あらすじ紹介
面倒臭がり屋のシャノンといつも幸せ顔のラクウェル。2人には血の繋がらない妹・パシフィカがいた。パシフィカは、黙っていれば可愛いが、口を開けば憎まれ口ばかりの女の子だ。3人は兄姉妹としてそれなりに平和で呑気な日々を送っていた。しかし、彼らの静かな日常は父の死で一変する。パシフィカが刺客に襲われたのだ。いったい何故?彼女にどんな秘密が隠されているというのか。シャノンとラクウェルは、大切な妹を守るため、刺客と戦う決意をするが――。「ドラゴンズ・ウィル」でデビューした榊一郎が描く、新たなハートフルファンタジー。ここに開幕!!
みんなからのレビュー
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おむえむ
3ファンタジーラノベの古典作品。最初はラノベらしくない妙に固い文体に違和感を持ったが、気がつけば作品に引き込まれていた。これが噂の榊節というやつか。自らが世界を滅ぼすかもしれないという絶望と、自分を信じて肯定してくれる血の繋がらない家族の存在。廃棄王女という設定の持つパワーは流石であり、翻弄されながらも必死で抗う主人公たちの生き様が際立つ。しかし受賞した短編に加筆して長編化したというだけあって、最終章の短編部分がやっぱり他の章から浮いている印象。 続きを読む…
ネタバレあり -
1_k
2アニメはみたが、原作は読んでいなかった。これが十五年前の古典作品か。多少古くさい表現はあるものの、現在でも十分通用しそう。王道の要素をシンプルに余すところ無く機能させて、文体もわかりやすいほどに榊節。絵が90年代風で今となっては笑えるくらいなのは致し方がなし。 続きを読む…
ネタバレあり -
higurashi
2昔アニメで一部を見て、面白かったので購入。結構前に書かれた作品なのに面白い。正直、イラストはアニメの作画に脳内変換してます 続きを読む…
ネタバレあり -
immortaleye
1富士見ファンタジアの昔の作品を読みたいと思って読書。 魔法をパソコン関係で例えて書いてあるのが当時としては斬新だったんだろうと感じました 後は所々の名称が銃関係なのかなと思い読了。 残り一年の展開がどうなるか二巻目も読んでみます。 続きを読む…
ネタバレあり -
tutakajoji
1魔法理論がかなり凝ってて好きだった。シャノンが魔法使えないのに使える所とかやっぱり名作だな。この頃はファンタジア大賞受賞者も読む気にさせるステータスだったなあ。特殊部隊名もカッコよかった。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日1999/03/25
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定価572円(本体520円+税)
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ISBN9784829128732