あらすじ紹介
商家の娘ラヴィは幼い頃に伯爵子息のシリルに一目惚れした。
しかし彼とは音信不通になり7年後。
王立騎士団でシリルと偶然再会したが、穏やかな性格は一変しラヴィを「知らない」と冷徹な態度。
それなら思い出してもらおうと奮闘するうちある事件に首を突っ込み……
「まったく君って人は」とため息をつかれたうえ
「君から目が離せない」と迫られ!?
猪突猛進娘と本当は世話焼き騎士の、振り回されるのはどっち!? ラブコメ!
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みんなからのレビュー
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ラムレーズン
20大商会の娘ラヴィは幼い頃伯爵家嫡男シリルに救われて一目惚れしたが、シリル父が大きな借金をして自死してから音信不通になる。7年後騎士団で偶然シリルと再会したが以前とはすっかり変わって冷徹騎士に。斜め上に猪突猛進するラヴィがすっごくキュート!いいことを思いつきましたっていうのがろくでもないんだけど、それがまた面白くて、一生懸命におかしなことをするラヴィと彼女に振り回されるシリルが楽しい。ラヴィの家族も、のんびりして愛情たっぷりの父としっかりした弟がとても魅力的。 続きを読む…
ネタバレあり -
ころころ
16裕福な商家の娘ヒロインは八歳の時に強盗に襲われているところを助けてくれた伯爵家嫡男ヒーローに恋をした。いつしか婚約者になりたいと思っていたが、貴族と平民は決して結婚できないことを知らされる。ショックを受けるもそれならば親友になりたいと願っていたが…。面白かった。猪突猛進系ヒロインだけど、彼女なりに色々考えてるし、何よりヒーローの力になりたいと一所懸命頑張るところが可愛い。ただ周りがハラハラし通しになるのは分かる(笑) 続きを読む…
ネタバレあり -
nishiyan
11賊に襲われたところを助けてくれた伯爵令息シリルに一目ぼれした商家の娘ラヴィ。身分差はあるものの文通など交流を深めていた矢先に音信不通となって七年経ったある日、王立騎士団で偶然に再会するのだが、塩対応の彼に自分を思い出してもらおうと奮闘した結果、ある事件に巻き込まれて…というラブコメディ。猪突猛進ガールなラヴィは腹黒騎士団長の策謀もあって、シリルを振り回しながら事件に首を突っ込む姿は楽しい。捜査の過程で二人が過去の思い出に花を咲かせたりと適度にいちゃつくところも微笑ましかった。二人のその後が是非、読みたい。 続きを読む…
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アマノサカホコ
10東大阪市図書館。ヒーローに一目惚れした一途な女の子を楽しむ本。幼い頃の交流がしっかりあり、数年の年月が経ち再会。ヒーローの冷たい態度に思わずヒロインと同じ気持ちで傷ついたがこれも幼少期の仲の良さがあったからでメリハリが効いてる。恋する乙女は強くいつでもどこでもヒーローの事を考えて常にヒーローの味方。こんな女の子に出会ったら忘れられるわけがなくヒーローも冷たい態度を取り続ける事はできない(笑)ヒーロー側の心情を読みたかったが、ヒロインが可愛くて一生懸命で超一途な女の子だったので良しとする★★★★ 続きを読む…
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ぐっち
10かつて文通していた少年と再会したら、「冬狼」とあだ名がつくほどの冷徹騎士になっていた。ラヴィの押しの強さとみのほどのバランスが良く、読んでて楽しかったです。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/05/31
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定価792円(本体720円+税)
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ISBN9784041149874
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
初恋の人の笑顔をもう一度見るためならば手段を選ばない!?
それから時間が経って、商会の仕事を任されるまでに成長したラヴィが目にしたのは、騎士団の中にいるシリルの姿だったんだよ。喜び勇んで話しかけるけど、彼からは「知らない」と冷たい一言が! 一緒に積み上げたはずの思い出が、少しも彼の心には残ってなかったなんてショックだよ……。
でも軽薄な貴族に絡まれたときには、力強くラヴィのことを助けてくれるんだ! しっかりしたお説教にも昔の面影があるし、彼女のお母さんのことに触れたり……って、やっぱりラヴィのこと、覚えてるよね⁉
昔みたいにいっぱい笑ってほしい、せめて面と向かって話したい。そうして彼女は動き出すんだ。商品の売り込みを通して、騎士団に対しての信頼を勝ち取ろうと奮闘したりね。そこで得た情報から、彼の居場所を突き止めて乗り込むだなんて、バイタリティがすごくてびっくりしちゃうよね!
突飛なアイディアで飛び回るラヴィの行動には、必ずやり遂げる意志が感じられてわくわくさせてもらえるよ!
人を寄せ付けないと思いきや、何かと気にかけてくる。本当のシリルはどっち?
しかしラヴィの名を聞くだけでぴくりと肩を揺らし、彼女に粉をかける話を耳に挟めば、品のない話をした相手に無言で威圧をかける一面も。訓練が始まれば、彼女に関わろうとする団員をこてんぱんにしてしまうのですよ。
どうやら、猪突猛進でどんなに逃げても追いかけてくる彼女には冷徹騎士も形無しのようですねぇ。とある事件解決のため、怪しげな夜会に単身潜入もするヒロインにはたまらず、彼は「君だけは守る」とストレートに告げるのですよ! これには、彼女のほうが惚けてしまっているようですねぇ。今まで冷たかった初恋の人からの言葉ですから、これにはキュンとなってしまうでしょう!
冷徹騎士と猪突猛進ヒロインがすれ違いながら互いを揺さぶり合う関係性に、ときめかざるを得ない一冊でしょう!