異世界除霊師
神官なのに回復ができないレイジは冒険者パーティを追放される。だが唯一のスキル『除霊』で想定外の心霊現象を解決。冒険が始まる!
及川シノン
(著者)
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さかなへん
(イラスト)
シリーズ:異世界除霊師(ダッシュエックス文庫DIGITAL)
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あらすじ紹介
魔力0、スキルは『除霊』だけ!
神官なのに回復ができないレイジは冒険者パーティを追放される…。
幽霊が存在しないと言われる世界で、除霊スキルは教会お墨付きのFランクスキルだったのだ…。
追放され、人生で最悪の日…。
滞在する宿で想定外の心霊現象が起こる。恐怖の怪奇現象に大混乱の宿泊客。
たまたま宿泊していた勇者のセフィラも恐怖で震える!
一方のレイジは怒りに震える…!?
ある秘密を抱えるレイジは心霊現象に大激怒!
その怒りは拳に伝わり、除霊パンチが炸裂する!?
さらに勇者がなぜか仲間に――!?
レイジと勇者は冒険へと旅立つ!
幽霊を否定する異世界を勇者と『除霊』スキルで駆け巡る――!
新感覚の除霊冒険譚が開幕!!
みんなのデータ
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みんなからのレビュー
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真白優樹
11幽霊の存在が否定されている異世界で、除霊スキルしか持たぬ少年が勇者の少女と共に心霊現象に遭遇し始まる物語。―――そこに遺された願いがあるなら、祓うのが務め。 幽霊を尊重、一人の同等な個人の様に扱いながらも祓う時は祓う物語であり、決して無敵ではないからこそ泥臭く時に傷だらけになりながらも頑張る、根太い熱さがある物語である。見つけた少年だけの冒険の形。待っているのは見逃されている、そこに幽霊がいると言う証の依頼達。果たして少年の冒険はどんな方向へ歩き出していくのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
有理数
7「幽霊が存在しない」とされている異世界で「除霊」のスキルを持つ主人公の活躍を描く。「幽霊が存在しない」のに「除霊師」。このある種「矛盾」ともいえる世界観や設定が面白そう、と思ったのですが……普通に幽霊がめちゃくちゃ出てきますし、キャラクターたちも幽霊を「いるもの」として当たり前に受け入れていて、ちょっとよく分からなくなってしまいました。その設定周りにルールが敷かれたり、もう少し筋が通ったりしていれば、もっと読み心地も良かったかもしれません。残念な読書になってしまった。 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
7『除霊』のスキルしかないせいでパーティーに捨てられた後、勇者に拾われたことで状況が上向いていく。追放モノとか異世界モノの要素もあるけど、その辺はあまり感じなかったかな。これだけ悪霊が猛威を奮っているのに『除霊』のスキルがFランクなのバグってないか? 普通に悪霊関係の依頼が来てるんだし、超常的な現象を認識してないと言うのは管理体制に問題があるのでは…。勇者ですら手こずる相手なんだし『除霊』の価値はもっと高そうなものだが。レイジの活躍で地位を向上させられるのか。 続きを読む…
ネタバレあり -
slice
2微妙。設定も世界観も生かされきっていないというか、流行りに乗ろうと失敗しているというか。「やりたいこと」と「求められていること」を上手く折衷出来ていないというのが正直なところ。これを買うくらいなら別のラノベを読む方がまだ有意義と言える出来。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/06/25
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定価836円(本体760円+税)
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ISBN9784086315555
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
怪奇現象に冷静に立ち向かう! 不遇だった主人公の大逆転劇の予感ッス!
しかし、レイジを追放したパーティはその夜、身の毛もよだつ恐ろしい目に遭うッス…! 宿の一室から聞こえてくる誰かの苦しそうなうめき声、ひとりでに動き出す家具、そして絹を裂くような女性の悲鳴! こんなの明らかにヤバい幽霊の仕業じゃないッスかー!?
幽霊に悲鳴をあげていたのは、レイジたちとたまたま同じ宿を取っていた勇者セフィラ。彼女は勇者としての力は本物なんスけど、怖いものが大のニガテ! 次々に発生する霊障を前に元パーティ達と一緒になって、大パニックに陥るッス!
だけどその状況は除霊の力を持つレイジの独壇場なんスよね! 役立たずと言われていた彼が、皆が恐怖に叫び声をあげる中で、ただひとり冷静に幽霊の対処をしていくんス。除霊の力だけでなく、幽霊に対する毅然とした態度も彼の強み。その頼り甲斐がありすぎる姿は勇者セフィラの一目置くところに! 不遇だったレイジの大逆転劇の予感がするッスね! こっちも楽しみッス~!
悪魔やゾンビは専門外!? 勇者と共に様々な恐怖に立ち向かうよ!
しかし、なにも恐怖の象徴は幽霊だけじゃない。悪魔やゾンビと言った、様々な存在が人々に恐怖を与えるんだ。暗がりに潜んだり、時には小さな子供の身体を乗っ取ったり。血が凍るような恐怖の数々は、本当に多彩で登場人物たちの悲鳴が聞こえてくるようだよ…。なにより除霊の力が通用しない怪異に対して、レイジはどう立ち向かえばいいんだろうって、思わず手を握りしめちゃうんだ。
だけど、レイジの隣には勇者セフィラがいる。幽霊が怖い彼女だけど、魔物や悪魔と戦うときはこれ以上ないほど頼りになるよ。幽霊にはレイジが、それ以外にはセフィラがっていう役割分担は完璧。迫りくる怪異を前に、それぞれの持ち味を縦横無尽に生かしたバトルシーンは、ホラーだけどスカッとする爽快感があるんだよ! 様々な恐怖に知恵と勇気と、そして仲間たちと力を合わせて立ち向かう異世界ホラーアクションに浸れる一冊さ!