あらすじ紹介
迫る脅威に抗うため、「禁忌」を犯せ!
現代日本から男女の貞操観念が真逆の異世界へ転生し、その世界では珍しい男騎士となった辺境領主ファウスト。
隣国ヴィレンドルフとの和平交渉という大役を果たした彼のため、リーゼンロッテ女王はその功績に見合う「嫁」を決定する。
一方ファウストは、ヴィレンドルフで得た「遊牧騎馬民族国家」の情報に、前世の知識で「モンゴル帝国」を知るが故に危機感を抱く。
しかしいくら言葉を尽くそうとも仮想モンゴルの常識外の脅威は誰にも理解されず、ファウストは王国を動かすためにある「禁忌」を犯す覚悟を決め……!?
貞操が逆転した世界で“誉れ”を貫く男騎士の英雄戦記、衝撃の第三幕!!
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みんなからのレビュー
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こも 零細企業営業
18遊牧民族の大侵攻。それから自領を護るには軍権を統一しないといけない。だが領主にとって軍権が自身の権利の後ろ盾となる物で絶対に手放せない物だった。それを遊牧民からの侵攻から自領を護るために手放し統一して対応しないと負ける。負けたら自領は蹂躙され領民と財産を奪われてしまう。その危機を伝えるため男は影バラを切る感覚で女王に上申するが、、周りは理解してくれない。 続きを読む…
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まっさん
15★★★★☆ 隣国ヴィレンドルフとの和平交渉を身売りのような形で纏めたファウスト。辺境の小領主でこの世界では歪な筋骨隆々で剣を手にする男性の彼は、徐々に周りからの信頼を勝ち得る事に。そんな折、東の果てで滅んだ大朝の話からモンゴル帝国の勃興を予知したファウストは、王国を動かす為にとある禁忌に手を染める覚悟を持って…というお話でした。 相変わらずタイトルから受ける印象とは別に本格戦記物の雰囲気が読んでいて楽しい作品。今回は戦とは無縁の話で、どちらかというと内政寄りの回。前世の知識故に唯一仮想モンゴル帝国の危→ 続きを読む…
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のれん
12チンギスハーンの再来に備えよ、という予言めいた嘆願。これは読者側からも狂気としか見て取れない。 この作品はどの程度史実文化とリンクしているのか曖昧だからだ。遊牧騎馬民族の侵略の歴史やケルト神話のキーワードであるゲッシュを知っているかどうかで、展開の読みやすさが割と変わる。 が、少なくとも今回で脅威を示すシーンは少し欲しかったかな。敵さんヤバいシーンはあんまり出なかったし。巻末のIFは笑ったが、今作は読者がどの程度歴史に興味あるかで面白さが半減してしまう。(1/2) 続きを読む…
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史
6修羅になり、脅威を語る。 続きを読む…
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八岐
6★★★★ ファウスト一世一代の大演説。恐るべきは、中華に類する東方帝国を滅ぼした遊牧国家が僅か7年も経たずにこの西方世界に襲い来る、というファウストの激烈な危機感に何の根拠も無い所である。根拠は無いが確信はある。西方世界の人々が知らない遊牧国家の想像を絶する強大さを彼は前世の知識から知っていて、超人の超感覚が彼に訴えかける。世界は滅びる、と。でもその危機感をどれほど訴えても共有は出来ない。絶対的味方である女王や戦友達ですら、国家のあり方すら変えてしまう大転換政策を根拠もない感覚頼りの訴えに従って実行でき 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2023/08/25
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定価814円(本体740円+税)
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ISBN9784824005816