
あらすじ紹介
僕らの手には『それら』と戦う力はない。だけど。
二森啓は思っていたのだ。もう自分は、いつ死んでもいい存在だと。
だがもう、それは叶わなくなった――。
大事な仲間を立て続けに失い、悲しみと絶望感に覆われた『ほうかごがかり』。そんな時に啓が示した明確な意思をきっかけに、『太郎さん』は隠された事実を明らかにする――「七人目の『かかり』だよ」
どうやら前年から『かかり』でありながらも、ずっと役割を逃れている人物がいるという。それを知らされた啓たちは……。
「…………ほんとに、あれがやってたことを引き継ぐのか?」
理不尽、そして怒り。追い込まれていく子供たちの、死を決した闘いの記録。鬼才が放つ恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第3巻。
みんなからのレビュー
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眠る山猫屋
68“学校の怪談”になりきれていない怪異を一年かけて昇華する為に選ばれた小学生たち・・・も、すでに二人。怪異と日常に折り合いをつける事も困難になってくるが、それでも立ち向かう啓と菊の心中にあるのは怯えではない。命ばかりか名前や存在の記憶すら喪われた仲間への思い。そして怪異を回避し続けているという七人目のほうかごがかりの存在が知らされる・・・。誰も助けてくれない、誰も教えてくれない怪異への抗い方を模索しながら二人は、互いを思いやりながら、絶望の淵を進んでいいく。哀切。物語が続いていくとは思わなかったな・・・。 続きを読む…
ネタバレあり
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kou
633巻目にして第一部完って感じだった。終始、読むのが辛い内容だった。それでも続きが気になって、読むのが止められなかった。作者曰く、続く予定みたいだが・・・ハッピーエンドはあり得るのかな??暗い未来しか想像できない。 続きを読む…
ネタバレあり
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オセロ
51突如知らされた惺の死亡。 親友の死に報いる為に全ての無名不思議に立ち向かうことを決めた啓と彼の熱意に当てられた菊に本気で襲いかかる無名不思。壮絶で絶望的な戦いの結末は流石に予想外すぎですよ… 続きを読む…
ネタバレあり
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藤月はな(灯れ松明の火)
46とうとう、大事な人までにも牙を剥いた名無不思議。その弔い合戦として全ての名無不思議を描こうとした啓君。その結果、現実へ怪異が侵食してきた事を示す口絵は悍ましいとしか言えない。だが、その口絵の裏にあった絵を見た時、こみ上げてくるものに目頭を押さえずにいられなかった。本当に皆で卒業できれば、良かったのにね・・・。地獄を目の当たりにした啓君は無事に現世に繋ぎ止められたが、余りにも現実的な非情さを飲み込まなければならないラストに哀愁が込み上げる。また、表紙もその意味を知ると怖さよりも悲しみを覚えずにはいられない。 続きを読む…
ネタバレあり
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mihya
45シリーズ3冊目。一息に読んでしまったが、楽しかった。 予想通りの子供たちが脱落し、まあそうなるよね…って感じの結末。予想外の7人目が登場したことで、もう一捻りあるかと思ったんだが…。どうやら続編があるらしい。 大人びている子供が多いせいでイルマや留希が幼く感じるが(まあ実際5年生だし)、多分、子供としては普通の反応だよな。…と思うと、大した覚悟もなく脱落していった2人がちょっと悲しい存在に感じる。 コロナ禍では『ほうかご』もやっぱりオンラインになるんだろうか。それはそれで別の怖さがあるかもしれない。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/05/10
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784049152005