楽園殺し 3 FES
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楽園殺し 3 FES

獣人事件から一年。延期開催された周年記念式典の舞台に、偉大都市の歌姫が立つ。その背後に潜む者たちの正体とはーー狂騒の調べの中、能力者達の祭りが幕を開く。
呂暇郁夫 (著) / ろるあ (イラスト)
シリーズ:楽園殺し(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

今宵、誰がために星は輝くーー

獣人事件の収束から1年。
砂塵渦巻くこの街で、ふたたび騒乱が起ころうとしていた。

「この警護任務は大任よ。こんどこそかならず式典を成功させなければならないのだもの」
「また悪い予感か? お前の勘はよく当たる。なにもなければいいがな……」

謎に包まれた連続食人事件の勃発。
延期開催される150周年記念式典。

「かつてこの地をおとずれた、盟主たちの祖〈Dの一団〉」
「彼らがこの地に根を差し、大陸一と呼ばれる大都市に発展させ、象徴として作られたものが、この中央連盟です」
「さあ、みなさまで祝おうではありませんかーーこの偉大都市の、栄えある150周年を!」

熱気に包まれる舞台を見下ろすは、市民、粛清官、円卓の盟主たち。
そして、たったひとりの星の夜。

「みなさん、とっても盛り上がってくれているのね! ぜひ聴いていって。このわたし、ノエル・シュテルンの歌をーー!」

祝宴の終幕を飾るは、この街の”歌姫”のステージ。
その背後に蠢くは、宗教徒たちの黒い影。

「ーー楽園殺し」
「ああそれも、貴女の望みであるならば……」

ーー今宵、偉大都市史上最大の祭り(フェス)が幕を開ける。

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みんなからのレビュー

  • よっち

    獣人事件の収束から1年。延期されていた150周年記念式典が開催されることになった偉大都市で、謎に包まれた連続食人事件が勃発。砂塵渦巻くこの街で、再び騒乱の気配が色濃くなってゆく第三弾。謎多き粛清官ボッチのバートナー・シーリオの知られざる過去。偉大都市の歌姫ノエルと父である中央連盟の盟主の一人クルトとの確執。そして祝宴の終幕を飾る歌姫のステージの背後で蠢く宗教徒たちの黒い影。突如始まった狂宴に様々な思惑が入り乱れるがゆえに後手に回る粛清官たちという構図、待っていた結末には絶望しかなくて続刊が気になります…。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ひぬ

    【読み放題】連続食人事件の勃発もあり、いつも以上に緊迫とした状況下、延期開催された150周年記念式典の警護任務を任されるシルヴィ達。終幕の歌姫のステージで宗教徒の襲撃を受け…前巻を読んでから相当時間が経っていましたが、案外覚えてるものです。シーリオの過去は驚き。シルヴィも後輩の世話を任せられたりとなんか丸くなったと実感します。ライラは割と無鉄砲なタイプのキャラなので粛清官としてはどうよとは思いましたが、後半で挽回。やはり実力が全ての世界ですね。後半は戦闘のオンパレード、そして絶体絶命のピンチで次巻へ。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • のれん

    相変わらず老舗のラーメン屋のようなこってり系サイバーパンクで懐かしい。 前回よりはキャラは多いものの展開は絞っていたので幾分か読みやすい。 歌姫のライブ舞台裏というわかりやすい一本道でうごめくサスペンス。 カルト系宗教団体の本格解説も出てきて、この手の作品で不可欠な狂気の摂取量も十分。 あと、本作はバディものでのあるが、3つほどのバディたちで動かすのがこれまでの作品群をまとめる構図にしている。オムニバスってほどシリーズ通しての物語が出てきそうで出てこないのがネックだが。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • Pustota

    待ちに待った新刊。4巻を待ってからまとめて読むか迷ったけど、我慢できず。ある人の驚きの過去から始まり、お馴染みのメンバーの成長や活躍、賑やかな後輩や魅力的な歌姫の登場、そして飛び切りヤバい敵とまさにお祭りみたいに盛り沢山で最高に楽しい。続きが待ち遠しい。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • どどんぱー

    前巻から間が開いたが、久しぶりの大乱闘の感じが楽しかった。が、最後のおわりかたが最低だ。どうも次作と上下巻という感じで、この巻だけでは完結しないのが超悪。まあ、次読むけどね。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2023/09/19
  • 定価
    957円(本体870円+税)
  • ISBN
    9784094531480

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