするんだから、最高にかっこいいお兄ちゃんッスよね~!
慣れない迷宮、慣れない戦闘で常にボロボロのウル。そんな彼の前に現れたのは、魔術師のシズク。ある目的のために力を貸してほしいとウルに告げる彼女は、どうやら訳ありみたいッスね。でもシズクの使う魔術は、ウルにとって頼もしい限り! 攻撃や回復の魔術で魔物討伐も一気に楽になって爽快ッスよ!
最下級のウルが知恵をめぐらせ努力を重ねて強い魔物に勝ち、周囲に認められて成長する姿は、王道感もあって、思わず熱くなってしまうこと確実ッス!
次々と現れる強い魔物たちとの戦闘は、手に汗握るよ!!
頼りない装備に、能力も持たないウルの戦闘はいつも命がけ。弱いゴブリンにさえギリギリの闘いをしているんだ。だけど大金を手に入れるには、魔物を倒さなきゃいけない。しかもウルは迷宮の奥で、ゴブリン以上の難敵である大猪の魔物、グレートボアと遭遇してしまい…。
グレートボアが迫る中、ウルは迷宮内で出会った魔術師シズクと即席パーティを組むんだ。シズクは落ちていたランプの油を使い、魔術の火力を上げることに成功。それでも死なない大猪にとどめを刺すべく、ウルは弱点の頭部を的確に判断し致命の一撃を与えたのさ。 どんな不利な場面でも彼は考え、戦況を覆す。ひりつく戦闘は手に汗握ってしまうよ!
迷宮を進むほど次々と現れる強い魔物たちを前に、ウルはどう立ち向かうのか。ウルが繰り出す一手から目が離せないね!