悪魔公女 3
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悪魔公女 3

聖女と見なされているユルを贄に、力ある“神”を召喚しようとする陰謀。しかし、魔力が暴走したユルは本来の姿を現世に顕現させる
春の日びより (著) / 海鵜げそ (イラスト)
シリーズ:悪魔公女(Kラノベブックス)

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あらすじ紹介

──光溢れる世界の夢を見る。
家族。学校。友達。電車。バス。映画。本。
『私』は光の世界で成長し……最後に白い部屋の中で、闇に包まれた。
夢から覚めると、魔界と呼ばれる世界で小さな一体の悪魔になっていた。
「──帰りたい──」
『私』の心に広がるのは、夢で見た光の世界への憧れ。
そしてある日、目の前に現れた『召喚門』に飛び込む。
再び『私』が目を覚ますと、人間の赤ん坊として生まれていた。
そこは神聖王国。「帰りたい」と願った世界とは異なる人間の世界。
悪魔でありながら、赤ん坊の力しかない『私』は恐怖する。
自分が悪魔だということは隠し通さなければ───……。

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みんなからのレビュー

  • Liuche

    【KU】ヒトになっても人の食事では味が無く、そんな悪魔たちの好む味のする食事は悍ましい。魔神であり魔獣でありながらどんどん聖女として認められ、その完璧な造形は畏れを抱かせる。大好物の悪意にさらされ暴走し、そのとてつもない力で暴れまくり、魔力を送られた先では黒い獣も現れ、知ってもなにもできないなら知らずにいた方がマシなのか。 続きを読む…

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  • nishiyan

    七歳を迎え、王都にある魔術学園本校に通うことになったユールシア。前評判故か学園では以前からの友達や従者四人に囲まれて寂しい生活を送っていたところ、両親と因縁があるカペル公爵領に赴くことになって…という本巻。公爵陣営は小物だったが、魔族や新たな転生者、自称勇者パーティーに合流した姉二人との再会などがあるものの、ユルは平常運転(笑)。何といっても従者四人とノエル&リュドリックの頑張りが光る終盤は非常に熱い。事件の顛末から暗い獣がこの世界に呼び寄せられて、物語は魔族を巻き込んだものになるのかしら。次巻が楽しみ。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ユウ@八戸

    悪魔で聖女でお姫様なユールシアのゆるゆる成長物語3巻。学園に入学したけどそれはそれとして宗教や母への嫉妬のアレコレで事件に巻き込ま……自ら絡まりに行ってた気もしますが。魔族や魔王も出てきた物語の裏側と、あくまでのんびりしているユールシアの表側。ヒロインっぽいのがひとり消えたよ?転生者がわりといるのも伏線かな。『彼』も世界に関わり始めたので4巻めちゃくちゃ楽しみですね。そして今回一番楽しかったのが勇者と聖騎士の誕生。ユールシアとの戦いで覚醒して、ユールシアに任命されるとかややこしすぎる。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ささきち

    表紙がどんどん聖女から離れていっている気がしなくもないがとても似合っているので良し!そして口絵でとうとう束縛系旦那が顕現しちゃったようでとうとう世界滅んじゃうか~という気持ちで読み始めちゃったよw今回はというか今回もユルに近寄る哀れな小物達が近寄ってくるのだがとうとう魔族まで出張ってきて大掛かりな死亡フラグをおっ立ててしまったという話。この世に人の悪意ほど楽しいものはないという性癖のユルにとって周りが心配するほどに笑顔になるしそんな相手に口からゲイボルグを発射して殺しにくる姿は間違いなく聖女でしたね! 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 八岐

    ★★★☆ 好物である人の悪意を求めて東奔西走するユル様であるが、その緩さ故に悪の道から戻れる人はみんな善性の方に引き戻してしまいご飯にありつけないユル様ムーヴ。とはいえ後戻りできない奴はちゃんと片付けてるんですよね。悪を持って悪を滅する聖女な悪魔になってます。養殖している姫姉妹も別にそんな悪の道に誘ってる訳じゃなくて放牧ですよね、あれ。身内には優しいし、リックとノエルにも惑わしているというよりあれキッチリ良き道に導いちゃってますし、ユルさま悪い子なんだけれどイイ子だよなあw 続きを読む…

    ネタバレあり
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