
あらすじ紹介
男爵令嬢フィーナは亡き父に代わって領地経営に奮闘していた。
「立て直し公」こと公爵レオナールの施策を参考にし、国を回る彼をこっそり師と仰いでいた。
その彼がついに男爵領を訪れることに!
彼の手腕や人柄に触れ、憧れは恋へと変化していき……。
しかしフィーナは婿を迎えねばならない身。
だから経営の勉強に努めていたのにレオナールはそんな彼女を見て嬉しそうで!?
結ばれないはずの距離を大逆転するピュアラブ!
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ころころ
18一ヶ月前に事故で領主である父親を亡くした男爵令嬢ヒロイン。自身は無事だったが弟は重症、母は弟の側から離れない。生前から父と共に領地経営をしていたヒロインは"立て直し公"公爵レオナールを密かに師と仰いでおり、その彼が男爵領を立て直すため訪れることになり…。初読み作家さん。面白かった!私的に大当たり作品。領地経営に女性が口出しすることが許されない国にあって、密かに積極的に関与してきたヒロイン。今まで遠くから学ぶことしか出来なかった憧れの"立て直し公"レオナールの手法を直接学べる。 続きを読む…
ネタバレあり
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くまくま
4恋愛要素低め 続きを読む…
ネタバレあり
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菊地
3「推し」との接近遭遇みたいなノリの主人公が微笑ましいし、領地経営要素、恋愛要素が上手く噛み合っていてなかなか良かった。 続きを読む…
ネタバレあり
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外城
3主役である明るくめげないヒロインと有能で聡明なヒーローの人間性の素晴らしさが光る作品。チート能力やテンプレ展開は全く無く、2人が互いの人柄に次第に惹かれあっていく穏やかな恋愛を味わえる。難しい立場にいるヒロインは厳しい現実に直面するが、ちょっと抜けた所があるためコミカルな言動で複雑な背景も重くなりすぎずに読める。ヒーローは、いつも気丈に振る舞うヒロインの危うさにいち早く気づき、思慮深い言動で何度も誠実に対応してくれる。何よりも、度重なる逆境にもくじけずに前を向こうと努めるヒロインのひたむきな姿勢が眩しい。 続きを読む…
ネタバレあり
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いきもの
1読みやすかった。心の動きに無理がなく文章もすんなり入ってくる。大きな山谷はなく、悪人もなく、すべて順調に良い方へと向かっていってプロポーズで結という、素直というか素朴というかな話。悪い意味ではなく。感情が盛り上がるシーンの演出の仕方がちょっと好みから外れていて、グッと来そうなところが流れてしまったのは残念だけど、これは私の好みの問題なので合う人はもっと楽しめると思う。悪くなかった。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/09/29
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定価814円(本体740円+税)
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ISBN9784041141908
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
秘密にしておきたいこともあるけれど…「好き」の気持ちに嘘はつけないよね!
でもフィーナは自分が領地経営に携わっていたことを隠すことにするんだよ。知識ある女性が少ない国で、物知りだと知られたらもっとお嫁に行き遅れちゃうかもって不安みたい。だけれど早速、「領地計画書を見たい」と言われたら張りきっちゃうし、経営の進捗を視覚化するアイデアを褒められたときは、発案したことを言いたくなるのをぐっとこらえたりするんだよね。彼女の「領地経営に対する情熱」があふれ出そうな瞬間には、俺もふふって笑っちゃったな!
そして時には領地内の情報共有で陰ながらレオナールをサポートしていくんだ。けど、彼は彼女の手際のよさを不思議に思ってるみたい。……も、もしかして、実力がばれちゃった⁉ 聡明だけど、ちょっと抜けてるフィーナと徐々に彼女の隠し事に迫っていくレオナール。秘密を巡った二人のやり取りがコメディタッチで描かれてて楽しい作品だよ!
ある日突然、憧れのお師匠様が目の前に! 結ばれないはずのふたりのピュアラブコメです☆
だからこそ苦境に立つ自領に次々と手を打つレオナールの手腕に、フィーナは自身の足りなさを痛感させられます。しかし、彼は令嬢の身ながらよくやっていると、その経営手腕を認めるのです。これは嬉しいでしょう! 憧れの領地経営のプロから褒められたわけですから。今までのことが報われて、安心した彼女の心情が伝わってくるのですよ! そこからレオナールは師として彼女に知識を授けるなど、距離がなお近づいていくのです☆
一方のレオナールもフィーナの貪欲さや負けず嫌いさを好ましく思っているご様子。師という立場にあった彼ですが、彼女がおそろいのお守りをつけていたことや、寝顔にも愛らしさを覚えたりと…。おや、これは特別な感情も芽生えているのでは?
しかし、ああ、なんたる悲劇! フィーナは領地を継がねばならず、レオナールもまた公爵を既に継いだ身。それぞれの立場を思わずにはいられません…。それでも、二人が惹かれあう感情に真正面から向き合ったときには、奇跡を願わずにはいられないのです!