あらすじ紹介
セラ=シルヴァース。かつてグレンの最大の理解者であった彼女はもう二年も前に命を落としている。その筈だった。
「なんだか、本当に夢みたい。幸せ過ぎて、私、溶けそうだよ」
そんな彼女がいまグレンの目の前で幸せそうに微笑んでいた。
ジャティスとの決戦の最中、グレンが迷い込んでしまったのはセラと共に生きるifの世界。そこでグレンはセラの故郷を訪れ戦いを忘れて穏やかな日々を過ごしていた。一方で、その幸福に含まれた僅かな“違和感”がどうしても拭えなくて――
優しく暖かい世界の中、グレンが下した決断とは?
そしてついにーー禁忌教典をめぐる戦いに決着が訪れる。
みんなからのレビュー
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よっち
34ジャティスとの最終決戦の最中、グレンが迷い込んだのはセラが生き、セラと共に生きているifの世界。彼女の故郷を訪れて優しくも暖かい世界に包まれる第二十三弾。もう二年も前に命を落としたはずの、かつてグレンの最大の理解者だったセラ。彼女と過ごす幸福なはずの世界に違和感を持つグレン。もう出会えないはずの人との再会もあって、そっと背中を押してくれるかけがえのない人がいて、舞い戻ってのジャスティスとの熱い戦いの決着はとてもらしいなと思いましたけど、劇的な幕切れは何とも不穏でしかなくて、ハッピーエンドで終わって欲しい。 続きを読む…
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しぇん
19これは色々グレンラガンを思い出す展開。ほぼ一巻を使ってましたが、グレンの原風景の一つに決着つける為に必要な話だったのかなと思います。ジャテイスとの話も語られ、いよいよ本当の敵も出てきて物語も遂に終わるのだなと。一巻読んだ時にこんな壮大な物語になるとは思ってなかったですが、よくここまでたどり着いたなと感慨深いです 続きを読む…
ネタバレあり -
nishiyan
9ジャスティスとの決戦の最中、セラと共に生きるもう一つの世界に迷い込んでしまったグレン。彼女との穏やかな日々を過ごすのだが、違和感が拭いきれず…という本巻。グレンの夢というよりはセラの望んだ世界であるところが肝なのだなと。本来の世界ではセラはグレンと出会った時点で亡国の姫君だった訳で、彼女のグレンへの想いが打ち明けられたことで元の世界へと帰還する展開は感動的だった。さてジャスティスとの決戦は三人娘の活躍もあって…。まさかここで謎だらけだったグレンの素性が明かされるとは思わなかった。次が最終巻。どうなるか。 続きを読む…
ネタバレあり -
日坂愛衣
8この段階まで来ると、物語がすべて予想通りの調和へと向かっている感じがします。愚者が甘美な夢から目覚め、厳しい現実の中で血を流しながら戦い、最終的には仲間たちと協力して凶悪な大ボスを倒し、その後皆が幸せな生活を送る……なんてことはありません。どうしてこの巻の終わりに新たに巻が追加されることになったのでしょうか。前半部分の夢の世界は白犬党へのご褒美としてはかなり良かったと思いますが、結局は現実に戻らなければなりません。反派としてのjusticeは本当に憎めないキャラクターで、死に様もかっこよかったです。 続きを読む…
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凜音
8読了 誰もが望んだ幸せな夢物語。 ”何か成す者とは、歩み続ける愚者である。成せぬ者とは、歩みを止めた賢者である” 最終巻1歩手前の第23巻。 読後頬カッピカピだし戦慄して震えるしでなんか呆然自失でした。 ネタバレフルはTwitter 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/10/20
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定価814円(本体740円+税)
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ISBN9784040751436
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