あらすじ紹介
王都に潜む不穏な影――「知謀」で暴き迎え撃つ。
転生したゲーム世界で死亡する未来を回避するため、前世の知識をフル活用するヴェルナー。
マゼルの家族を魔物から守った後、なぜか伯爵家で面倒をみることに。
さらにマゼルの妹・リリーもメイドとして働く事になったようで……?
一方、魔王軍襲撃後の内政処理をこなしているヴェルナーのもとに王都で不審な動きをした者がいるとの情報が入ってくる。
いち早く状況を理解したヴェルナーは、敵の正体を突き止めるため大胆な作戦に打って出る!!
そして新たな職務の準備を進めるうち、不可解な点にヴェルナーは気が付き――?
伝説の裏側で奮闘するモブキャラによる本格戦記ファンタジー、第四幕。
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みんなからのレビュー
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こも 零細企業営業
33教会に閉じ込められた王女ラウラを救うため、地方の貴族はおっとり刀で戦地に赴いて来たが、教会を取り囲んでいる軍は強く最初は戦況が不利だった。それを何とか立て直して相手の将軍の首を取って勝利となり、王都に帰還したいのだが、王都にも魔族の潜入者が居ると思われる。その連中を炙り出すために作戦を練り、兵員を相手に気づかれないように配置して。凱旋パレードで偽装してから、相手の油断を誘って魔族を炙り出す、魔族が忌避する水を使って正体を表した瞬間に殺して回る。その作戦がハマって王都も一時的に安全になったのだが、、 続きを読む…
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莉芳
19今回もとっても読み応えがあって面白かった!内政メインなので主人公の戦闘はほぼなし、勇者一行は全く出なかったのが残念。登場人物多いので一覧ほしいわ切実に。不穏な動きしてたアンスヘルムって誰だ…?Webにはいなかった人物も結構活躍していて、Webとは展開が少しずつ変わってきているので一度読んでいても先が気になって面白い。主人公と周囲のズレが激しいのもいつも通りだった。ヴェルナー、王太子と目線だけで会話できるようになってるよ(笑)。ジュディスが操られてなく本心なら、ヴェルナー兄との結婚は相当嫌だったんだろうな。 続きを読む…
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真白優樹
15マゼルの妹であるリリーがメイドになり有能な部分が発掘されていく中、王都に潜入した魔族討伐作戦が行われる今巻。―――未だ未熟な雛、導くは政治に一騎当千の強者たち。 ヴェルナーであっても今は未だ、政治の中心ではなく。 国が詰むのも納得な傑物たちが躍動する内政パートがメインである巻であり、周囲に見守られ結果的に出世の道を辿っていくヴェルナーが楽しめる巻である。果たしてこの先、彼が赴任する事になった辺境で何が待つのか。いきなりの面倒事と言う名の試練、乗り切ることはできるのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
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八岐
12★★★★☆ これ将来マゼルが叙爵されてライラと婚姻して王族に連なる者になった時、その妹も政略結婚の対象となると既に想定して動いてるのか、ヴェルナーパパ。ヴェルナー、凄まじく万能的に優秀なんだけれど性格が良すぎるのがあんまり政治に嗅覚とセンスあるのに向いてない感じなのか。でも周りの大人達バシバシ鍛える気満々じゃない? むしろ仁慈の王となるとされてるルーウェンとは相性ピッタリっぽいですし。しかし大人連中優秀な人達は王太子筆頭に震えるほど有能でヤバいですわ、王国の防諜組織の実力尋常じゃないんですけど!? 続きを読む…
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ユウ@八戸
11大神殿防衛戦を終え、王都に戻ったヴェルナーを迎えたのはメイドとして働く勇者の妹リリーだった4巻。王都の治安とか武具の充実感とか不届き者の対応とか、まさに「内政」でとても楽しく読めました。ゲーム好きで歴史オタクだったっぽい前世の積み重ねがあるとはいえ、発想力と行動力がすごすぎる。それでいて年齢相応に貴族としてまだ未熟とか、魅力でしかないよね。賢いうえにスキル持ち疑惑の出てきたリリーの今後も楽しみ。なにより終盤の「この世界は、魔王とはなんだ?」という展開にワクワクが止まらない。マゼル側の冒険も気になるし。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2023/11/25
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784824006585