魔法使いの引っ越し屋 勇者の隠居・龍の旅立ち・魔法図書館の移転、どんな依頼でもお任せください
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魔法使いの引っ越し屋 勇者の隠居・龍の旅立ち・魔法図書館の移転、どんな依頼でもお任せください

王国一の魔法使いが紡ぐ出会いと別れ、とある日常の1ページ。
坂石遊作 (著者) / いちかわはる (イラスト)
シリーズ:魔法使いの引っ越し屋(カドカワBOOKS)

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あらすじ紹介

王都の片隅で小さな引っ越し屋を営む少女ソフィは、王国一の天才と謳われる魔法使い。どんな荷物も難なく運ぶ彼女のもとには、今日も特別な客からの依頼が舞い込んでくる。

ある日やってきたのは、こっそり隠居したいという「老いた勇者」。お屋敷いっぱいの家具や宝物はミミックに収納して運び、呪われた魔剣もきっちり封印。更には、引き留める人たちとのこじれた縁も綺麗にほどいてみせて――?

剣と魔法の世界で紡がれる、出会いと別れのファンタジー。

パートナーのおすすめレビュー(宣伝)

  • 人と人の縁の強さはファンタジーだろうと現実世界だろうと変わらない!

    つむぎ
    つむぎ
    ソフィさんは「時代を代表する魔法使い」と称賛されるほどの天才。そんな彼女が選んだ職業は、引っ越し屋でした。

    お客さんは人間から勇者、竜、精霊に至るまで様々。「近寄るだけで危険な呪いの魔剣を運んでほしい」だったり「引っ越し前に竜の分身を見つけ出して倒してほしい」だったり…そんなお客さん達の無理難題な依頼を、魔法で解決してしまうんです!

    ソフィさんの信念は、お客さんの旅立ちを素敵なものにすること。彼女は不安な旅立ちにささやかな幸せを添え、さらにはその人の抱える苦悩すら癒していきます。出会いと別れを紡ぐ引っ越し屋さんならではの醍醐味ですよね。どこか新しい場所へ行きたいな、と私までワクワクできました!

    ソフィさんがお客さんと関わる時間は短いですが、繋がれた絆は切れません。お客さんとの縁がひょんなところで繋がって、新しい縁がまた生まれていく…。それを見ていると、とっても心が温かくなるんです。人の縁の強さだけは、どの世界でも変わらないんですね。ほのぼのとした雰囲気で綴られていく本作ですが、最後は感動で泣きそうになる、そんな芯のあるヒューマンドラマなんですよ
  • どこか新しい場所に行ってみたいと思わせてくれる作品なの!

    ノエル
    ノエル
    引っ越し屋さんっていったら段ボールとトラックのイメージだけど、ここは剣と魔法の世界。そこでソフィはなんと荷物運びに使い魔のミミックを使うの! 大きな宝箱に二本の腕をつけたような姿のミミックは、どんな荷物もペロっと飲み込んで、軽々運んじゃうんだよ! ソフィにとって、彼らはとっても仲良しの相棒なの!

    でも、ミミックだけだと引っ越しが立ちゆかないときもたくさんあるんだよね~。魔法は万能じゃないし、お客さんの事情が特殊すぎるんだ。「図書館存続のためにはるか昔に造られた遺失魔法の謎を解き明かしてほしい」とか、「みなしごの行く先を世話してほしい」なんてことまで!? 引っ越しと関係が無いように見えるけど…責任感の強いソフィはどんな悩みにも一生懸命応えようとするの!

    ソフィの解決策は、いつも予想の斜め上! 失われた魔法の手がかりを得るために、依頼人と一緒に生活してみたり、依頼人の心の傷を癒すために、思い出の品を再現してあげたり…。よくこんなアイデア思いつくな~って感心しちゃった。創意工夫を凝らしてお客さんの願いに応えようとするソフィの姿が、とっても素敵なの~! 引っ越しする時は、ソフィみたいな引っ越し屋さんに手伝ってもらいたいな!

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • よっち

    王国一の天才と謳われる魔法使いで、王都の片隅で小さな引っ越し屋を営む少女ソフィ。どんな荷物も難なく運ぶ彼女のもとに、特別な客からの依頼が舞い込んでくる出会いと別れのファンタジー。こっそり隠居したいという老いた勇者。桜仙郷から引っ越そうとする神獣と、彼に育てられた少年アルの存在。そして老朽化した図書館からの引っ越しと、勇者からの再度依頼があった理由。困難な引っ越しを可能にする彼女の魔法力だけでなく、依頼主の憂いを解決しようとするその姿勢がどこまでも真摯で、彼女を気にかける友人フランの存在も効いていましたね。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • オセロ

    こちらもいろいろなところで評判が良かったので、今年最初の一冊はこの本にしようと決めていたのですが、これは良かったですね。たかが引っ越し、されど引っ越し。そこには必ず出会いと別れが付き物ですが、そんな人達へのソフィの心遣いが素敵過ぎる。どの話も良かったですが、個人的には図書館の引っ越しが印象的でした。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • わたー

    ★★★★★こちらの作品も非常に良かった。主人公の営む引っ越し屋に持ち込まれる難度の高い依頼の数々をその類稀なる魔法の才を使って解決していくというお仕事モノ。連作短編形式で物語が紡がれていくのだが、そのどれもが胸にグッとくる話で良かった。特に良かったのは図書館の引っ越し。魔導書を含む取扱いが難しい本に加え、ユーザーが読むべき本が手元に飛んでくる「図書館の魔法」という失われた魔法ごとの引っ越しが描かれるのだが、その魔法には作り手のとある想いが隠されていて…と、時間という壁を超えて伝えられた愛の物語には、 続きを読む…

    ネタバレあり
  • しぇん

    評判が良さそうだったので。派手な展開は無いですけど落ち着いたファンタジー。複数の引越しの話がありますが、勇者の2話構成が個人的によかったです。怪しい伏線あるなと思ってたところが消化されていて。基本心温まる話多めの構成なのも良いですね 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 和尚

    とても良き空気感の物語でした。めちゃくちゃ面白い。 序章で空気に触れ、一章の勇者の話で安心して、二章でのめり込みました。 三章は少しだけ世界が読者にも明かされ広がる章、軽妙なやり取りにもクスリとしつつも、穏やかで、そして温かい話、浸っていたくなります。 でも物語は四章構成。 その最後の四章は一章で登場した勇者の後編。これまでの伏線が回収されてーー 最高でした。もうただ読んでみて欲しいです。 おすすめの一作です。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2023/12/08
  • 定価
    1430円(本体1300円+税)
  • ISBN
    9784040752105

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