あらすじ紹介
ジェスと一緒にいたい。離れたくない。
だが、現実逃避し続けることもできない。
王朝と解放軍の亀裂は深まるばかりで、シュラヴィスはノットに決闘を挑んでしまった。
間に立てるのはジェスと俺だけ。なんとしてでも戦いを止めなければ!
奔走するうちに解き明かされていく、これまでの謎と大きな秘密。
真実をかき集めて辿り着いた『解決法』は……あまりに重い決断が必要なものだった。
それでも俺は、ジェスのためなら……。
豚と少女の恋物語に訪れた大きな分岐点。
二人で歩いてきた足跡を辿りながら、俺たちの、最後の旅が始まる。
「豚さん、大好きです」
「ああ……俺も、大好きだ。幸せになれよ、ジェス」
みんなからのレビュー
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雪紫
53本編、最終巻。あらゆるものが目を背けていた。シュラヴィス、本当に色々背負い過ぎなんだよ・・・。な表の決着から豚さんとジェス、ふたりの恋物語の行く末へ。この世界であの出会いだからこそ強い恋に堕ちたふたり。はじまりへ旅を追体験していくとともに、互いの想いを確認し(あの挿絵大量効く)、また葛藤する。ああ、終わってしまう。でも、そこでジェスがラスボスとなってしまうのが納得というか・・・。ここまで付き合っていた身でジェスも、あの豚さんの語る愛が響かない訳ない。穏やかで、とても切ない。涙腺崩壊寸前で言葉足りない。 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
31【BW】王朝と解放軍の諍いに終止符が打たれ、豚さんとジェスの物語にも一区切りが付けられる今回は、『超越臨界』の解決法の実行に向けて、豚さんとジェスがこれまでの旅路を振り返るように切なく進んで行きました。特に最後に豚さんがジェスのことをシュラヴィスに語るシーンは涙無しでは読めませんでしたね。コメディのような標題ですが、本作品は『立場の違う』男女の出会いと別れが切なく描かれた素敵な恋物語だったと思います。だからこそ、ラストシーンから繋がる第9巻で真のハッピーエンドが待っていることを期待せざるを得ないのです。 続きを読む…
ネタバレあり -
オセロ
27シュラビスとノット率いる解放軍の拗れた関係、豚というイレギュラーがジェスと地球に与える影響、そしてノーパソになるジェス。ヴァティスとルタの関係を絡めながらの怒涛の伏線からの王都までの旅を振り返りは懐かしくも切なくて。これでジェスと豚の旅は終わりですが、どうやらもう一冊あるとのこと。最後の挿絵からどんな内容になるのか楽しみで仕方ありませんね! 続きを読む…
ネタバレあり -
碧海いお
18終わりの旅。下着のくだりが多い中、最後が泣かせるじゃないか。豚がいいことを言いすぎる。これで最終巻だと思っていたのですが、あとがきを読んだらあと1冊出るみたいですね。 異世界転生ものとして異質の作品でした。ファンタジーの世界が近年の作品にしては作りこまれていて、新刊が出るたびに楽しく読めました。終わってしまうとは惜しい作品です。 続きを読む…
ネタバレあり -
なみ
18溝の深まる王朝と解放軍。 誰も死ななくていい方法を探す豚とジェスは、これまでの旅路を頼りに真実を追う。 仲間との絆、親の愛情、王としての責任。 色々なものがつながって、時代が変わるシーンがとても素敵でした。 そして、豚とジェスの旅にも終わりはやってきて──。 あの見開きを見た瞬間、まだ内容を読んでもいないのに涙があふれてきました。 色々なものがギュッと詰まった6ページ。とにかく最高でした! 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/10/06
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定価836円(本体760円+税)
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ISBN9784049150803
関連サイト
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公式サイト