たかが従姉妹との恋。 3
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たかが従姉妹との恋。 3

夏休みーー幹隆は、カラダを使って幹隆の心を繋ぎ止めようとする凪夏との不純なデートを繰り返していた。そんなある日、伊緒が幹隆にキスをした理由をついに自白する。そして訪れる、凄惨な修羅場。
中西 鼎 (著) / にゅむ (イラスト)
シリーズ:たかが従姉妹との恋(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

不純な恋に溺れる幹隆に、訪れる修羅場。

高校生としての初めての夏休み。
凪夏と付き合い始めた幹隆は、カラダを使って幹隆の心を繋ぎ止めようとする凪夏と、会うたびにカラオケ店で、マンガ喫茶で、非常階段でひたすらに性行為に耽る、乱れた日々を送っていた。
一方の眞耶は、幹隆と一度だけキスを交わした時のことを、繰り返し日記に書き綴っていた。幹隆への想いを整理するために。

そんなある日の真辺家での夕食後のこと。
流南が思わず口を滑らしたことがきっかけに、以前のお泊まり会で寝ている幹隆にキスをした犯人が伊緒であったことが、いとこ全員に知れ渡ってしまう。
おまけに眞耶とあやねえも幹隆と一度はキスをしていることが全員に暴露され、その場は微妙な空気に。

「彼氏とうまくいっていないの」

幹隆にキスした理由をそう語る伊緒。
彼女は最近できた彼氏との仲が上手くいっておらず、憂鬱な気分に当てられて、つい幹隆にキスをしてしまったと言う。
そして翌日、伊緒はこれから彼氏と別れ話をしに行くのに、「近くまでついてきて欲しい」と幹隆に頼む。
戸惑いながらも承諾する幹隆だったが、このあと震えるほどに凄惨な修羅場が自分の身に降りかかることを、この時の彼は知る由もなかった……。

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • オセロ

    最終刊の方向性どうしちゃったのって感じですが、最終刊だからこうなったんだろうなって感じでしたね。歪んだ愛で幹隆を束縛する凪夏、そして夏夏によって性の悦びを知った幹隆。それに巻き込まれる周りはたまったもんじゃありませんが、その根底には人間の欲望や歪んだ本質といった綺麗ではない部分が見え隠れしていて。そんな自分を見失いそうな中で、いつも幹隆を真っ直ぐな気持ちと言葉で支えてきた“彼女”と結ばれるのは納得の結末でした。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 芳樹

    帯にあるように、「修羅場に次ぐ修羅場」な第3巻でした。前巻終盤から、次回は荒れるだろうなと思っていましたが、ここまでとは。まず冒頭から凪夏によって調教されている幹隆の姿に滑稽を通り越して悲哀を感じ、でも振り返ると幹隆を繋ぎ止めようと凪夏も必死だったのだろう。そう思うとこちらにも悲哀を感じてしまいます。絢音の行動によって恋愛観が歪められてしまった幹隆には同情を禁じ得ませんが、そんな彼が、その後真っ当に『従姉妹との恋』を成就できたことには、一読者としても救われた思いがしました。心が大いに揺さぶられた名作です。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • なっぱaaua

    最終巻。2巻までと違い官能小説になっていた。誰かさんにとってトラウマ級の出来事が発生するのだが、それでも従姉妹であることを望む幹隆。身体と心には正直なのかもしれないし15歳の身としては仕方のないのかもしれないけど、やってることはクズとしか言いようがなかった。作者的にあとがきにも書いてあるとおり、いろいろな世界線・結末を考えていたようだが、落ち着きどころは良かったのだと思う。それでも偶々とはいえあの娘に対しては失礼千万で、物語としてはまとまって良かったのだが、何だかモヤモヤだけが残る話だった。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • よっち

    高校生としての初めての夏休み。凪夏と付き合い始めて乱れた日々を送る幹隆。一方の眞耶は幹隆への想いを整理するために日記を綴り始める第三弾。幹隆の心を繋ぎ止めようと彼をひたすら追い込み、求め続ける凪夏。流南が思わず口を滑らしたことがきっかけに従妹全員に知れ渡ったキス事件。幹隆と従妹たちの切っても切れない関係をどうにかしようとする凪夏の悪辣な策略には愕然しましたが、それで迎えたのは誰も幸せになれない必然の結末で、忘れられないトラウマを刻みつけるような展開続きでしたけど、だからこそその結末には救われる思いでした。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • のれん

    自身の心情を説明する台詞というのは、リアリティという観点で拒否されがちだし、私自身好きではない。 だが、この3巻でこの心情台詞がこれでもかと吐露される。その台詞のほとんどが「自分の気持ちに冷めた」「自分はなんて嫌な奴なんだろう」というマイナスな心情。酒場の愚痴のような自分を客観視しているようで、尊大な自己表現である。 流南、日和、凪夏はその意味で普通だ。彼女たちはこんな自己表現をしないし、そんなことができる時点である程度相手からの肯定を欲していると分かっているからだ。(1/4) 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2024/02/19
  • 定価
    814円(本体740円+税)
  • ISBN
    9784094531718

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