あらすじ紹介
「おかえり。仕事疲れたでしょ」
「うん。あ、でもしまむらの顔見たら疲れが吹っ飛んだ……みたいな……」
「ほーう。じゃ、元気なとこ見せて」
「え……。げ、げんきー」
こんな調子で、私たちはずっと続いていくんだろうなあ。たぶんおばあちゃんになっても。ひょっとすると三千七百年くらい経っても。
『安達としまむら』BD/DVD特典小説、イラスト付きで待望の文庫化!
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みんなからのレビュー
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芳樹
23安達としまむら。高校生、大学生、社会人、しまむらの安達との死別、そしてそれから…と、二人の人生そのものが綴られる今回。標題の『99.9』という巻数を初めて見たときには??となりましたが、読み終えてまさに今回の内容にふさわしいと思いました。そして今回、もう一つ語られるのは別世界の二人。あらゆる世界に「安達」と「しまむら」は存在し、二人は必ず「うんめー」的に出会って幸せになる。実に尊い。そんな二人を導くヤシロの存在もまた、心に刺さるものがありました。同時発売の『SS』とも一部リンクしているのが良かったですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
ユウ@八戸
13安達としまむらと、ヤシロ。必ず巡り会うふたりと、見守るひとり。こんなすごい4編が円盤特典でしか読めなかったなんて、出版してくれて本当にありがとうございます。3700年あとのお話もよかったし、しまむら視点で語られる物語が素敵でした。いやまさか人生まるっと描かれるとは思ってなかったよね。たまにSFになる『安達としまむら』らしくてとても好きです。ヤシロに導かれて桜に向かう描写でめっちゃ泣いた。ナンバリング的にも内容的にも最終巻な印象が強いけど、しれっと12巻が出ても嬉しいのでお願いします。『日野と永藤』とかも。 続きを読む…
ネタバレあり -
むらを
12万感胸に迫るとはまさにこのことですね… 久しぶりに涙腺がヤバい… 安達としまむらがどの世界線でも必ず出逢うことになっていて、どれほどの時間を過ぎ去っても2人の存在が不変で永遠であることに深く感動を覚えました…。 続きを読む…
ネタバレあり -
紺色灯油
12「あなたは、あの人に会うために生まれてきましたから」諸事情あってバラバラに色んな人が描くことになってしまった表紙群+計二回の漫画化が、まるでそれぞれ異なる星で同じように出会った二人みたいでいいと思った。 続きを読む…
ネタバレあり -
もるーのれ
11本作品の集大成。高校から同棲生活、そして死別のその時まで、安達ちゃんとしまむらちゃんがずっと幸せそうなのが喜ばしい。本当尊い…。有難うございます。安達ちゃんの言動は相変わらず不器用だけど、それでもちゃんと伝わるのは2人の親密さゆえ。和装の日野ちゃんのお話も良かった。そして時々差し込まれるヤシロの世界はえらい伏線。再び巡り合うのはうんめーですね。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/11/10
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784049153477