好きな子の親友に密かに迫られている
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好きな子の親友に密かに迫られている

「あたしのこと、好きにしていいよ。あの娘の代わりに」
土車 甫 (著者) / おれあず (イラスト)
シリーズ:好きな子の親友に密かに迫られている(角川スニーカー文庫)

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あらすじ紹介

 俺は、強く気高く、そして微笑むと誰よりも可愛い初恋の人――夜咲美彩に幾度となく告白をしては、毎度玉砕している。
 そんな諦めの悪い俺の前に立ちはだかるのは、夜咲の親友・日向晴。そして肝心の夜咲はいがみ合う俺たちを微笑ましげに眺めている。こんなちょっぴり変わっているけど平穏な俺たちの日常は、とある一つの“誘い”をきっかけに徐々に崩れ始める。
「あたしのこと、全部好きにしていいよ。……美彩の代わりに」
 潤む目。触れる柔肌。二人きりの部屋の中、熱に浮かされたような表情で迫ってきたのは、友達だったはずの日向で――!?
 一途な初恋と抗えない欲望、その間で揺れ動く恋物語開幕。

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • 芳樹

    自分を変えてくれた同級生の少女・夜咲美彩に恋をした瀬古蓮兎を、美彩の親友・日向晴が好きになってしまったという青春恋愛小説。蓮兎は一日一度というルールを課し、毎日美彩に愛の告白をするほど彼女が好き。美彩は蓮兎からの告白を心地よく思いながら自分の気持ちの正体に気付いていない。そして晴は蓮兎の親友・美彩への想いを知りながら蓮兎への強い愛情を抑えられず、いつしか肉体的に蓮兎を自分に繋ぎ止めようとする。三人の想いの「すれ違い」が大いに心を抉ってきます。彼らの関係の行く末は…。続きが気になる期待の新シリーズです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • よっち

    自分を変えるきっかけをくれた初恋の相手・夜咲美彩に幾度となく告白をしては、毎度玉砕している高校生・瀬古蓮兎。彼の前に立ちはだかってきた美彩の親友・日向晴と関係を持ってしまう青春小説。毎回蓮兎の告白をにこやかに受け流す美彩と、彼女の親友で蓮兎を目の敵にする晴という、一見微笑ましく見える三人の構図。しかし人知れず抱えてきた想いと、少しずつ変わる美彩と蓮兎の関係に焦燥を募らせてゆく晴視点ではまた違った一面が見えてきて、不器用で密かな関係が変わってゆく三人の関係にどう影響を及ぼしてゆくのか、今後が気になりますね。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 和尚

    うん、これは面白かったですね! 主人公がきちんと描かれていて、ヒロイン二人も可愛い。それぞれの心情をそれぞれの視点からで表現し始める中盤からが特に好きです。 理由付けもきちんとあって文章も安心して読めてリズムも良いので、スルスルと読み終えてしまいました。 ハーレムとも不誠実な愛とも違う、三人の関係性が良かった。後半から最後の終わり方でタイトルから受ける印象は変わる気がします。願わくばこの物語がハッピーエンドとなる事を! 僕は読んでみて好きでした、興味ある方は是非お薦めです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 真白優樹

    中学時代に恋心を抱いた少女と同じ高校に進学した少年が、高校になって友人になった少女に迫られ、始まる物語。―――貫きを止める、譲れぬ思い。それは青春の情動として。 好きになった、なってしまった。だからこそ欲しい、自分だけを見てほしい。そんな、自分でも制御できぬ気持ちが迸っている物語であり、甘いよりも酸っぱさのある、ある意味で心痛くなりそうな青春が繰り広げられる物語である。果たしてこの先、揺れ動いてのめり込む先に待っているのは。別の関係性への没入か、それともその関係の破滅か。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • TERU

    三角関係としては結構ベタな、主人公&初恋ヒロイン&初恋ヒロインの親友という3人の恋の矢印がどうしようもなく絡み合っていく感じの青春恋愛作品。 不純と純愛が混在している絶妙な距離感があるメイン3人の関係性が凄く良い。どんどん恋の深みにハマっていく心理描写や、互いの気持ちを知らないからこそくる無邪気な行動で抉られていく感覚。この3人のシチュエーションこそ良くあるものですが、その描き方と変化していく過程の描写が滅茶苦茶上手くて好き。 続きを読む…

    ネタバレあり
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