
あらすじ紹介
失われた世界の記録を修復するため名探偵の助手として働く俺・君塚君彦は、その異変の原因が怪盗・アルセーヌにある可能性に行き着いていた。
また怪盗の正体が世界最悪の犯罪者アベル・A・シェーンベルクであるという仮説のもと、昔アベルを追っていた暗殺者・加瀬風靡を探し出し話を聞くことになるがーー
「覚えておけ、君塚。正義なんて、本物の悪の前ではいくらでも揺らぐということを」
やがて明らかになるのは、あらゆる正義が巨悪に立ち向かった戦いの記録。
世界によって秘匿された《虚空暦録》の正体。
当時そこに辿り着いた俺たちが下した決断はーー。
これは正義を追求した者たちの、理想と意志を問う名もなき英雄譚。
みんなからのレビュー
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なみ
16君塚たちは、大罪人であるアベルの捕縛を目指すことに。 アベルと《怪盗》アルセーヌとの関係は──。 久々に登場したシャルの重い過去や、風靡さんの幼馴染みも物語に絡んできて、読みごたえがありました。 《特異点》《暗号》《意志》がぶつかり合う、迫力満点のバトルシーンがすごくよかった。 キャラクターたちがみんな格好良かったです。特に今回は夏凪が強い! 続きを読む…
ネタバレあり
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凜音
8読了 二桁巻突入。 失われた世界の記憶を取り戻す為に。 今巻も熱い展開有りで楽しめました。 正義を巡る戦い、意志の力、そして… 気になる所も残る幕引きだったので、 早く11巻を読みたいですね…という事で風靡回とシャル回。 ライアン登場で風靡さんが人の娘だった事が判明!何気に風靡さんは人間離れしているというか仕事人間というか兎に角隙の無い人だったのでこういうちょっとした隙が見えるだけでなんだかんだ身近に感じられますね… そしてシャルの過去。 うん、中々しんどかったぞ… 続きを読む…
ネタバレあり
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とってぃー
7《怪盗》との激闘が描かれる本巻。正義のぶつかる熱い戦いと明らかになる風靡さんとシャルの過去に興奮せずにはいられません!戦いを通して成長する渚がカッコよすぎた…。人外人物の過去を知ると人間味が出てきますな…。今回歴代で1番かもしれない熱さで、うみぼうず先生のここぞというところの挿絵が本当にキマッテましたね!それにしても、渚と君彦の名前呼びが始まったシーン尊すぎやしませんか!?たんもし熱が高まってきておりまして、次巻本当にたのしみです! 続きを読む…
ネタバレあり
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みどり
6まだまだ記憶が完全にはならない世界で、過去をおさらいする感じでの第一歩。もうすぐ本物の世界の敵との一騎討ちなのか、あるいは、世界の敵は倒されたらまた調停者から生まれて、君塚は戦い続けるのか?まだ予断は許されない感じ。 続きを読む…
ネタバレあり
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椎名
6犬猿の仲の二人、悪友でもライバルでもない、名前の付けられない間だからこそ、その一瞬だけはどんな関係になってもいい。シャルと君塚、この二人だからこその手の取り方がとても良かった。そして夏凪が君塚を起こす、原点回帰となるやりとりもぐっとくる。ここからいよいよクライマックス?に入るかと思うとこれ以上ない〆であり始まりかた。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/10/25
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784046827661
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