あらすじ紹介
金色の眼を持つ忌み子、グレイズラッド。
そんな彼だけに視えていた不思議な光は、実は精霊だった!?
いつの間にか精霊たちに懐かれていた彼は、エンシェントエルフのルディに精霊術を教えてもらうことに。
すると魔法適性ゼロだった少年が、規格外の力を習得!
ついには空を飛び、天気を変え、平原丸ごと凍り付かせることも可能に!
金眼の精霊術師は獣人少女を従え、精霊術で襲い来る脅威を打ち砕いていく!
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製品情報
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レーベル
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発売日2023/12/28
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784040752945
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
精霊術で困難を切り抜けるかっこよさが堪らないッス!
人間のものよりずっと質の高い精霊の魔力を使う精霊術は、規模も威力も魔術とは桁違い。空を飛ぶ、天候を変える、草原をまるごと氷漬けにするなんていう、魔術じゃ到底不可能とされることでもラクラクこなせちゃうんス! だから嫌がらせで王族訪問の責任者を任されても完璧にこなせるし、命を狙われても返り討ちにできるんスよね。風の精霊術で身体能力を強化して、幼い子どもの体で歴戦の騎士団長と渡り合うとか、本当に凄すぎッス! カッコよくて思わずニヤけちゃったッスよ!
とはいえ、精霊術は人間たちには存在すら知られていない技術。次々に成果を出すグレイズラッドに不信感を持つ人間も多いんス。精霊術は未来を切り開くための強力な武器だけど、知られれば更に不利な立場に追い込まれるという、両刃の剣なんスよ。それでも立ち止まることなく前に進み続ける彼を見てると、勇気が湧いてくるッスよ!
敵だらけの環境の中で見える仲間との絆の強さが眩しい!!
貴族の慣習で側仕えを選ばなければならない彼は、立場故に奴隷の中から見つけざるを得ませんでした。偶然見つけたのが獣人族の少女です。名前を名乗らないのでシラユキと仮の名前をつけたのはいいものの、人間を憎む少女と卑屈になっていた彼とでは、距離を縮めるのは難しそうです。しかしそれでも次第に心を開き、お互いを主従と認め合った二人は、どんな時も助け合うようになるんですよ! 打ち解け合うまでに紆余曲折があった分だけ、絆は強固になるんです。お互いを守るためなら怪我も厭わない二人の、実の家族より深い繋がりは、すごく眩しく見えました。
シラユキさんの他にも、精霊術を教えてくれたエンシェントエルフのルディさんや、規格外のすさまじい術を使う大精霊ヤミさんなど、少ないながら味方はいます。周囲は敵だらけで何かと困難に見舞われる彼が、仲間との絆を糧にどう生き抜いていくのか、最後まで見届けたくなるはずですよ!