あらすじ紹介
第二次世界大戦末期に行われた悪魔召喚の儀によって、世界の在り様は一変した。それから一〇〇年。世界の支配者となった悪魔に対し、人類は魔装機体を生み出し抗っていた。
そんな中、「異なる現代」の記憶を持つ少年・川上啓太は入学した軍学校で、誰も起動すらさせられなかった試作機との適合に成功する。いきなり戦場に派遣された彼は、前世の知識を活かして、今までの常識を覆す戦果を示してしまう。
――それは、人類が世界を取り戻す戦いの始まりだった。
みんなのデータ
-
0評価する
-
3読みたい
みんなからのレビュー
-
よっち
31悪魔や魔族により投入される魔物と魔装機体を駆って抗う世界。両親を失い妹と2人で暮らす川上啓太が、入学した軍学校で与えられた試作機で無双するロボットファンタジー。軍閥の思惑が入り乱れる軍学校に後ろ盾がなくトップクラスで入学して俄然注目を集める啓太。彼が前世のゲーム知識も上手く使いゲテモノ扱いされる異形の試作機と適合して、今までの常識を覆す圧倒的な戦果を叩き出す熱い展開は痛快でした。本人に未だ自覚がないギャップも効いていて、正妻を自負する妹に加えて、クラスメイトたちとの関係がどう変わっていくのかも楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
こも 零細企業営業
27なかなかに斬新。下半身は蜘蛛、その上に人型の機体が鎮座している機体。狙いは大型の敵に砲撃が出来るようにし、相手の反撃を素早く回避するための機体だったが、誰も動かす事が出来ない機体だったが、士官学校の騎士課の一年生が適合して実験的な実戦で結果を出してしまった。そこから色々な横槍が入り、、 続きを読む…
ネタバレあり -
しまふくろう
21なんとなく買い。絵は格好可愛らしくて良い。何気に主役メカが進化前と進化後でデザインが結構違うという凝りっぷりが凄い。 物語は第二次大戦中に悪魔の介入でかなり歴史が変わってしまった世界のお話。巨大な魔物に対抗して生体部品を利用したロボットで戦うというのがちょっと変わっていて面白い。主人公の特殊な能力も、その世界での出自が由来なのと某ゲーム会社に鍛えられた前世の合わせ技、という捻り方も良かった。 ただちょっと個人的に、同じ場面を別視点から繰り返す描写がちと辛いかなあ。 続きは気になる。 続きを読む…
ネタバレあり -
和尚
20めちゃくちゃ面白かったです。表紙から思っていたのよりも軽妙なノリで進む物語でしたね。成長する機体に乗り込む学生が敵と戦い無双していく物語とか好みなんですよね。 一冊を通して気になる設定盛り沢山、そして満足感もある内容ながらにその上でプロローグ的な一巻でした、続きが読みたいです! 続きを読む…
ネタバレあり -
しぇん
20ガンパレードマーチぽいの期待して何も調べずに適当に購入。なんか相性悪くて序盤から読むの辛くて壮絶に読み飛ばし。まぁ、もう少し立ち読み部分とか読んで買うべきでした 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2024/05/10
-
定価1430円(本体1300円+税)
-
ISBN9784040754178
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
特殊機体のロマンを堪能してほしい!
パイロットの身体感覚とリンクして操縦するのが基本の魔装機体にとって、混合型の操縦は困難を極める。こんな機体をまともに動かせるはずがないと、同級生にもゲテモノ扱いされてしまう始末さ。
だけど実は啓太には、本来の歴史で生きた前世の記憶があるんだよ。ロボットゲームの知識と経験を活かして、混合型を自在に操ってみせるんだ。
安定性と機動性を両立した機体の最大の見せ場は、遠距離砲撃戦。砲撃を行いながら、華麗な跳躍で射撃地点を移動して反撃を許さない戦術は、他の機体には真似できない。重砲による狙撃で、魔装機体単機では倒せなかった巨大な魔物を次々に撃破していく規格外さは唯一無二でワクワクさせられたよ!
ロボットに対する深い知識とこだわりがつめこまれた本作。特殊機体のロマンに熱くなれる小説だね!
成績優秀だとトラブルとは無縁...というわけにはいかないッス!
そんな理由で入学してきたほぼ一般人の啓太が、入試で成績3位になったもんだからクラスメイトは気が気がじゃないッス! というのも、成績優秀者の集まるAクラスは、啓太以外の全員が軍閥の子女なんスよ。中には反感抱く生徒もいるわけで、トラブルとは無縁というわけにはいかなそうッスねぇ。
下手に注目されたくない啓太ッスけど、そうは問屋が卸さないッス。シミュレータ上で好成績を収めた啓太は、特務少尉に任官されていきなり実戦テストに放り込まれるッス! そんな状況下でも啓太は困惑するどころか、冷静沈着な立ち回りで大活躍しちゃうんスよ!
そうなると、啓太とお近づきになろうとする輩も増えるわけで…。啓太がどうやって昇進したのかや、ゲテモノ機体でなぜ戦果を上げられるのかを探ろうとしたり、クラスメイトの思惑がぶつかりあうッス! 啓太は平穏にすごしたいだけなのに、優秀すぎるのも困りものッスねぇ~!
啓太の無双感と、それゆえに巻き起こる軍閥のにらみ合いの緊張感がクセになっちゃうッスよ!