あらすじ紹介
春になったら、この関係は終わりだ。でも、今はまだ簡単に会えるし、会う理由も作れる――たとえ冬休みであっても。仙台さんに会いたいと思うことも、触れたいと思うことも、全部ルールを最初に破った彼女のせいだから。だから責任をとってもらわないと困るのに……仙台さんはまだ何も言ってこない。
春になったら、この関係は終わりだ。たとえ近くの大学に進もうと、今と全く同じではなくなる。それでもこの先の未来で、隣に宮城がいてほしい。今そう願ってしまうことは契約違反だろうか? その問いの答えを、私は彼女の口から聞きたいと思ってしまっている。「――宮城は私に会いたくない?」
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みんなからのレビュー
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佐治駿河
36終始ドキドキしながら読んでいました。百合系ラノベの最高傑作の一つです。次巻以降の大学生編も楽しみですが、ここで完結でもよかったかもしれませんね。ここで完結ならば、その後の展開を読者が想像する余韻が残されるので、更にいけない妄想してしまいます。せっかく大学生編をやるのであれば読者のあらぬ妄想を超えてきて欲しいですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
36春が来て卒業したらこの関係は終わりという約束だったのに、卒業が近づく今となっては宮城も仙台さんも最早それを望まない。「卒業しても一緒にいたい」と一言言えば二人の願いは叶うのに、二人ともそれを言い出せない。そんな二人の卒業式を迎えるまでの葛藤を描く今回ですが、結局二人とも素直になれないけれど、落ち着くべきところに落ち着いて何よりです。まあ仙台さんのとった手段は強引すぎるけど、これくらいしないと宮城は自分の本当の気持ちに従えなかったかもね。次回大学生編を楽しみにしています。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
34春になったら、この関係は終わりだ。お互い受験や卒業が近づく中で否が応でも決断を迫られる2人の曖昧な関係。もどかしいその関係が変化を迎える第4弾。お互い相手のことを意識していることを自覚しながらも、ルールに縛られて理由がなければ会うこともできず、さらにもう一歩を踏み込むことができない仙台と宮城。志望する大学のこと、一人暮らしをするかどうかなど、聞きたいことはたくさんあるはずなのに、ここまで来ても不器用なやり取りをしてしまう2人には苦笑いでしたが、仙台くらい強引に動かないと関係は動かないのかもしれないですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
椎名
17高校卒業という契約終了を前にざわつく二人の心が、言動にの端々にも表れ、少しずつこれまでの関係性と変化していく。今までなら決して言わなかったし、越えなかった境界線のようなものをはみ出すようなひとつひとつの積み重ねがあったからこそ、ラストの二択に辿り着けたような気がする。大学生編、楽しみすぎる。特に宮城は友人と同じ大学、仙台さんとの関係性も疑われているとなれば流石に言うしかないのでは……と思うが、誤魔化しつつこれまで通りに過ごすのか。どうなっても美味しい。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
17二人の関係が終わる春が迫る中、葉月が志緒里の本心を聞き出すために強引な手を仕掛けてくる今巻。―――延長を願う本心、言えず引き出す新への誘い。 もはや五千円、ではなく交換条件を対価としてルール破りをお互いに黙認して。素直になれば早いのに、と思うけれど素直になれぬ二人が春を前にもだもだする巻であり、葉月の強引な一手が次の関係を開く、まだまだ楽しめると教えてくれる巻である。巡ってくる春、新たな地で始まる新たな関係。建前も交換条件もなく。柵から解かれた二人の関係の行方とは。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/04/19
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定価792円(本体720円+税)
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ISBN9784040753805