血の繋がらない私たちが家族になるたった一つの方法
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血の繋がらない私たちが家族になるたった一つの方法

でも結ばれる(結婚できる)のは1人だけ
雲雀湯 (著者) / 天谷 たくみ (イラスト)
シリーズ:血の繋がらない私たちが家族になるたった一つの方法(角川スニーカー文庫)

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あらすじ紹介

離婚していた両親の復縁で7年ぶりに再会した義理の妹の英梨花。
気の置けない男友達みたいな幼馴染の美桜。

葛城翔太はそんな2人と一緒に、一つ屋根の下で暮らすことになった。

「……兄妹ってこんな感じなのかな」
「兄妹なら、そうする?」

かつて家族のことで寂しい思いをした者同士の3人暮らしは、
他人のはずなのに家族以上に心地よい。

しかし共に進学した高校での恋愛トラブルを避けるため、
美桜と翔太が偽のカップルを演じることになったことから、
お互いが不意に“異性”を意識してしまい――!?

血の繋がらない3人の男女が家族になる方法を模索して、
家族以上の気持ちに揺れ動く同居ラブコメディ。 

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • よっち

    離婚していた両親の復縁で7年ぶりに再会した義妹の英梨花。気の置けない男友達みたいな幼馴染の美桜。葛城翔太がそんな2人と一緒に、一つ屋根の下で暮らすことになる同居ラブコメディ。転勤による復縁した両親不在に加えて、突然同居することになった美桜と、思わぬ形でスタートした高校生活。高校デビューでモテすぎを回避するための美桜との偽装カップル化、人見知りし過ぎて孤高の美少女化する英梨花という構図から、偽装生活の中で自覚してゆく美桜の想いや、それを意識する英梨花との距離感に翔太が振り回されそうな今後の展開が楽しみです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • nishiyan

    両親の復縁で七年ぶりに妹の英梨花と再会した翔太。彼女から遠い親戚の娘で義妹だと告げられて戸惑っていたある日、両親の転勤を機に幼馴染の美桜と三人で暮らすことになり…というラブコメディ。同居生活や学園生活を通して、美桜は翔太にある感情を芽生えさせ、英梨花はそれに反応して…と彼らなりの家族像が定まるのには前途多難な模様。美しく成長した英梨花、高校デビューした美桜に挟まれながら、これまでのような関係性ではいられなくなる翔太の何と悩ましいことだろう。変化に戸惑うばかりの彼だが変わるときは来るのかしら。次巻が楽しみ。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • rotti619

    離婚していた両親の復縁という形で、7年ぶりに妹(実は義理)の英梨花が翔太の家に帰ってきたが、両親は転勤してしまったので、そのお世話として幼馴染の五條美桜が同居する事になった、というお話。テーマ的には義妹と幼馴染という王道モノだが、中学を卒業したばかりということで、恋愛感情が十分育まれていない状態というのが特徴。家族愛的な付き合いで1つ屋根の下暮らしているが、高校生になった事で今までと少し違う微妙な距離感、というのがすごく上手く描かれていた。1巻まるまる序章的な内容だったが、今後に期待できる作品。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • リク@ぼっち党員

    血の繋がりは家族になるための必要条件ではない。もちろん十分条件でもない。離れて暮らしていた妹と、家族同然として過ごしていた幼馴染と一つ屋根の下で暮らすことに。同棲系のラブコメではあるけど、元々の関係性があるので緊張感がないところから、異性を意識していくという部分がこの作品の良さかなと。素直に考えれば積極的な美桜、消極的な英梨花という立ち位置なんだけど、一点翔太に対してだけは逆にもなりうる雰囲気を醸し出していて、今後の動きに目が離せない。このまま意識が変わっていったとき、三人の仲がどうなっていくのか、期待。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • シノミヤユウ

    家族としての関係と恋情のせめぎ合いが刺さる!幼馴染と妹。安定していた関係が数年間の空白と劇的な変化で「男女」を自覚し揺らぐ甘酸っぱさで、胸が一杯になります。三人で一緒に暮らす明るく楽しい日々は変わらないままに、妹や幼馴染との間の感情が「家族愛」「友情」から少しずつ逸脱していく瞬間のゾクゾク感よ。特に、前半で描写される主人公と幼馴染との色気のない気安い下ネタ会話劇が楽しかったからこそ、「家族だから」という建前で積極的に主人公との距離を縮めていくヒロイン達の言動に関係性の変質を感じて、心に衝撃を受けました。 続きを読む…

    ネタバレあり
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