あらすじ紹介
日本を侵略しにきた神霊結社デルンケムと四大幹部の一人で神霊工学者のハルヴィエド・カーム・セイン。侵略を阻む正義の変身ヒロイン・ロストフェアリーズと戦いを繰り広げる中、清流のフィオナの可愛い姿に恋したハルヴィエドは彼女と敵対しつつも裏では推しとして陰から支える日々を送っていた。そんなある日、元デルンケム幹部が経営する喫茶店で学校帰りのフィオナたちと遭遇したハルヴィエド。今まで恋愛経験がなく異性との会話の仕方が分からない彼は常日頃から首領の愚痴を聞いてくれている『にゃんJ』のスレ住人達に恋愛相談するのだが……。
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みんなからのレビュー
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よっち
32日本を侵略する神霊結社デルンケム。その四大幹部の一人で神霊工学者ハカセが、正義の変身ヒロインの一人フィオナに恋をして、にゃんJのスレ住人たちに恋愛相談する物語。元デルンケム幹部が経営する喫茶店で、学校帰りのフィオナたちと遭遇するものの、恋愛経験がなく異性との会話の仕方が分からないハカセ。常日頃から首領の愚痴を聞いてくれているスレ住人達に相談しながら試行錯誤する中で、明らかになってゆく組織の複雑な事情や元幹部たちの動向、頼れるお兄さんを慕うヒロインたちがいて、そんな彼らの物語の行く末を見守りたくなりました。 続きを読む…
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和尚
17面白かったです! ほのぼの笑えて感情移入して。 確かにこれは、スレを読んでいる感覚で楽しめる小説ですね!個人的にとても懐かしい空気を思い起こさせてくれる作品でした。 そしてボリューム、小説2冊分くらいありました。でも必要、ここまで必要でした。まとめて出してくださりありがとうございます。最高です。 続きを読む…
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八岐
6★★★☆ ハカセが残念イケメンすぎるんだけれど、超絶イケメンとしては言動が非モテオタすぎるだけで、人間的にはとても素敵(でも重い)というキャラが良すぎる。悪の組織も代替わりして穏健派に移りつつも内部分裂で弱体化。でも幹部同士はとても仲良し。ただし仕事は全部ハカセにくる、というまさにアットホームな職場です。幾つも役職を掛け持ちしてる上に外に会社作って資金確保と生活支援まで行ってるわけだから、研究者としても経営者としてもバケモノ並に優秀なんだけど、みんなの愛されキャラなハカセがほんとかわいい。 続きを読む…
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菊地
4お人好し高スペック天才科学者残念キャラの主人公と、それを取り巻く悪の組織メンバーとのドタバタ、敵対する正義の変身ヒロインとのラブコメ等を描く作品。 一見するとロミジュリ的な構図のように思えるものの、コメディをベースとして楽しく描きながら、要所要所でシリアスを入れながらキッチリとドラマ的な落とし所も用意されてる。 いい作品でしたね。好きです。 続きを読む…
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まいなな
3面白かった。前にカクヨムかなんかで全部読んでいるお話なんだけど、何回読んでも気軽に楽しめるのは名作の証かもね。昔ながらのインターネット掲示板の、空気感の良さってのも感じることができた。あれっていい人たちが集まるとひたすら楽しそうだね笑笑。ものはやっぱり使いようなんだな。とりあえずフィオナは最強。至高。女神です。あのびっくりしてる挿絵やばすぎて眺めたもんね。3分の2が激重な正義のフェアリーズちゃんたち面白い。ルルンちゃん覚醒が見たいね笑笑笑笑笑。みんなキャラとしてめちゃくちゃ良くて、完成度の高い作品! 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2024/02/28
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784047378148
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
まさかの人物が匿名掲示板で恋の相談! みんなが放っておくワケがないッス!
恋愛経験皆無のハカセのため、にゃんJ民はフィオナに近づけるようアドバイスするんスけど……そこはやっぱり掲示板の住人たち。多分におふざけ要素が入ったものばかりなんスよ! 初対面なのに胸をはだけて誘惑ポーズを取れとか「こんにちは、美しいお嬢さん。まるで妖精のようだね」なんて気障な台詞で話しかけろ、とか…カオスすぎて収拾がつかないッス~! だけどどんな無茶苦茶な指示でも、受けたからには従うのがルールッス。ハカセは不審がられないように優秀な頭脳をフル回転させて、きっちり指示をこなそうとするんスよ。上手くやろうとすればするほど訳のわからない状況に陥るハカセに爆笑ッス!
当初は笑いながらハカセを見ていたにゃんJ民たちだけど、いつしか本気で彼の恋を応援するようになるんス。彼らの一体感が徐々に高まっていく過程がリアルで、掲示板特有の熱気を味わえるッスよ!
敵同士に二人が恋に落ちたら…お互いへの思いの強さがひしひしと伝わります
もちろんハカセさんの方も、紗雪さんのことを大切に思っているのは本当です。紗雪さんと友人として関わりあう喜びを噛みしめながら、彼女を傷つけないよう怪人の攻撃力を調整しているんですから。でも、彼は彼女の敵である必要もあって……。
ハカセさんは組織の先代頭領に大きな恩があり、父親の遺志を継ごうと必死な現頭領にも愛情を抱いています。紗雪さんが惹かれた優しさや責任感の強さが恋の障害になるなんて、切ないですよね……。
しかしそれでも、二人の間には晴彦さんと紗雪さんとして積み重ねた時間が確かに存在します。紗雪さんが思いを寄せる晴彦さんは、紛うことなくハカセさんの一面です。敵と味方という関係性を越えて育った思いを、簡単に消すことはできないでしょう。二人がこの感情にどんな決着をつけるのか、最後まで見守りたいですね!