あらすじ紹介
優秀な妹と比べられ続け、次期領主という立場すら失い、自暴自棄になって悪政を敷いた結果、主人公たちに倒される――それがとあるゲームに登場する悪役、ヴァイス=ハミルトンの人生だ。
そんな彼に感じ入る所があって「悪役推し」になった俺は、ある時「ヴァイス」としてゲーム世界で目を覚ます。それは彼が主人公たちに討たれる数年前……つまり! 今ならまだ運命を変えられるということだ!!
このゲームをやり込み、どうしたらヴァイスを救うことができるのか……そんな妄想(シミュレーション)を数百回は繰り返してきた俺の知識と経験(?)をもって、破滅フラグを回避する!!
推しキャラ転生から始まる悪役救済ファンタジー!!
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みんなからのレビュー
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わたー
17★★★☆☆噛ませ犬キャラが好きな主人公が、とあるSRPGにおける主役の敵対勢力の青年領主に魂だけ乗り移ったことで、不遇な末路を辿る彼を救うために、ゲーム知識を使って運命を変えようとする物語。主人公の最推しであるその青年だけでなく、ゲームの世界線において青年を逃がすために自爆した戦闘もできるメイド、婚約破棄した人物の首をその場で刎ねた悪役令嬢、その身を蝕む呪いのせいで邪教に堕ちた偽聖女といった、アライメントが「悪」にならざるを得なかった人物たちの未来も変えてしまうという主人公の行動自体は良かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
サキイカスルメ
13自分の境遇とも重なり、大好きで救いたいと思ってた推しキャラになってたお話。 主人公が自分=推しキャラだから、やたら自己肯定感高くて楽しかったです。 メイドのロザリアさんがヒロインとして、ぶっちぎってましたね、強い。 面白かったです! 続きを読む…
ネタバレあり -
尚侍
7とっても面白かった。物語の展開そのものはオーソドックスなものでしたが、主人公がなぜ悪役を推すのかということがきちんと描かれていることに加え、悪役と呼ばれるキャラたちにもそれぞれの理由があることが明示されていたので、動機と行動に矛盾がなく非常に気持ちの良い読後感を味わうことができました。キャラの配置も適切で今後の展開が楽しみなところではありますが、やはり男性向け作品ということで初巻の段階でハーレムルートに向かっている気がするので、個人的には男性キャラも救うことでそのあたりのバランスを取ってほしいところです。 続きを読む…
ネタバレあり -
なぎ
4ゲームの悪役キャラ・ヴァイスに転生して破滅フラグを潰していく、という根幹は昨今ではよく見かける設定ではあるものの不遇なキャラが立ち直っていく展開は読んでいて熱くなりました。両親は亡くなり、その両親でさえ養子の妹を優遇して次期跡取りにしようとするんだから真面目に頑張っていたヴァイスが自暴自棄になるのも分かる。本来ゲームでは悪役側にいるサブヒロイン達が魅力的、メインヒロインの妹が未登場なので気になります。自然と応援したくなる主人公でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
菊地
2「悪役達の帝王」とは言っても悪堕ちする理由を潰していく流れなので、仲間になる時点では悪役ではなかった。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/11/17
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784049150322