あらすじ紹介
大事だからこそ追放する!? 絆と記憶の物語!
異世界転移し、苦難の末Sランクパーティーの一員となった青年カズト。
しかし彼は魔王との決戦直前、聖勇女ロミナの優しさによって追放され、女神から授かった異能の代償として仲間たちの記憶から消え去った――。
それから半年後、カズトはかつての仲間である古龍術師ルッテの窮地を知る。
正体を隠して彼女を助けようとしたことで、聖勇女パーティーとの運命の歯車が再び回りだし……?
これは、絆を信じ仲間を思い続けた男の、絆と記憶の物語。
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みんなからのレビュー
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よっち
32異世界転移し苦難の末Sランクパーティーの一員となりながら、魔王との決戦直前、聖勇女ロミナの優しさにより追放されたカズト。それから半年後、カズトはかつての仲間ルッテの窮地を知る絆と記憶の物語。女神から授かった異能の代償で仲間たちの記憶から消え去り、一介の冒険者となっていたカズト。彼が正体を隠して仲間の窮地を助けようとしたことで、再び回り出す運命の歯車。忘れられ師設定が物語を難解にした感はありましたが、かつての仲間を救うためにパーティーを再結成して、かけがえのない絆を取り戻してゆく展開はなかなか良かったです。 続きを読む…
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芳樹
30異世界転移たカズトが持つ能力はパーティーメンバーの力を底上げするという強力なものだが、追放されると全メンバーから忘れられるという負の面を持つ。そんな設定が存分に活かされた、追放系小説の新機軸とも言える優しいお話でした。かつてのメンバーを危機から救うために立ち上がり、自分を忘れているメンバーと再度力を合わせ、失った絆を取り戻していくという展開は実に感動的でしたね。パーティを去ると忘れられるカズトにとって、冒険の後は常に寂しい思いをしなければなりませんが、そんな寂しさが打ち払われる日は来るのか。続きが楽しみ。 続きを読む…
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まっさん
28★★★★☆ めっっっっっちゃ良かった。 突然異世界へと召喚され、苦難の末にSランクパーティーの一員となったカズト。彼が女神から与えられた能力、それは一度見た他者の技を模倣し、またパーティーメンバーに加護を与える事が出来る…しかしパーティーを解散すると仲間たちは彼の記憶を全て失ってしまうというもの。魔王との決戦の前にパーティーを離脱した彼は、かつての仲間達がある危機に直面している事を聞きつけて…というお話でした。 シンプルにストーリーがめちゃくちゃ好きでした。特に絆を育んだ主人公が自己犠牲の元で仲間達→ 続きを読む…
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わたー
21★★★☆☆HJ文庫公式レビュワープログラムにて。魔王討伐目前にして、仲間たちの善意によってパーティを追放された主人公。彼女たちの帰るべき場所となることを望まれた彼であったが、実はパーティーメンバーから外れると、仲間たちが彼に関する記憶を失ってしまうという女神の加護を受けていた…ことから始まる追放モノの派生作品。まあまあ。たしかに、一見すると優しい追放のように思えるが、この優しさは人を傷つけるタイプの、あまり振りかざしてほしくない優しさだなと思えてしまって物語に上手く乗れなかったかなあと。 続きを読む…
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和尚
15最近は追放ものをそこまで読まなかったんですけど久々に手を取りました。 女神からの異能の代償として、パーティから抜けると仲間から忘れ去られる主人公。 そんな彼が仲間の優しさから追放されるところから物語が始まって。 回想と未来へ向かう物語と、明かされていく強さ。一味変わった感じでサクサク読めて面白かったです! 後、後半の展開も好きでした。 終わり方は、エクストラエピソードのおかげで読後感としても悪くなく、web版も読んでみようかなと思います♪ 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2023/09/29
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定価792円(本体720円+税)
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ISBN9784798633114
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
一緒にいたはずの「誰か」の面影を探し続けて…
けれどカズトには仲間も知らない秘密があったんだ。それは忘れられ師と呼ばれる力。絆を増幅して、仲間の強さを高めるすごい能力なんだよ。でもその代償にパーティを離脱すると、自分だけは覚えていてもロミナ達かつての仲間からは、文字通り忘れ去られてしまうの……ううっ、切ないよ~。
だけどね、今まで一緒に冒険した誰かはたしかにそこにいたの! 決戦のあとも仲間達はカズトを探してクエストを出したり、あの手この手で彼の面影を探し続けるんだよ。仲間達にとってそれだけカズトとの思い出は大切だったんだね!
カズトをからかうのが好きだったルッテや、実力主義で最初は彼を軽く見ていたミコラなんかも再会した時には、彼に他人みたいな態度なの。でもまた一緒に冒険をしていくうちに、前と同じように喧嘩したり笑いあったりするの! 記憶をなくしても変わらない関係性はあるんだって、嬉しくなれるお話だったな!
ちょっぴり切ないけれど、「忘れられたこと」を強みに力を発揮するッス!
もう一つは絆の力。仲間のスキルを制限付きでコピーできる代物で、これは忘れられた後も彼の中に残るものだったッス! この力があれば、カズトはソロで冒険者生活が出来るんスよ。
ところがそんな時彼は、ロミナが呪いに倒れたという事件を聞いてしまうッス。当然放っておけないカズトは、かつての仲間達と再会する事を決意するッスよ!
だけどここが忘れられ師の厄介なところ。カズトの記憶が無いルッテは、自分と戦って力を示す事を彼に求めるッス! いやいや相手はドラゴンの力をも操る古龍術の使い手、最上級冒険者ッスよ? 勝ち目なんて……あるんスよね、これが。
カズトは「仲間の手の内を知っている」という情報アドバンテージと、絆の力を使った仲間達のスキルを持つッスからね! これぞ追放され、忘れられたが故の強み。カズトだからこその戦い方なんスよ! 痺れるッスね~! 格上相手という逆境を跳ね返す燃える展開に、興奮しちゃうッスよ!