あらすじ紹介
たおやかなりし蠅王の剣セラス・アシュレイン。
その始まりの物語を、今――
「ハズレ枠」と称されたスキルを駆使し、強敵を、そして級友をもその手にかけた三森灯河。
迫るヴィシスとの決戦を前にした彼に、セラスは静かに語り始める。
大幻術により外の世界から隔絶されたハイエルフの国「ハイリングス」。
その国での御伽噺のような幼少のみぎり。
大切な人のために禁忌を犯し、国を追われ、ネーア聖国へとたどりついた時の記憶。
そして王女カトレアのもと、聖騎士団長としてその剣を振るった日々の名残を……。
「どこまでも。いつまでもお供します。我が主」
これは、かつて空気モブだったE級勇者に寄り添う、ある姫騎士の追憶。
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みんなからのレビュー
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こも 零細企業営業
26セラスはハイリングスの大幻術により隔離された環境で育ち、幼少期は御伽話のような日々を過ごすが、ある禁忌を犯して国を追われてしまう。その後、彼女はネーア聖国へと辿り着き、聖騎士団長として新たな生活を始めた。 物語は、セラスが過去にどのように苦境を乗り越えてきたか、そして彼女がどのようにして自らの運命を切り開いていくのかに焦点を当てていた。セラスの成長過程と内面の葛藤が丁寧に描かれ、彼女の心理が深く描かれていた。 続きを読む…
ネタバレあり -
S.T.
13セラス・アシュレインのはじまりの物語。姫君としてハイエルフの国で暮らしていた幼年時代と、とある事情から国外追放となり人間の国、ネーア聖国で過ごした少女時代のおおまかな2部構成。国外追放の過去がある割には陰もなく捻くれてもいないセラスの背景として非常にしっくりときた。あと、本筋から全く逸れるんだけど、子供時代のカトレアがセラスに世界情勢を教えるシーンで「-人知の及ばぬお忙しい何かがあるのでしょう」云々と語ったシーンで吹き出しそうになったw登場してないのに笑いをもたらすヴィシスは笑い神だったらよかったのにな。 続きを読む…
ネタバレあり -
霧月
7読了!やっぱり面白いこのシリーズ、サクサク読める読みやすさ!まさかの今年中にアニメ化も決定したし、人気が出るといいな。今巻は待ちに待ったセラスの過去回。生い立ちから、聖騎士団長になり、トーカと出会うまでの過程が描かれました。次巻からはついに最終決戦との事で終わりに向かって進むのが惜しいですが、楽しみに待ってます! 続きを読む…
ネタバレあり -
7MHz
5セラスの出生からトーカと出会うまでの物語。 セラスの生い立ちが気になる方は読んだ方がいいです。 意外にも、ハイエルフの国を追放されてたこと。 記憶を失っていたこと。 精式霊装を授かった経緯など色々わかってよかった。 続きを読む…
ネタバレあり -
fortissimo1997
5セラスがトーカと出会うまでを描いた過去回。この世界に何故他のハイエルフがいないのか、何故ネーアで姫騎士をしていたのか等本編を補強するような内容になっていましたね。ハイリングスはヴィシスからも干渉されないような秘匿されたものなのでしょうか?ヴィシスが直接干渉できないから無視しているだけかもしれませんが、その関係性が気になるところです。この話を読むと、セラスがオルトラから刺客を差し向けられていたと知った時の感情がよりリアルになる気がします。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/01/25
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定価814円(本体740円+税)
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ISBN9784824007117