あらすじ紹介
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友を繋ぎとめるため、友と並び立つため、さらなる絆や力を求めたピートとガイ。
しかし、彼らが覚悟を持って踏み込んだ先は、決して光ばかりとは言えないものだった。それは剣花団のほかのメンバーも同じこと。
呪者として目覚めたガイは、力の制御が可能となるまで一時的に剣花団を離れることになり、メンバーに動揺が走る。しかも、オリバーたちは上級生として研究室選びの時期を迎え、各々が自分の将来を考えなければならない。徐々に、しかし確実に、彼らの関係性には変化が起こっていた。
そう――大人に近づき、魔に近づく彼らは、かつてのままではいられないのだから。
さらに、新任教師ファーカーの不気味なまでの優しさや、この学校では異常とも言える生徒想いな振る舞いは、一部のキンバリー生たちの考え方までも変えていく。一方で、謎に包まれたその真意を確かめるために、オリバーは自ら魔人へと接近し――
みんなからのレビュー
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よっち
33呪者として目覚めて一時的に剣花団を離れることになったガイ。一方、オリバーたちも上級生として研究室選びの時期を迎え、各々が自分の将来を考え始める第十三弾。岐路に立って友を繋ぎ止めるためさらなる絆を求めるピート、並び立つため力を求めるべきなのか葛藤するガイが抱える何とも複雑な思い。オリバーと共にいる喜びを隠せないカティに、お互いの事情を彼と分かち合うシェラ。剣花団としての絆は強固でも、同時にそれぞれがどうあるべきか考えないといけなくて、いくつもの切ない想いも垣間見えましたが、ファーカーの存在が不気味ですね…。 続きを読む…
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きんばら いつき
26誰かが欠落することでの人間関係の綻びがよく現れている。誰かが担っていた役割の穴埋めで、別の誰かにしわ寄せがいき、それが新たな歪みを生み…。大賢者という強力極まりない存在の加入も、ある意味では人間関係の変化ではないだろうか。それこそ、独裁体制から別の対抗勢力が生まれるというパワーバランスの変化にも見える 続きを読む…
ネタバレあり -
如水
20前回でガイが呪者として覚醒。呪樹(イビルツリー)を襲名?した所から。いるだけで呪いを振り撒いてしまう、しかも親しい仲で在れば在る程伝播しやすく…と言う訳で剣花団から離れて生活する事に。又、オリバー達は研究室選びの時期に入り、其々の選択時期に…と言う御話。まぁ確かに男女混合でしかも『一人の人間につき一人の相手、そんなルールは所詮普通人のものに過ぎないと。魔法使いの考え方は…』で分かる様に人の繋がりとは?と言う根本的な所を抉ってくる巻でした。後、新任教師である【大賢者】ファーカー、まさか二つ名が○○とは…😱 続きを読む…
ネタバレあり -
S.T.
19アニー=マックリーが清涼剤になる巻が来るなんて1巻読んだときは想像もしなかった。呪者としての状態を安定させる為、一時的に剣花団に不参加となったガイ。そしたら あっという間にぐらつき始める剣花団。こんなの見せられたら、ガイの選択は決まったようなもの。正直マックリーとバルテ姉弟とのカルテットが悪くなかった為に、ガイの選択による未来について考えてしまう。一方、大賢者はやはり一筋縄ではいかなかった。単純な『人権派』なわけがないのは明白だったが。遂に作者によって勃発が明言された『戦争』。何人生き残れるか、剣花団…。 続きを読む…
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山川欣伸(やまかわよしのぶ)
17シリーズ第13弾では、ガイが剣花団を一時離れるという事態が展開される。これによりオリバー達の絆に一抹の不安が生じ始めた。一方、4年生になったオリバー達は、研究室選びに奔走する。本作のテーマは「変化と成長」である。オリバー達は大人への階段を上りながら、魔法の世界の厳しさに直面する。かつての無邪気さを失いつつも前に進み続ける様子に、私は彼らの青春期の移り変わりを象徴していると感じた。余韻に長く浸れる作品である。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2023/12/08
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784049152760
関連サイト
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公式サイト