![ひとつ屋根の下、亡兄の婚約者と恋をした。](/asset/img/lazy.gif)
ひとつ屋根の下、亡兄の婚約者と恋をした。
これは、どうしようもなく惹かれ合う純愛ラブストーリー
柚本悠斗
(著者)
/
木なこ
(イラストレーター)
シリーズ:「ひとつ屋根の下、亡兄の婚約者と恋をした。」シリーズ(GA文庫)
この作品をストアで探す(宣伝)
あらすじ紹介
やがて、二人の哀が愛へと変わる。
恋をした人が兄の婚約者だった高校生と、婚約者の弟に愛した人の面影を重ねてしまう女性。
お互いにダメだとわかっていても惹かれずにはいられない――そんな二人が葛藤を抱えながらも幸せへと辿り着く、ハッピーエンドが約束された純愛物語。
高校生の七瀬稔は、兄・七瀬健と兄の婚約者・美留街志穂の結婚を機に三人で一緒に暮らす予定だった。だが新生活を控えたある日、健が病にて帰らぬ人となってしまう。
志穂から『これからは私が面倒を見る』と押し切られ、稔と志穂は一緒に暮らすことに。
こうして兄の婚約者と婚約者の弟が一つ屋根の下、二人きりの生活が始まった。
ある日、稔は兄の遺品整理をしている最中に一冊のノートを見つける。
そこには健の「夢」(※子ども食堂)と、病気になったことで夢のまま終わってしまうことへの複雑な想いが記されていた。稔は亡き兄の夢と想いを知り代わりに叶ようと決意し、志穂もまた夢を叶えようと頑張る稔を支えようとする。
志穂の包み込むような優しさのおかげで次第に兄を失った悲しみは癒えていき、やがて稔の胸にとある『想い』が芽生えてしまう。だがそれは稔だけではなく、最愛の人を失った志穂もまた同じだった。
恋をした人が兄の婚約者だった高校生と、婚約者の弟に愛した人の面影を重ねてしまう女性。お互いにダメだとわかっていても惹かれずにはいられない――そんな二人が葛藤を抱えながらも幸せへと辿り着く、ハッピーエンドが約束された純愛物語。
みんなのデータ
-
3
評価する -
5
読みたい
みんなからのレビュー
-
芳樹
33【BW】正直、表紙の物憂げな女性の姿に一目惚れしたジャケ買いでしたが、安定の柚木作品で感激です。唯一人の肉親だった兄を亡くした高校生の稔。兄の婚約者だった美志穂と一緒に暮らすことになった彼が、彼女とともに兄の夢を叶えようとひたむきに進む青春物語。稔と志穂は互いを思い遣るばかりにすれ違ってしまうけれど、思い遣ることが実はお互いの幸せな未来に繋がるのだという展開にぐっとくるものがありました。プロローグが本作品の結末なのでしょうが、そこまでに二人がどんな関係を積み重ねることになるのか。続きを楽しみにしています。 続きを読む…
ネタバレあり
-
よっち
30唯一の肉親である兄を亡くし、兄の婚約者だった女性・美留街志穂と一つ屋根の下で暮らすことになった高校生の七瀬稔。やがて幸せに至るまでの日々を綴った純愛物語。家族とも他人とも呼べない微妙な距離感の中、志穂の包み込むような優しさに触れ次第に悲しみが癒えていく稔。亡き兄の喫茶店とこども食堂の夢を2人で引き継ぐことで、少しずつ前を向けるようになった一方、志穂の未来を縛っているではないかという複雑な想いも当然だと思いましたけど、葛藤とすれ違いに直面しながらも、もう一度向き合ってリスタートした2人のこれからに期待です。 続きを読む…
ネタバレあり
-
唯月
13唯一の肉親だった兄を亡くし、悲嘆に暮れていた稔の元に、亡兄の婚約者・志穂がやって来る。互いに一線を引きながらも、二人は心を通わせていく。ある日、稔は兄が生前使っていた日記を見つけ、兄の夢が(喫茶店兼)子供食堂を開く事だったと知る。志穂と共に、稔は兄の夢を叶える事を決心する。志穂の将来を考え、一度は止めようと思った同居だが、互いに必要不可欠になっていた二人は、心の内を吐露しあい、これからも同居を継続する事に。まだお互いに好意を抱いていないから、次巻からが楽しみ。少しだけコメント続く。 続きを読む…
ネタバレあり
-
真白優樹
13唯一の家族であった兄を病気で亡くした少年が兄の婚約者と暮らすことになり始まる物語。―――夢を継いで、託されて。その先に生まれる新たな愛。 忘れられぬ人、という共通の相手が根底にいるからこそ切なさと悲しさが締め上げている物語であり、約束された幸せに至る為、心を揺らしながら少しずつ前を向いていこうとする二人の姿が心に沁みる物語である。果たしてこの先、二年後の幸せに至るまでどんな障害があるのか。始まったばかりの継ぎたい夢は、どんな道筋を辿って叶えられていくのだろうか。 次巻も須らく期待であるべし。 続きを読む…
ネタバレあり
-
リク@ぼっち党員
11唯一の肉親である兄を失った少年と、兄の婚約者だった女性の一つ屋根生活。タイトルとか帯から背徳系かと思ったら、全くそんなことはなくてむしろ亡き兄の気持ちを汲んでの行動だった。まだ気持ちの整理段階なので全体的に落ち着いたというか落ち込んだ雰囲気。その分心情描写とか現在の関係性をじっくりと描いていたのが良かった。しかし亡くなった後にもこれだけの影響を与えるってどれだけ人格者だったんだ…。そんな兄なら自分が原因で恋が自由にできない状況は嫌うだろうし、過去を大切にしつつ、変化を恐れずに未来を見据えて行動してほしい。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2024/04/14
-
定価770円(本体700円+税)
-
ISBN9784815619596