耳兜の冒険者~あいつに聞かれるな・目を合わせるな・関わるな~ 1
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耳兜の冒険者~あいつに聞かれるな・目を合わせるな・関わるな~ 1

心の声が聞こえる神器の力で、冒険者として成り上がれ!
ラチム (著者) / ネコメガネ (イラスト)
シリーズ:耳兜の冒険者(KADOKAWA)

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あらすじ紹介

耳兜。それが神託の儀を受けたルオンが授かった神器だった。一方、幼馴染の少年は神剣エクスカリバーを。少女は回復スキルを授けられていた。どちらもレアな授かり物で、王都へとスカウトされている。ルオンの耳兜は“音がよく聴こえるようになる”だけで――。「ギャハハハ! なんだそりゃ!(お前はそこでへこむような奴じゃないだろ?)」「落ち込まないでね。私は笑ったりしないわ(あーあ、キープしておいたけど無駄だったかな)」。話かけてきた幼馴染たちの心の声が聞こえる!? あ、これ人間不信になるやつだ。でも逆に面白いかも? と前向きにとらえたルオンは、耳兜の能力を応用して、冒険者として困難なクエストをクリアしていく。やがてルオンは「怖い」冒険者として恐れられるようになり――これは“耳兜の冒険者”という珍妙な異名がついた少年の物語。

パートナーのおすすめレビュー(宣伝)

  • 仲間たちの本音も筒抜け!! 彼らの表裏のギャップに笑っちゃうッス!

    ディアナ
    ディアナ
    音が良く聞こえるだけというハズレ扱いの神器を授かってしまったルオン。幼馴染は神剣とか回復とかこの世界ではレアな力を授かっているのに、なんだかトホホな神器ッス……。と、思いきや! 聞こえる音にはなんと心の声まで含まれていたんスよ!

    どんな人間もルオンを前にしたら考えている事は筒抜けッス! 幼馴染のラークは、彼の外れ神器を笑って馬鹿にするんスけど、心の中ではルオンの底力を信じて発破をかけているだけなのが解るんス。その一方、ルオンといい関係だった女の子サナは健気にルオンを慰めるんスが、内心では次の男に乗り換える事を既に考えててひどいんスよ。でもこの意外な二面性が面白くて、ついつい笑っちゃうんスよね~!

    無口な武人キャラが実はコミュニケーションが苦手なだけだったり、頑固一徹の厳しい鍛冶屋のオッサンが、キャラ付けのためにぶっきらぼうを演じているのがわかったり。誰かと出会う度にギャップの連続ッス! 内面が可愛いとみ~んな憎めない。だから新キャラが出てくる度に「この人は何を考えてるんスか!?」ってつい期待しちゃうんス! この作品はルオンと共に、いろんなキャラのギャップを楽しめるッスよ!
  • 耳から得られる情報を頼りに冷静に戦う主人公がかっこいい!

    レオン
    レオン
    ルオンは村を出て冒険者を志すんだけど、彼は決して強い冒険者ではないんだ。単純な戦闘能力は普通くらいで、彼より強い人は両手では数えきれないほどたくさんいる。でもルオンは生きるための手段を選ばない。戦闘でも勝ち負けは気にしない。ただ生きるためならどんな卑怯な事でもする。それが彼の怖さであり、意外性でもあるんだ。

    彼にとって、心を読む耳兜の力は相性抜群さ。まず詐欺や騙し討ちは通用しない。金や名誉にも興味がないから、心の中で下心を見せればもう篭絡できないという精神の強さもある。何より戦闘においても相手の手の内が解るという事は、途方もないアドバンテージになるんだ! 相手の思考の死角と攻撃のリズムを感じ取り、精密なコントロールが必要な愛用の蛇腹剣で、針を刺すように突き崩すルオンの戦闘スタイルはとってもクールで格好いいんだよね。

    特に魔物の音を聞き分け、かすかな音の違いを分析して弱点を探り、不利な状況からパーティを逆転に導く戦い方は、まるでハンターの狩りみたいなスリルと迫力があるんだ! 心の声を含めた音と言う要素を最大限に生かした、新しい冒険者の戦い方にワクワクが止まらない。熱くなれること間違いなしさ!

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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2024/01/30
  • 定価
    1430円(本体1300円+税)
  • ISBN
    9784047377622

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