発見する
あらすじ紹介
幼い日、初恋の人と生き別れた事故を受け「結婚しない」ことを決めた令嬢・セシア。
育ててくれた祖父が不審な形で亡くなり、強欲な叔父が怪しいと疑うも証拠はない。
祖父の遺言によるとセシアが遺産を相続する条件は「一か月以内の結婚」。
そんなセシアの前にルイと名乗る軍人が現れる。
初恋の人の面影がある彼は、ある目的からセシアに偽装結婚を提案するが――。
かりそめの結婚で二人は再び出会う。偽装夫婦ロマンス。
みんなのデータ
-
3評価する -
1読みたい
みんなからのレビュー
-
ラナンキュラス
39子供の頃大怪我をし、またその時一緒にいた使用人の少年が責任を問われ屋敷から追い出された事を負い目に感じ結婚したくないと思っている令嬢ヒロイン。育ててくれた祖父が不審な死を遂げ強欲な叔父を怪しいと思いながらも証拠がなく、しかも祖父の爵位を叔父に渡さない為にはヒロインが結婚相手を見つけねばならず困っていたところ、追い出された少年の面影がある軍人ヒーローが突然訪ねてきて。面白かった。ヒロインと偽装結婚をするヒーローは工作員であり、汚れ仕事をしている自分は彼女に相応しくないとわざと嫌われようとするが→ 続きを読む…
ネタバレあり -
Kana
21初読みの作家さん。主人公の侯爵令嬢セシアは、幼い時に事故で大怪我をし、その事故で大好きだった使用人の子クロードは責任をとらされる形で追い出されてしまう。そのせいでセシアは誰とも結婚しないと決めていたが、祖父の遺言のことと祖父の不審死を調べるために偽装結婚することに。その相手がクロードに似ている軍人というから、この先2人はどうなるのか知りたくてページをめくる手が止まらなかった。初恋が叶うのっていいな。この2人がどうなったのかもう少し先まで読みたかった。 続きを読む…
ネタバレあり -
nishiyan
18幼い頃の事故がきっかけで幼馴染と離れ離れになったことから結婚しないことを決めた侯爵令嬢セシア。不審死した祖父の遺言で一カ月以内に結婚しなければならなくなるのだが、幼馴染の面影がある軍の工作員ルイと偽装結婚することになり…というラブロマンス。国を揺るがす薬物と強欲な叔父という二つの難題に取り組む二人だが、セシアには相応しくないと思いながらも彼女のために奮闘するルイ、怒涛の展開に揉まれてラストである交渉に赴けるほどに逞しく成長したセシアのカップリングは楽しかった。十二年越しの誤解も解けてめでたしめでたしかな。 続きを読む…
ネタバレあり -
ころころ
13両親亡き後、侯爵家当主の祖父と共に暮らしていた令嬢ヒロイン。ある日叔父の祖父に無断での土地売却疑惑が浮上、問い詰めに行った席で祖父が不審な死を遂げる。叔父の関与を疑うが証拠はない。そんな中ヒロインの結婚を条件に侯爵家を譲るとの祖父の遺書が公開され…。サスペンスっぽくて面白かった。すごく好みのお話。祖父の不審死は軍部が開発中の薬物が原因である可能性が濃厚。ヒロイン叔父がその薬物を持ち出した人物を匿っているらしく、叔父の罪を暴き問題の人物を確保するために偽装結婚をすることに。 続きを読む…
ネタバレあり -
アマノサカホコ
8大阪市図書館。祖父の遺言で1ヶ月以内に結婚する必要があり...十二年の年月が経ち、生きるために何でもやった工作員ヒーローとヒーローとさよならをする事になった大きな事故を起こし急死に一生を得て体に大きな傷があるヒロインとの軍の極秘任務が絡んだ再会偽装結婚恋物語。ヒロインに嫌な態度をとるヒーローだけど、ヒロインにかなりの思い入れがあるとわかるヒーロー視点があって楽しく読んだ。ただヒーローが身を引くより一緒の時間を過ごして手放せなくなった方が好み★★★幼少期の幸せの象徴がもっと描かれているとよかった。web未読 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2024/05/01
-
定価814円（本体740円＋税）
-
ISBN9784041149133
パートナーのおすすめレビュー（宣伝）
真実に辿り着くのが先か、2人の関係がバレるのが先か…ハラハラドキドキの連続だよ！
なんでも祖父の死因には、叔父と軍の機密が関係しているみたいなんだ。戸惑う彼女だけど、祖父の仇をとるためにルイ少尉との偽装結婚を受け入れるんだよ！
けど、骨の髄から工作員なルイと貴族のセシアの相性はあまりよくなさそう。無作法に映る彼の物言いに対して、売り言葉に買い言葉で皮肉を返せば、さらに不愛想に返されちゃうんだよ。このままじゃ、偽装結婚であることがバレちゃうんじゃ…？
でも、そこはルイも職業軍人。パーティーで大勢の貴族が前でも、普段とは打ってかわってきっちりと好青年を演じるんだ。しかも叔父の悪態から妻を守る気概は、まさに夫そのもので頼りになるんだよ。彼女もしっかりと演技に付いていって、叔父の追及を乗り切ろうとするんだ。
しかし彼らに迫るのは、とどまることを知らない叔父の魔の手。証拠を握るのが先か、偽装結婚がバレるのが先か、ハラハラドキドキの連続で目が離せないね！
普段はぶっきらぼうなルイ少尉から時折覗く愛情には理由があるようです☆
彼への悔恨を抱いたまま始まった彼女の偽装結婚生活。それは、波乱万丈の毎日だったのです！ ぶっきらぼうな職業軍人、ルイ少尉とはそりが合わず、会話も皮肉と正論の応酬ばかり。ところが不愛想な口調とは裏腹に、彼の行動には時折愛情が覗くのですよ。新婚旅行先で射的をさらりと指南し、人混みでは自然に守ってくれるのです。さらには右腕が不調にもかかわらず、つい酔いつぶれてしまった彼女を連れて帰り手厚く介抱するのですから、これは本当の夫婦と言っても差支えないほどですねぇ。
彼の優しさや互いの理解が進み、徐々に仲が近づいていく両者。さらに、彼女は彼の行動やふとした表情に、かつてずっと傍にいてくれたクロードの面影をどことなく感じるのです。過去の後悔と現在の愛情の狭間で、彼女の感情が次々揺れ動く様が実に美しい物語ですよ！