あらすじ紹介
サバト帝国の奇策・シルフ攻勢によって敗走を余儀なくされたガーバック小隊。彼らは飢えと渇きに苦しみながらも命からがら城塞都市マシュデールへと辿り着く。だがサバト軍はすでにマシュデールの眼前にまで迫って来ていた。ガーバックたちは息をつく暇もなく、再び命を賭した防衛戦へと駆り出される。一方トウリは小隊を離れ、唯一の衛生兵として臨時医療本部の監督役に任命された。だがそれは、日々運ばれてくる数十人の負傷兵の中から「救える者」だけを選別(トリアージ)する、あまりにも過酷な仕事だった――。
みんなからのレビュー
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なっぱaaua
36西部戦線を脱出したトウリたちガーバック小隊が向かう先は城塞都市マシュデール。ここでの籠城戦。トウリは階級が1個上がって前線医療本部勤めでリーダーとなる。とはいっても仕事が楽になる訳ではなく、むしろトリアージしなければならない立場に。しかし攻勢を強めるサバトに敵うはずもなく。撤退戦、そして首都攻防へ。トウリも次々起こるピンチに立ち向かいながら、偶然出会うゴムージと共に逃げる。彼女の生死がポイントになりそうな展開になってきた。最後の電報の件は…。5月に第3弾が出るらしい。楽しみ。 続きを読む…
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よっち
30サバト帝国の奇策シルフ攻勢によりまさかの敗走を余儀なくされた王国。あまりの急展開に上層部の判断も後手に回る中、ガーバック小隊は城塞都市マシュデールへの撤退を目指す第二弾。飢えと渇きに苦しみながら命からがら城塞都市マシュデールへと辿り着いたトウリたち。しかしすでに眼前にまで迫るサバト軍相手の防衛戦で、唯一の衛生兵として臨時医療本部の監督役に任命されるトウリ。激戦で過酷なトリアージを求められ、さらに生き延びるためにシビアな判断を迫られる展開でしたけど、しかるべき停戦のタイミングを逃すとこれはもう泥沼ですね…。 続きを読む…
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こも 旧柏バカ一代
27中央が敵国に無条件降伏を勧告した。負けたとはいえ、戦争が終わると思ったが目の前の敵は攻めて来る。反撃したら無条件降伏が破棄されるかもしれないとずっと後退したが、相手は首都近くまで来てしまった。首都を蹂躙されないために無条件降伏したのにと言ってたら小隊長が殿になって相手を足止めすると言って来た。数時間の決死の足留め。何とか首都に到着したら相手国から無条件降伏を受諾しないと通達が来たと知らされる。首都には敗残兵が少数しか居ない。相手は数万もの兵員が居る状態。絶体絶命と思ったら南部戦線で燻っていた天才が目覚めた 続きを読む…
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のれん
16本編を過去の歴史として語る歴史ものの醍醐味といえば、かの史実の考察にある。 今作で言えば、本編は一人の兵士視点の日記であるが故、その歴史の実像についての補足としても機能している。が、この圧倒的な転換はまさに物語であるからこそのハラハラだ。 近代で無条件降伏した相手に首都攻撃とか、史実のイタリアや日本では考えたくない事態だ。 そして史上においてはそうでも、その時を生きる人にとっては休みや休憩をとっていることが感慨深い。彼らは生きていた。歴史を勉強しているだけだと見落としがちな点。これも歴史ものの面白さだ。 続きを読む…
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ささきち
12本来書く予定ではなかった話ということでしたがぶっちゃけると書いてある内容にトウリの成り上がり要素ありましたかね?勝つための戦いが終わり民間人や逃がすべき兵士の為にできる限りの時間を稼いで死ぬだけの敗戦。トウリもガーバックから離れ衛生兵として活躍するが市街戦に突入したことで自分の身は自分で守らないといけなくなりやっと前世での戦略知識を活かして生き残ることはできたけれど…今回の戦いでガーバックが戦死したのがあまりにも辛すぎる。無駄死にとは思わんよ?あの1日がなければ首都は落とされ南部が快勝したとしても 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2023/12/28
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784047377363