あらすじ紹介
「すまなかった」
新米修道女になった公爵令嬢サーラの前で頭を下げている男性――
かつて彼女の婚約者であった、王太子カーティスだ。
聖女の生まれ変わりを自称する男爵令嬢エリーに夢中になったカーティスは、
サーラに、婚約を破棄すると言い放った。
突き付けられた罪状は、すべて冤罪だったけれど――。
疲れ果てていたサーラは、それを受け入れた。
激怒した両親に修道院に送られるも、これでようやく静かに暮らせると安堵するサーラ。
それなのに、なぜかカーティスが修道院に現れて謝罪する。
いまさらそんなことを言われても、復縁なんて絶対にありえません。
「わたしのために何かしたいのなら、もう放っておいてください」
そしてサーラは、修道院を離れ、隣町にある孤児院の手伝いをすることになる。
そこで彼女は、どことなく優美な雰囲気を持った不思議な男性・ルースと出会い……!?
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みんなからのレビュー
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はつばあば
43読み友さんの「バカか、コイツは!?」にナニナニと興味をひかれ。親の手駒だけのために育てられたようなサーラ、婚約者の王太子もあまりにもサーラを馬鹿にしたような言動で破婚したくせに謝ればいいってもんじゃないでしょう!。はいはい人は皆失敗して学んでいくんです。この王太子も末にはおりこうさんになりましたし、妹を死なせてしまったと後悔して他国に逃れ修道院で雑役をしていたルースもサーラと出会い・・・みんなが幸せになれた結末にほっこり。 続きを読む…
ネタバレあり -
ラナンキュラス
39公爵令嬢ヒロインの婚約者である王太子は自称聖女である男爵令嬢に熱をあげ、ヒロインを婚約破棄、ヒロインは修道院に送られてしまう。全てに疲れていたヒロインはようやく静かに暮らせるとホッとしたのも束の間、王太子が謝罪に現れるようになり。恋愛ものというより(恋愛パートもちゃんとあったが)今まで父親の言いなりの人形のようだったヒロインが生きる力を取り戻していくお話だったと思う。ドラマチックな展開でありながら淡々とした語り口で進み、ヒロインの心境の変化が丁寧に描かれていて良かった。→ 続きを読む…
ネタバレあり -
rozeriy
37BW購入。王太子の婚約者だった公爵令嬢ヒロイン。しかし王太子は異世界の記憶を持つ令嬢を聖女だと思い込みヒロインに虐められたと言う言葉を信じて婚約破棄。疲れ果てた彼女は家族を駒としか見ない父親に役立たずと修道院へ入れられてしまう。やっとほっとして暮らせると思っていたら、婚約者が毎日謝罪に来て、話が通じない態度に、孤児院の手伝いに逃げるが。その裏側には他国の影響を排除するための謀略があって、ある日その事を知ったヒロインは死を望むほど、取り乱してしまう。それを見た雑務係のヒーローが彼女を連れて逃避行の旅へ。 続きを読む…
ネタバレあり -
nishiyan
13異世界転生者の自称聖女に誑かされた王太子に婚約破棄され、煩わしい政争から解放された静かな修道院での生活をスタートさせた公爵令嬢サーラ。なぜか謝罪に日参するようになった王太子から逃れるために孤児院へ移ったところ、そこで訳アリの男性ルースと出会い…という物語。サーラの自立とルースの再生が主軸の本作。例の王太子も救われるおまけ付きだが、二人が互いの素性を明かしてから運命に立ち向かう様は清々しい。全てを画策した黒幕たちが成敗されたのはもちろんよかったのだが、ルースの妹を巡る事件の真相にはグッとくるものがあった。 続きを読む…
ネタバレあり -
カッパ
10kindleUnlimited。心優しく、政略の相手から悪役令嬢とされ修道院へ。そこから癒され、出会い第二の人生へと旅立つ。一緒に連れて逃げてくれた男性が実はとなり最後は幸せになるハッピーエンド。不幸になる人はいるにはいるが概ね拾った感じでした。1番頑張ったのは元婚約者のような気もする不思議な話。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/12/01
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定価1650円(本体1500円+税)
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ISBN9784065317891