
あらすじ紹介
東部戦線は、地獄である。迫りくる敵軍。破滅していく友軍。
まともに食えず飲めず眠れず。
それでも戦争は終わらない。
終わりの先延ばしに過ぎない勝利を求め、ターニャは魔導部隊を率いて戦場を疾駆し、吼える。
我ら帝国軍航空魔導師、と。我に抗いうる敵はなし、と。
そして、ゼートゥーアはついに成し遂げる。
世界の敵の面目躍如たるかな、と。
これは黄昏時に輝く魔導師と、世界の敵たるべく暗躍する老人の物語。
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みんなからのレビュー
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なっぱaaua
37連続刊行の14巻。13~14巻が本当に面白かった。3年も待ったからな。ターニャさん天才。ゼートゥーア大将は老獪。独断専行、越権行為が帝国軍を救う。それは綱渡りであり、二人は未来を分かっている。「我ら帝国軍航空魔導師。我に抗いうる敵はなし」東部の空で繰り返す言葉。帝国軍にとっての唯一の希望。連邦の黎明を打ち負かし、薄氷の勝利を掴む。そして「西方」とな。どうこの終戦させるのかが、物語の中心となるのか。ターニャが未来では歴史に埋もれてしまったのかがよく分かる話でもあった。次巻、来年の発売を期待して待つ。 続きを読む…
ネタバレあり
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Urmnaf
10ターニャの独断専行により、帝国軍は少しだけ生き延びる。それにしても、瞬時にターニャの独断専行の意図を理解し追認し、さらなる作戦を魔導大隊に命じるゼートゥーアの何と明晰なことよ。意図が理解されなければ断罪されていたところが、ここまで明晰だと報酬として過酷な追加任務がついてくる。上司もまた程々が良いという教訓。乾いた雑巾を絞るようにして踊った魔導師部隊は、帝国が戦争を終わらせるための道具としてまだまだ踊らされることに。ターニャたちのブラック労働は続く。優秀な人材に仕事は集まるものだけどね。 続きを読む…
ネタバレあり
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ささきち
9連邦による黎明作戦は歴史的には完璧に決まって帝国はここで滅びる…はずだったが、似たような未来を知っていたターニャによって今滅びる未来が書き換えられる。過去戦争を終わらせられる時に止まってしまったが帝国が滅びるかどうかの瀬戸際になったらターニャも無理無茶無謀を押し通す。それを後から知ったゼートゥーアの反応や最後に1人の人間として感謝する姿がなんとも人らしくて良かったよ。だけどこの2人がいたとしてもここからの勝利条件が厳しそうでこれ以上の無茶を希望されながら戦後を夢見てまだ戦うターニャの未来が気になりますね。 続きを読む…
ネタバレあり
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LNGMN
8下巻で、こういう物語世界だったと楽しみ方を思い出すことができた。物語の内容は関係なく、わたし個人の受け取り方の問題なのだが、現実世界が頭をよぎり没入感が以前と違ってしまっているのが悲しい。 続きを読む…
ネタバレあり
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帝
8色んなものを犠牲にしつつ、またしても負けなかった帝国。ようやく戦争の終結に向けて動く様子。じゃがいもにやられたツイーテ・ナイカ・タイヤネン准尉が再登場するとは思いもしなかった。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/09/29
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定価1320円(本体1200円+税)
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ISBN9784047375956