あらすじ紹介
帝国の冒険者として大成したアハバインは、帝国最強のパーティーの前衛として前途洋々だったが、ある日突然、めでたくも理不尽な理由でパーティーが解散した。突然ソロ冒険となったアハバインは、美しい奴隷(メイド)を雇い、一人での生活を始める。一人になってもその能力を遺憾なく発揮するアハバイン。瞬く間に周囲の信頼を勝ち得、敵対した強力な力を持つ魔女もいつの間にか仲間になり、新たな旅路に踏み出すのだった――。
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みんなからのレビュー
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菊地
2実力があって、世渡りが上手く、上昇志向が強く、露悪的じゃないにしても博愛主義じゃない、という主人公のキャラクター性が今のライトノベルの中では目を引くもののになっている。 「頂点に立った時」、積極的にその場所に居続けようとするか、その達成感を持ったまま退くか、となった時にどうするかという話はアスリートでもたまに見掛ける事例だよなぁ。 続きを読む…
ネタバレあり -
Junta
0設定は良い。しかし、後半の流れが唐突でついていけなかった。主人公は最強の前衛。理性的で勤勉。貴族や皇族との付き合いも卒なくこなす器用さも持つ。新しい拠点の管理にと買った二人の奴隷や剣に宿る天使、召喚された悪魔も無難な性格。いまいちキャラが薄い。後半、唐突に冒険者を休業して魔法学院に入学しようと旅立つのは、読んでいて???となった。主人公の内面の説明が足りないためか、本当に流れが意味不明。惜しい作品だと感じた。続きは出るのだろうか。少しだけ気になる。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/04/05
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784040753881
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
人徳により様々な人物に慕われる最強冒険者!
"天騎士"として名高く、他に比類のない実力を持つアハバインを周りが放っていくはずがない。彼のもとにはどれも簡単ではない依頼が次々と舞い込むんだ。けれど心配いらない。剣士としての技量もさることながら、彼にはかつての冒険で入手した最強の装備があるからね。
炎を自在に操る火剣や、高速機動を可能にする雷剣でさえ切り札たりえない。"天騎士"の異名の由来となった天剣こそが、彼の最高の相棒なんだ。天使を顕現させる力を持つ唯一無二の剣は、常人なら握っただけで命が危うくなる。その力を解放すれば、強大な悪魔に匹敵するほどの力を発揮するんだ。天使と並び立って戦う姿は、荘厳さすら覚える迫力さ!
そんな彼に舞い込んだ依頼の中でも印象的だったのは、魔道列車の事件だね。高級客車で優雅な時間を過ごし、いざ敵と対峙すれば疾走する列車の車上で苛烈に戦う。クールに仕事を解決する姿に惚れ惚れしたね。主人公の何事にも冷静で不屈の姿と、壮大なバトルに夢中になれる一冊だよ!
三人の距離がグッと縮まっていく様子にほっこりしちゃう!
家事も礼儀作法もしっかり勉強してきた彼女たちだけど、最初はアハバインにちょっと気後れしちゃうの。彼本人にそのつもりはないんだけど、とにかく無駄がないっていうか、効率主義なところがちょっとだけ怖く見えちゃうんだよね…。
でもアハバインはお金持ちで有名人なのに、全然えらぶったりしないの。それどころか、家のことからお金のことまで任せてくれるんだよ! ふたりもだんだん心を許してくれるようになって、私までうれしくなっちゃった!
そして彼にとっても、かわいい女の子ふたりとおいしい食事をとったり、まったりお茶をする生活は癒しになっていくの。パーティー解散は寂しいことばかりじゃなかったみたい! 三人の距離がグッと縮まっていく様子は、書籍版書き下ろしの番外編でもバッチリ楽しめちゃうよ!
そんなアハバインだから、冒険者仲間やもちろん、帝国の皇女や悪魔の少女すらも集まってくるんだろうね。「一人」になっても「独り」じゃないって、すっごくステキな生き方なの!