あらすじ紹介
*+.------Story:ランスロットver------.+*
『死神騎士』と呼ばれる英雄ランスロットは、戦勝の褒賞として、ただ一人の女性を欲した。
それは、王子に婚約破棄を突きつけられたばかりの、キズモノ令嬢エメリーン。
きっかけこそ、彼女の<祝福>である<運>を求めての契約婚だったものの――
強面でぶっきらぼうな自分を初対面から全く怖がらないエメリーンに、ランスロットは本気で惹かれていき……?
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*+.------Story:エメリーンver------.+*
王子に婚約破棄され、キズモノ令嬢になったエメリーン。
すると国王は、エメリーンに『死神騎士』と呼ばれる英雄・ランスロットとの婚約を命じた。
けれどそれは、エメリーンの<運>という<祝福>を目当てにしたもので――
「いいじゃない、契約結婚。閣下を支えてみせます!」
そう割り切っていたのに、
あれ、なんだか閣下がすごく甘くないですか……?
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みんなからのレビュー
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rozeriy
27BW購入。人が妖精の祝福を受けて産まれる王国。伯爵令嬢ヒロインは希少な祝福を持っていて産まれた時から第二王子の婚約者に決まっていた。しかし、祝福の恩恵を受ける感覚がないと、戦勝祝賀会のパーティで婚約破棄されてしまう。矜持もあって修道院に入るつもりでいたら、戦争を勝利に導いた死神公爵の異名を持つ国の英雄から求婚。王命でもあり、破棄された後、 気遣ってくれた恩義もあって辺境の領地へ。→ 続きを読む…
ネタバレあり -
わたー
18★★★☆☆素材は抜群に良いのだが、手放しで面白いと薦めることができない作品だなと。王太子に婚約破棄されたことで、教師であった前世とこの世界が女性向け漫画に酷似した世界であることを思い出した主人公。そんな彼女が戦争で武勲を上げ、辺境伯として任じられたヒーローに見初められ、婚約者として彼と共に辺境の地へ移ることになる物語。幼い頃から王太子妃になることが決められて、軟禁生活を余儀なくされていたといういい環境で育ったとはいえない主人公だったが、前世の記憶を思い出したことでメンタルが鬼つよになっていたのは良かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
アマノサカホコ
10東大阪市図書館。マンガの悪役令嬢に転生。婚約破棄後、急遽婚約者ができ辺境に旅立って...怖がらないヒロインにコロッと堕ちたヒーローと無防備を襲撃と思っちゃう天然キャラヒロインとのラブファンタジー。ヒロインが辺境で酷い目にあいヒーローや屋敷管理組に物申したい事はいっぱいあるが、物語を面白くするスパイスとして雨降って地固まるって事で盛り上がりを楽しんだ。ヒーローのヒロインに対する好意メーターが好きすぎるに思いっきり振り切っているとこも楽しい。ヒーロー視点あり★★★★ヒロインがヒーローの懐にすっぽり収まるの好き 続きを読む…
ネタバレあり -
菊地
4辺境伯の家令や使用人の無能っぷりや悪意があまりに酷過ぎるし、遅れてやってきて解決されても悪意ある使用人たちの顛末含めてもなんだかスッキリしないな…… 続きを読む…
ネタバレあり -
Junta
0前半の方向性が間違った頑張りは、街に馴染むために必要だったとしても、モヤモヤした。後半の溺愛っぷりと会話のやりとりは好み。続きが気になるが。。。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/04/15
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定価781円(本体710円+税)
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ISBN9784047378933
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
何気ない幸せをもたらしてくれたエメリーン様を溺愛するランスロット様が微笑ましい☆
しかし彼女は怯えるどころか「〈死〉は誰にでも平等だから怖くない。平凡だ」とまで言ってのけるのですよ! 共に馬に乗った際にも純真無垢にはしゃぎ、なんでもない会話を楽しそうに続け、時には無防備に寝顔を見せるのです。今まで悪意に晒され続けてきた歴戦の英雄様が心を掴まれてしまうのも当然というもの。戦場や貴族社会では到底触れられなかった幸福に、『戦鬼』も形無しの蕩けるような溺愛を向けるのが、実に微笑ましい!
ただ彼らの受けた〈死〉も〈運〉もどのような影響があるか不確かなことばかり。それでも、今までは知らなかった信頼できる相手との穏やか時間を抱きながら、未来へと進んでいくのですよ。〈祝福〉に翻弄された二人の行く末ですが、それまでの苦労の分、報われてほしいものです!
健気で少し鈍感なエムと、そんな彼女を愛しているランスロットの関係性がたまらない!
ランスロットの喉が枯れていそうなら飴を買って、彼の部下たちにもおすそわけ。スカートだと馬に乗せてくれる彼が気遣うからと、少年の服を買って乗りやすくするんだよ。てっきり貴族のお嬢様をイメージしてた部下たちもびっくりすると同時に、彼女の心遣いに惹かれていくんだ! こういう小さい気遣いが出来る人って、スマートでカッコいいなぁ。
少年の姿で出歩けば、門番さんには「日没までに戻って来い」と心配してもらって、街の食堂では「もっと食え」と優しくしてもらえる。エム坊と呼ばれて愛されているのを見るとほっこりするんだ!
もちろんランスロットにも「俺の馬にしか乗せない」って熱々な台詞を言わせちゃうよ。でも、男の前で無防備だって指摘されても「敵襲があったのですか?」って焦っちゃうような彼女だからね。熱愛っぷりには気づいてないみたい!
愛され属性のエムと、心底彼女を愛している婚約者のすれ違いにも、にっこりできちゃう一冊だよ!