あらすじ紹介
後宮の女官として働きながら占い師をしている易妙。ある日、妃妾たちに占いを披露していると、見目麗しい男から「俺の素性を当てられたら大月餅をやる」と持ちかけられ、第一皇子の命累紳であることを言い当てる。大好きな大月餅を受け取った妙が帰り支度をしていると、先日占った妃妾の縊死した報せが入る。すぐさま現場に駆けつけた妙は自害ではなく殺害されたことを見抜き、持ち前の《推理力》と《心理》で事件を解決に導くのだが、数日後、彼女の活躍の一部始終を見ていた累紳から「俺と組まないか。俺は、あんたが欲しい」と提案されることに。累紳が妙を欲しがる狙いとは……!?
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みんなからのレビュー
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ひぬ
18【読み放題】後宮の女官として働きながら行方不明の姉への手掛かりを探すために裏で占い師をしている妙。ある事件を解決したところ、第一皇子・累紳に目を付けられ皇帝位争奪戦に巻き込まれていき…想定していたより重めな話でした。最初は心理と推理の力で小さめな事件(ただし殺人もあり)を解決していきますが、後半は一転してかなり不穏に。割と好きだった第三皇子がこうも簡単に退場してしまったのには驚きました。姉の件もあるし、ままならないもんよな…綺麗に終わりましたが、それでも最後はちょっぴり切ないと感じました。 続きを読む…
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TAKA
17人の心理を知りたい気持ちで購読。 占いを信じる理由はすごく納得。 最後は人の心をしっかり見ているか否かの違いが決め手だったのかな。 続きを読む…
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ゆ〜た◢◣
9とにかく食べ物にすぐ釣られる易妙が可愛い!累紳が提供する食べ物にすぐ釣られて事件に巻き込まれる(笑) 易妙は食べ物欲しさに後宮で占い師をしていた。そんな時に国を滅ぼす渦の星に生まれた累紳と出会うことにより次期皇帝の座を巡る争いに巻き込まれる。 相手の心理を読み取る観察眼を駆使し相手の嘘を見抜く易妙、事件を次々解決していく。 前半は割と軽い感じだったのですが後半から・・・突然、易妙の姉の行方。そして皇帝暗殺事件の真相。なかなかダークな展開で惹き込まれました!! そして想いを受け継いだ2人のラストは必見!! 続きを読む…
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八岐
6★★★☆ 心理学ベースの謎解きものか。後宮が完全に一個の都市になってて商人も普通に出入りしていて商店や歓楽街があり女官や妃が普通に出歩き、何なら皇子達もうろちょろしている、とこれもう後宮という括りじゃないだろ。これだけ普通に人の営みがあるので閉鎖空間じゃないんですよね。というわけで事件も普通の街で起こるように殺人事件が起こるのを、占い師を副業としてる女官と廃嫡された第一王子がコンビで事件を解決していくミステリー。と思ったら次期皇帝の座をかけた後継者争いで殺意が飛び交っててかなりハードな展開でした。 続きを読む…
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尚侍
6面白かった。推理物というよりも心理観察物とでも言えるような内容で、全体的に軽めの展開でさくさく読めるのが良かったですね。個人的に推理物はあまり得意ではないのでこれくらい軽い方が読みやすいのですが、作品の世界観的にはもう少し凝ったギミックでもよかったように思うので、このあたりは好みの範疇だろうと思います。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2023/08/30
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784047375444
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
優れた観察眼で事件解決! 一件落着かと思いきや…?
でも彼女の占いは神託じゃなくて、行動心理学を元にした方法なんだって。転ぶことを言い当てたのも、お客さんの厚底の靴やぬかるんだ地面、焦ってる様子…それらを同時に観察した結果なんだよ。 一瞬で未来を予測しちゃうなんてすごい よね!
そんな彼女だけど、占った客の死亡事件に巻き込まれるんだ。でも、被害者はこの後の春の宴を楽しみにしてたんだよね。自殺なんて考えにくい……そう判断して、被害者の表情や爪の間、細かく観察して犯人を絞り込むんだよ。さらには容疑者たちの行動を分析し、嘘をついてそうな人を見抜くんだ! その観察眼は、占い師として活動してきた彼女ならではのもの。心理を読み取るために細かい仕草も見逃さない、彼女の指摘が鋭くてかっこいいんだよ!
その事件をきっかけに、易妙は政争へと巻き込まれていくことになるんだ。後宮を飛び出した大舞台で、堂々と推理を披露する彼女の活躍に惹きつけられちゃうはずだよ!
主人公に目を付けたのは第一皇子! 思わせぶりな甘い囁きはどこまで本気なのでしょうか☆
それが第一皇子、命累紳。暗愚な皇子としての噂は、あくまで仮の姿。易妙の占いのカラクリを見抜いて接触してくるあたり、一筋縄ではいかない思慮深さや計算高さがうかがえますねぇ。 どうやら、皇帝の座を狙っているらしい彼は「あんたが欲しい」と彼女をスカウトするのですよ! ふふっ、実に情熱的なセリフです。
そして第一皇子つきの占い師となった彼女を、様々な所に連れ出すのですが…。周囲の女官には目もくれず彼女に視線をやり、知り合いの商人には「彼女を愛している」とまで言い切るのです! 縁談を断る口実等と彼女は思っているようですが、秘密の多い彼、はてさてどこまで本気なのやら?
一方、彼女のほうは対価の食事に夢中なご様子。ふわふわの生地に包まれた海鮮の包子や、高級フルコース……さらにはたこ焼きまで! 彼女が笑顔で頬張る様は、こちらをも笑顔にさせてくれること請け合いです! 聡明かつ、どこか微笑ましい彼らの関係性が少しずつ深まっていくのも魅力の一つなのですよ☆