あらすじ紹介
破滅予定の悪女に転生したので……
婚約者のラスボスフラグをへし折ります!
弱小貴族ターナー子爵家の令嬢グレイス。
社交界デビューを控えたある日、自分が前世で読んだ小説の悪女に転生していることに気がついた!
作中ではヒロインを虐めて破滅する悪役。だが、それは彼女の夫リアムに仕組まれたものだった。
リアムはある事件をきっかけに国を滅ぼそうと企むようになったラスボスで、彼に心酔したグレイスは利用され道を踏み外してしまったのだ――。
そんな記憶を思い出し、婚約&破滅回避のためにリアムを必死で避け始めるグレイス!
しかし、聖人公爵と慕われるリアムにはその行動が珍しかったようで、目を付けられてしまう。
さらには記憶を思い出した影響か、魔術を使えない特殊な体質になったことを知られ!?
魔術が使えないと迫害される世界。弱小貴族のグレイスは政治的に都合がいいと考えたリアムに脅され、二人は婚約することに……。
このままでは破滅一直線のグレイス。リアムに惑わされず、未来を変えようと動き始めるのだが――?
みんなのデータ
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2評価する
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10読みたい
みんなからのレビュー
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nishiyan
13社交界デビューを控えたある日、前世で読んだ小説の中ボス悪女に転生したことに気づいた貧乏子爵令嬢のグレイス。破滅回避するため、元凶であるラスボスのリアムとの接触をさけるように動くのだが…という転生もの。原作の知識をフル活用してグレイスがリアムを闇落ちさせないように奮闘する様は楽しく、リアムは闇の声と戦いながらも二人の距離が縮まるところも楽しい。人間不信で自暴自棄だった原作のヒロイン・アリアがグレイスに懐くようになるのが微笑ましかった。一種の三角関係が成立しているのも気になるところ。次巻が楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
霖 - rin -
10Kindle…まだまだ不透明な部分はかなりあるものの、ひとまず第一段階クリアといったところ。ラスボス要素は二重人格疑うレベルでしたがそこも追々詰められていくのかな???グレイスとアリアの絡みも今後楽しみ。あと何より作画が美しすぎました…リアムもグレイスと美しすぎる…!!! 続きを読む…
ネタバレあり -
starly
8ヒロインを虐めて破滅するシナリオを防ぐ為に婚約を避けるグレイス。けれどもそれが逆に目を付けられてしまう。婚約者であるリアムが激愛とまではいかないもののグレイスに恋心を抱きつつ紳士に振る舞う彼に好感が持てます。 続きを読む…
ネタバレあり -
bulbul
6転生悪女もラスボスも、とても魅力的で一癖もあり最後まで楽しく読了。段々とテンプレになりそうな悪女未満のグレイスをうまい具合に正ヒロインなやさぐれ少女が補完して飽きがこなかった。お猫様のツンデレにも癒されるし次巻が楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
猫好き
1読んでいた小説の悪女に転生した主人公の話! 悪くはない…けど、所々、?と思うような言葉づかいがあり若干の読みにくさ、違和感あり…。 中々「あたたかい」を「ぬくい」と表現しないのでは…いや、通じるけど! 1とあるので続刊ありですね。続きも読みたいと思います。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/09/25
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784824006110
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
破滅回避のためならば相手が誰であろうと大胆な言動も厭わない!
身を守るため、次に取る作戦は夫のラスボス化フラグを片っ端からへし折ること! だから物語開始前の今、闇堕ちさせた原因の伯父に対処するために色々と手を打つんだ。彼女自身も神術の訓練で自己防衛できるようにしたり、やれることはなんでもやる彼女の行動力は応援したくなっちゃうんだよ!
時には屋敷に乗り込んできた伯父に対して、無知を装って喧嘩を売ることもするんだ! 伯父を煽って、早くボロを出させる作戦らしいんだけど、大胆でぐいぐいいく様子は俺から見てもすごくかっこいいんだよ! リアムからしたら、ちょっと心配みたいだけどね…。
この国で今、”聖人公爵”がいつか闇堕ちするのを知ってるのは彼女だけ。だからこそ、グレイスは使える原作知識を活用して次々に行動を起こし、そしてリアムもまた彼女の聡明さを認めて協力してくれる。お互いのための行動が破滅の回避へとつながっていくところに、わくわくできる物語なんだ!
「騙されてはいけない」そう思えば思うほど意識してしまうのは何故なのでしょう☆
しかし、このような好意を持たれる行動もすべて計算のうち。なんせその本性は後のラスボス、このまま心酔しては破滅的な未来は回避できません。そのこともあり、彼女は彼を最大限に警戒していたのですよ。
ところが、強く意識すれば逆に気になってしまうもの。「君に好きになってもらう」といった言葉の一つ一つに彼女はときめいてしまうのです! あまつさえ、膝枕で心地よく寝る彼や、心配がゆえの壁ドンなんて展開も。ふふっ、これには決心を固めた心も解けてしまいそうですね☆
彼女の心は彼への思いとフラグ回避の間で揺らいでしまうのです! とはいえ、小説では見られなかった彼の一面には、彼女でなくともキュンとくるはずですよ。さらに桜花舞先生の美麗イラストによって、彼女の心臓の高鳴りはより身近に感じられることでしょう!