あらすじ紹介
闇に潜むは道を外れし(PCでいられなかった)者達――
幼馴染のマルギットと共に辺境の地マルスハイムで冒険者となり、盟友のジークフリートらと共に氏族“剣友会”を立ち上げたデータマンチ転生者エーリヒ。
彼らはマルスハイムに蔓延しつつある麻薬“魔女の愛撫”の出所を追う中、刺客に襲われる情報屋のシュネーを救出する。
彼女から得た情報を元に調査を進める中、エーリヒ達は麻薬組織の親玉に辿り着くため一計を案じ……?
一方、シュネーを取り逃した刺客の一党は、計画の妨げとなる存在としてエーリヒ達を標的に定めて動き出すのだった。
ヘンダーソンスケール行方不明のデータマンチ冒険譚、第9幕フィナーレ!
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みんなからのレビュー
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わたー
22★★★★★脳髄から変な快楽物質が垂れ流されているのを幻視するくらいには堪能させてもらった。マルスハイム全てを巻き込んだ陰謀と、猫頭人の情報屋を狙った謎の達人級の暗殺者一党との因縁に一応の決着がつけられる下巻。上巻ではやたらと規模と被害がでかいわりにその全容が見えていなかった陰謀に対し、断片的な情報から誰がこの絵図を描いていたのか真相に迫っていく様は、著者の筆が乗りに乗っていることがわかるほど複雑かつ精緻に描かれていて非常に良かった。またミドル1回とクライマックスで語られた暗殺者一党「一椀党」との戦闘は、 続きを読む…
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真白優樹
13シュネーが集めた情報により黒幕への襲撃準備が始まる中、暗殺者集団がエーリヒを狙い動き出す今巻。―――多対一、必殺の一撃かいくぐり死線を超えろ。 今まで中々死ぬような羽目に陥らなかったエーリヒが久しぶりに命がけの戦いを繰り広げる巻であり、敵も味方も実力者揃いなド派手なバトルが繰り広げられる巻である。命がけ、危うく大切なものを失うような危機を乗り越えその先に解決を見出して。ようやく一時の平和を手に入れたエーリヒ達一党は、今度はどんな冒険に向かう事になるのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
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八岐
11★★★★★ うへへへへ、いやーこれあかんですよ。ちょっと面白すぎやしませんか? 初っ端から最後までミッシリと中身が詰まりすぎてて、満足感が半端ない。最初から最後までなにこれ面白すぎない!?という感覚が途切れる事無くテンション上がりっぱなしなの、こっちの頭おかしくなりそうですわ。味方も敵もとびっきりの有能揃いなので展開がダレない上に誰が何しても痺れるんですわ。そんな中ですら際立つエーリヒのあの何をどうしたら死ぬのかわからない異能生存体っぷり。彼って強いというより、ほんとどう殺したらいいかわからないのよね 続きを読む…
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じお
10★★★★☆ 危険な薬物を取り締まるべく一計を案じ上手く麻薬組織の親玉の尻尾まで掴むエーリヒ達剣友会だったが、それを察知した敵の刺客がエーリヒの命を脅かすのだった、見敵必殺を心がけましょうというデータマンチファンタジー第9の下巻。面白かったです、割と無敵感あったエーリヒに痛手を負わせるほどの強敵との戦闘、敵手が強く尚且つ実力が拮抗していると盛り上がりますね。いつぞやの変態タキシード仮面みたく格上過ぎても盛り上がらんのでこのくらいの塩梅が良き。→ 続きを読む…
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ひろンゴ
10上巻を補強するかのごとく前半はがっつりとマルスハイムに迫るの陰謀の説明がされ、これは書籍じゃないと堪能できないと感じた。緻密なストーリーに魅力的なエネミー、熱い展開が作者様のラノベにしてはややクドい文体で描かれ、大変満足なお話だった。初戦、暗所の屋内といった戦闘描写の想像が難しいシーンだったにも関わらず、3次元的に戦況が描かれ、5人の手練れが連携を組んでエーリヒを潰しに掛かってくるシーンはかなり良かった。そこから2ラウンド目では我ら剣友会がきっちり武威と連携決めてニンジャ達を圧倒するシーンも良き。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2024/03/25
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定価924円(本体840円+税)
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ISBN9784824007612