あらすじ紹介
元殺し屋で傭兵の鈴木隆、42歳。ガンによりその生涯を閉じるも、暗殺者としての力量を見込まれ、異世界の女神から「勇者32名の暗殺」を依頼される。日本からクラス召喚された高校生の彼らは、異世界転移の際に得たチート能力を使い世界を混乱に陥れていた。
渋々依頼を引き受けた鈴木は、新たな肉体と魔法の素養を得て、レイとして異世界に転生。前世で暗殺者として培った現代戦技と古流武術「新宮流」、新たに得た強力な魔法を駆使し、相棒のエルフ・リディーナとともに暴走する勇者達を暗殺していく。しかし、同時に女神の思惑や召喚に関する陰謀にも巻き込まれてしまう。
剣聖、大賢者、死霊術師など多様なチート能力をもつ勇者達を相手に、レイは無事依頼を達成できるのか!?
剣と魔法と銃の爽快ファンタジー開幕!!
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みんなからのレビュー
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霧月
4読了!病気で死んだ暗殺者が異世界で、異世界召喚された勇者である現代の高校生の暗殺を女神から依頼される話。ちょっとだけ要素がハズレ枠と被ってたりでなんとなく興味をひかれたので購入。期待に漏れず面白くて一気に読み終わりました!いい所で終わったので続きが気になる! 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/04/24
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784046835482
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
常人離れした命のやり取りに手に汗握っちゃったよ!
レイのターゲットとなる32人の勇者はクラスごと召喚された日本の高校生たち。召喚された時に目覚めた固有スキルにより、常人では太刀打ちできないほど強力な力を持っているんだ。その能力は魔物使いや、魔法を無効化する結界、聖剣の使い手など様々で、一筋縄じゃいかないだろうね。
だけどレイが前世で暗殺者・傭兵として積んだ戦闘技術は相当なもの。師匠から受け継いだ古流武術『新宮流』では、敵が繰り出してきた剣をいなしたり、敵の刃をすり抜けて首を切るなんてこともできるんだ。さらに、女神から授かった魔法もある。身体強化魔法を施せばその辺にある石ころでだって相手を倒せるんだから、絶対勝機はあるはずさ!
レイは時に暗殺、またある時は正面から、その時々で最適な殺しの方法を瞬時に選択する。その瞬間に展開される常人離れした命のやり取りは緊張の連続で、すごい迫力なんだよ!
誰かを特別扱いせず、自分を貫く姿は最高にカッコいいッスよ!
レイが介入したことで一命をとりとめたリディーナッスけど、傷が酷すぎて命が尽きるのも時間の問題。「戦場なら拳銃で頭を撃ち抜き楽にしてやるところだ」なんて発言からも、レイの死生観が垣間見えるッスね。彼は結局、回復魔法の実験台にするために彼女を生かすことにするんスよ。いやぁ~どこまでも合理的な男ッス!
レイのおかげでボコボコだったリディーナは快復、絶世の美女に元通りッスよ。彼女は実力ある冒険者だからレイと違ってお金もたくさんあるし、一緒にいれば国家間の移動なども優遇してもらえるッス。戦闘では最強のレイでも、金銭や地位はリディーナ頼り。女性のヒモになってしまって凹むレイの姿もギャップ満載で悪くないッスね、ニシシ!
人間らしいところはありつつも決して感情に支配されず、自分を貫く。そんなレイの生き様は最高にカッコいいと言わざるを得ないッスよ!