あらすじ紹介
「やっぱり僕は君のことが――大嫌いだ」
「気が合って嬉しいわ。私もあなたが大嫌いよ」
地上900mの赤坂タワーが見下ろす経済特区・東京都白銅区の学園で、高校一年生の有栖川譲と赤坂彼方は毎日毎日いがみ合っていた。
だが二人は実はテレパシーでつながる「不正能力者」。権力の不正を裏付ける存在として、正体がバレれば国中から追われてしまう!
しかも能力は時空を超えて!? 最悪の事故から始まる襲撃、誘拐、逃避行。
特区を支配する大企業、暗躍する公安警察、陰謀論――絡み合う思惑から逃げながら、運命共同体の二人は距離を縮めては反発し……心拍数とともに加速するSF×青春×逃避行アクション、開幕!
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よっち
31経済特区・東京都白銅区の学園で、毎日毎日いがみ合っている高校一年生の有栖川譲と赤坂彼方。実はドキドキすると心の声が勝手に送信されてしまうテレパシーで繋がる二人の青春逃避行アクション。権力の不正を裏付ける存在として、正体がバレれば「不正能力者」として糾弾される世界。財閥の跡継ぎ娘と没落した名門の末裔が、特区を支配する大企業、暗躍する公安警察、陰謀論に絡み合う思惑に巻き込まれて二人で逃避行する展開で、いがみ合いながら逃亡生活を過ごす中で育んだ絆で、一緒に運命に立ち向かう覚悟を決めた二人のこれからが楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
なみ
14お互いが大嫌いな主人公とヒロインは、テレパシーで繋がっている不正能力者だった。 テレパシーがただのテレパシーではないと判明するところから、物語の規模がどんどん大きくなり始めて──。 ストーリーにも文体にも疾走感があって、ぐいぐい読み進めることができました。面白かった! 皐月のキャラがすごく好きだったので、後半の展開でテンションが上がりました。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
13展開が右往左往する複雑な時間差テレパシーが特徴的。ちょうどこの感覚は『君の名は』の展開に近いものがある。しかし、かなり勢いに任せ。逃亡劇の途中でいきなり同棲暮らしを長々やったり、母親との確執もあっさりだし、逆に公安連中にはキャラや関係性をコロコロ変えたりと、目まぐるしく展開が変わる。 あと主人公の能力は頻繁に利用されたが、逆にヒロインの3分遅れのテレパシーが展開上最後にしか光らなかったのは、残念。ある意味タイトル通りの疾走感はあるが、詰め込み過ぎ。ただ主人公とヒロインの面倒くさい痴話喧嘩は良かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
椎名
12三分間のズレのあるテレパシーを利用したSF+逃避行もの。作者の前作が良かったため購入。設定、キャラクターのやりとりや関係性なんかは面白かったものの、もっとテンポよく爽快に描ければかなり違ったのかもしれないなという印象を受けてしまった。展開が目まぐるしく変わり、明確な敵や壁というものがどこにあるのかが掴みづらかったのだろうか。要所要所光る部分があっただけに惜しい作品。 続きを読む…
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凜音
11読了 続刊に期待 心拍数上昇。すると僕の声は彼女に届いてしまう。 犬猿の仲の2人。有栖川譲と赤坂彼方。 この2人実はテレパシーで感情が繋がっていました。 しかし、この物語の世界で「能力者」であることというのは権力の象徴を否定する根拠となる為バレる訳には行かない! 事故から始まる、苦難の連続。 大企業の陰謀に、公安。 逃避行で始まるSF×青春×アクション作品。 期待以上でした。個人的には嫌ってる者同士が通じない次第に変化する距離感というのが好きでしたね… フルはTwitter 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/10/25
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784046829825