あらすじ紹介
月日が流れ、十七歳となったファルマは、次の闇日食を迎える前に様々な準備を行っていた。
まず手始めに、ファルマは世界最大規模の製薬会社へと成長した異世界薬局の代表執行役を辞して、薬局の未来を次代へと託す。
そして、教授を務める帝国医薬大学校では、最後の講義として学生たちに医療従事者としての“究極の問い”を投げかけ、彼らに向かうべき道を示した。
それらはすべて、やがて世界に訪れる大きな変化のため――。ファルマの『終活』は、着々と進んでいった。
やがて準備万端で迎えた世界最後の日、ついにファルマと薬谷完治の計画した共同作戦が遂行される。
世界の管理者である墓守との対峙を経て、ファルマたちを待ち受ける結末とは――。
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みんなからのレビュー
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nishiyan
12月日が経ち、17歳となったファルマ。次の闇日食を迎える前に自分がいなくなった後に備えて仕事の引継ぎや最愛の人たちとの別れを済ませ、ついに薬谷との共同作戦を実行する最終巻。ファルマの残した財産は仕事だけでなく、人だったのだなと改めて思った。特にエレンの成長には目を見張るものがあって、心理的な近さではファルマに告白したことがある宮廷画家となったロッテに水をあけられていた感はあったのだが、一気に逆転したなと。エピローグでの彼の姿を見て、エレンの苦労が報われたかと思うとグッとくるものがあった。 続きを読む…
ネタバレあり -
碧海いお
10完結。ファルマがいきなり年を取るとは。 確かにタイトル回収をしていますが、個人的には幼少期の薬局をやっているようなノリで最後までやって欲しかったかも。 小説家になろうの男主人公でハーレムじゃない異世界転生を読んだのはこれが初めてだったかもしれない。 過労死をしたあとも転生をして労働をするという仕事愛に溢れる主人公でした。人脈は転生してからの方が恵まれたんじゃないかと。 続きを読む…
ネタバレあり -
粋
10最終巻。いきなり大きくなりましたね(笑)総まとめと決着ですね。結局、最後まで墓守やら世界の構造等はわからずじまい。難しい(苦笑)命まではったファルマにせっかくいい未来がやってきたので、どっちかとくっつくのかと思ったけど、そこには重きを置いてなかったのね。まあ、ファルマらしい終わり方だったのではないでしょうか。 続きを読む…
ネタバレあり -
sion
3最終巻。お疲れ様でした。 当初から世界の犠牲になりそうだったファルマが生きていてよかった。周囲の成長は彼を助けるためだったのか。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/01/25
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定価1540円(本体1400円+税)
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ISBN9784046832528